祝日そして「父の日」

2022年5月26日(木)・晴れときどき曇り/最高気温22度

8時起床。

今日は Christi Himmelfahrt という祝日、そして付け足しのように「父の日」である。

朝から穏やかな天候。体調はあまりピリッとしない。午後になって昼寝をしたら少し良くなってきた。

夕方になり4時頃から散歩に出掛ける。杖を使い、Wanderschue を履いて約8000歩。杖を使ってだけれど、ようやく数年前の水準に戻りつつある。

そのあとは「真田太平記」を読み進めながら黄昏ビール。物語はようやく「関ヶ原の戦い」まで進んできた。

夕食はブリギッテが「ピーマンの肉詰め」を作る。

明朝、ブリギッテは早起きしてミアを迎えに行くので早寝。

一日中外気の中で過ごす

2022年5月15日(日)・快晴/最高気温25度

6時半起床。

今日も早い起床。シャワーを浴びたあとキオスクまでゼンメルンを買いに行く。日曜日なので道路はほとんど車が走っていない。

今朝はテラスでの朝食。10時頃までは陽が差さないのでまだちょっと寒い。

本当に素晴らしいお天気だったので今日は一日中テラスに座って過ごした。 Amazon-Audible で購入した “Die Frau im Musée d’Orsay” を聴き続ける。

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しかし半分を過ぎた頃に内容を受け入れ難くていったん中止。このまま聴き続けるかどうかはちょっと疑問だ。

切り替えて「真田太平記」の第六巻を読み進める。

夕方5時過ぎから Weißbier タイム!これぞミュンヘンの夏。

夕食はブリギッテがシャケの切り身と野菜の付け合わせを作る。

Tagesschau では今日選挙があったノルトライン・ヴェストファーレン州 (Nordrhein-Westfalen) の結果を見る。CDU と Grüne が勝利したようだ。

お天気は小雨が降って一段落

2022年5月13日(金)・小雨のち晴れ/最高気温20度

7時起床。

昨夜は午前4時過ぎにミアがわれわれのベッドに移動してきたのでそれからしばらくは眠れなかった。7時過ぎに起床するとブリギッテはすでにボランティア活動に出掛けたあと。

そのあとは彼女が帰宅する11時頃までミアのベビーシッター。

午後13時過ぎに窓枠に取り付ける日除けの寸法をとりに Felser という工務店から係員がやって来る。それが終わったあと目覚めた Mia を連れてブリギッテがカローラ宅へ。

17時頃に彼女が帰宅するまで静かなひとりの時間を楽しむ。

その他の時間は「真田太平記」を読み進める。現在は第六巻。

今週末は特に予定は無いので精神的にゆっくりと出来るかも。

まとまって歩けた

2022年5月6日(金)・曇りときどき小雨/最高気温13度

6時起床。

今朝はミアが昨日から泊まっていたのとボランティアに出掛けるブリギッテに付き合って早起き。彼女が出掛ける前にミアを着替えさせ、朝食のテーブルも整えていたのはありがたかった。

朝食のあと10時にゲオルクがミアを迎えに来るまで,本を読んだり一緒に遊んだりしたが、時間の過ぎるのが遅かった。二歳半の幼児を世話するのは意外に大変である。

1人になってから「真田太平記」の第四巻を読み始める。

ブリギッテは12時前に帰宅。今日も昼食は抜き。

夕方15時半頃からウォーキングに出掛ける。今日は小雨の予報だったのだが、空が少し明るくなった隙を突いて出掛けた。いつもと違うコースをストックを使って7500歩ほど歩く。身体が少し慣れてきたようだ。

夕方18時にゲオルクがミアを連れて来て、すぐに帰っていった。

夕食はひき肉とズッキーニを炒めたものを包んだ Pfankuchen.
そのあとブリギッテがミアを入浴させる。

今日も外出、気持ちが良い

2022年5月5日(木)・曇り一時晴れ/最高気温20度

8時半起床。

今日もゆっくりの起床。予定はなにも無し。

朝食のあとは「真田太平記」の第三巻を読み進める。14時頃から家を出て Tram に乗り Südtirollerstr. で下車し、そこから Kolumbusplatz まで歩く。

途中で見つけたちょっと変わった雰囲気の Café に入りゆっくりとコーヒーを飲み16時過ぎの帰宅。今日も6000歩以上歩けたので気分が良い。身体が少しずつ軽く感じるようになっている。

18時近くにブリギッテがミアを連れて帰宅。Kita のあと Kinderturnen に参加してきたそうだ。

夕食はブリギッテが下ごしらえしていった野菜スープにウィンナー・ソーセージを入れて食べる。ほとんどミアのための食事だ。

ミアも疲れたのか20時頃におとなしく寝付いた。

4月の雪

2022年4月2日(土)・雪/最高気温1度

昨夜は3時過ぎに Mia がわれわれのベッドに来て眠ったらしいがわたしは朝まで気がつかなかった。

昨日から終日サラサラした雪が降り続いた。春の雪なのでそれほどではなかったけれど雪だるまを作って遊ぶほどには積もった。

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昼食のあと Mia を昼寝させるのと同時にわたしも昼寝。

午後は先日ダウンロード購入しておいた小説「女のいない男たち」(村上春樹)を読み始める。村上春樹の作品を読むのは久しぶり。

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Mia のための早い夕食を終わって、彼女とカローラを送り出した後 Sportschau を楽しむ。孫が来ているとかなりわたしの日常ペースが崩れるけれど仕方がない。

今日から夏時間が始まる

2022年3月27日(日)・快晴19度

8時半起床。

今日から夏時間が始まる。まだ現役で働いている頃はこの日が嫌いだった。いつもより1時間早く起床しなくてはならなかったから。

朝食のあとブリギッテは下の部屋で書き物をしたり、時折庭仕事をしたりしている。わたしは数日前から聴き始めた Amazon-Audible の推理小説「硝子の塔の殺人」(知念実希人) を聴き続ける。

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昨夜これを寝床の中で聴いていたのだが、これは失敗だった。聴き入ってしまって今朝は寝不足気味。スマートフォンを登場させたり、ところどころに現代風の味はあるが、久しぶりに読む古典的な「密室もの」 である。

午後4時過ぎにブリギッテと森への散歩に出掛ける。今日もシャツ1枚でちょうど良い陽気だった。

夕食は魚料理(Drade-鯛)。 19時過ぎからボランティアの電話。

花粉症が始まった?

2022年3月15日(火)・曇り一時雨/最高気温13度

7時半起床。

ここしばらく続いた好天気も一時中止で、朝から曇り空が拡がった。午後3時頃から小雨となる。

午後は外が薄赤く染まった感じの気持ちの悪い雰囲気になった。どうやらサハラ砂漠から飛んできた砂が原因らしい。

ブリギッテは12時頃 Marienplatz に出掛けて,そのあと Mia を保育園に迎えに行くことになっていた。

カローラが買いたいと思っていた中古車を見に行くので留守をブリギッテに頼んだようだ。これまで使っていたTOYOTA・プリウスの Katalysator が切り取られて盗まれたので、それを安く売却した。

どうやら次の車もTOYOTAで、YARIS である。プリウスよりも小さい。

19時頃にブリギッテが帰宅。それからイベリコ豚を焼いて夕食。今日は一日中家の中に閉じこもって文庫本を読んでいたのだが、眼が痒くて何度かアレルギー用の目薬を差した。花粉症が徐々に始まったようだ。

読んだのは日本食品店「美門」に置いてあったのを貰ってきた文庫本・「恋かたみー狸穴あいあい坂」(諸田玲子 著)。最後まで一気に読み終えた。

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ギリシャ・レストランを試す

2022年3月14日(月)・晴れ/最高気温15度

8時起床。

良いお天気が続く。ゆっくりの起床とゆったりとした朝食。そのあとは昨日から読み始めた文庫本「秘密」(池波正太郎著)を読み進める。

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いつもながらの池波正太郎調で承知はしていても面白い。いかにも劇作家の筆になるものだというのを実感する。

12時半頃にブリギッテと散歩に出掛ける。今日はここ数日の散歩の中でもっとも疲れを感じないものだった。嬉しい。帰宅してから街中へ出掛ける。

ミュンヘン日本人会・会報に載っていたギリシャ料理店 Apostel’s Restaurant の昼の定食を試してみたかった。レストランに入ったのが15時近くで客はわたし1人。味のほうは悪くはないが特別良いというのでもない。もう一度くらい試してみても良いかな。

陽気に誘われてそこから Lehel へ。よく行く Café でコーヒを飲んでから帰宅した。

夕方から Carola と Mia が来訪。カローラは明日必要だと云うことでわが家の車を借りに来たのだ。 Mia に夕食を食べさせて彼女たちは帰っていった。

今日は好天気の中を歩けて気持ちが良かった。明日はどうやらこのお天気も崩れるらしい。

風もなく温かな日曜日

2022年3月13日(日)・快晴/最高気温15度

8時起床。

外気温が15度まで上がり、風もなく,素晴らしい日曜日となった。

ゆっくりと朝食をとったあと各部屋にロボット掃除機を掛ける。床のザラザラした感じが無くなってスッキリ。

昼食には久しぶりに「親子どんぶり」を作る。しっかりとダシを取ったのでおいしく出来た。そのあと1時間の昼寝。

午後3時過ぎにブリギッテに起こされて森への散歩に出掛ける。50分ほど歩いて帰宅。散歩のあとはまだ疲れる。まだ歩行にスムーズさが取り戻せていない。焦らずにゆっくりやろう。

夕方から「黄昏ビール」。肴は「ラー油きゅうり」。これは手の平で潰したキュウーリをポン酢とラー油,胡椒で和えるだけ。超簡単だけれどビールにも合う。

夕食はブリギッテが〔ジャガイモスープ〕を作った。

19時過ぎにボランティア電話を掛ける。

20時からの Tagesschau を観たあと、先日、日本食品店で貰ってきた文庫本「秘密」(池波正太郎著)を読み始める。

Amazon-Audible を試している

2022年3月6日(日)・晴れ一時曇り/最高気温4度

8時半起床。

遅い起床。昨夜はベッドに入ったのが午前1時近かったから仕方がない。それほど悪くはない睡眠だった。

朝食のあと、FaceTime でユリア一家の様子を見る。3人の子供達はコロナなどどこ吹く風とばかりに元気に遊んでいるが、ユリアが一番ダメージが深い様子。味覚も失ったままで,コロナの症状は連続的にではなく、間欠的に襲ってくるらしい。

13時過ぎに散歩に出掛ける。50分ほどゆっくりと歩いて帰宅。そのあと1時間の昼寝。

午後に Amazon-Audible で「赤と青とエスキース」(青山美智子著」を聴き終える。速度は x1.8 。この速度なら耳も脳もついていける。爽やかな、後味の良い本だった。

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まだ慣れないせいか、本を目で読むよりは時間が掛かるような感じで戸惑いがあるが、何冊か読んでみればこちらの方が好きになるかもしれない。無料お試し期間中にできるだけ多くの本を聴いてみよう。

夕食のあとは19時から定例のボランティア電話。今日は45分といつもより短い時間で終わった。

「黒牢城」を読んだ

2022年3月1日(火)

今年の直木賞を受賞した「黒牢城」(米澤 穂信 著)を読んだ。

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この作家はこれまでもかなり実績のある人のようだ。戦国時代のミステリー、そして登場人物が黒田官兵衛、荒木村重という設定なので読んでみたいと思った。

構成に意外さもあり、謎解きミステリーとしての面白さもあったが、登場人物の心情の推移が一番興味深かった。

決して明るいテーマではないので最後まで読めるかなと思ったのだが、重厚さを感じさせる筆力に引きずられて読了。この作家の他の本を読もうかどうかはまだ検討中。

街中を楽しむ

2022年2月21日(月)・曇り/最高気温10度

7時半起床。

時に晴れたり雪が降ってきたりしたが全体としては曇り空。洗髪をしてスッキリしたあとゆっくりの朝食。

昼食は久しぶりに Sichuan Küche で中華料理を食べる。その前に広場にあるアジア食品店を覗いてみるが Rosenheimerstr. のアジアのお店よりは全体的に高めの値付け。

そのあとバイエルン放送交響楽団の定期会員事務所を訪れてボーナスCD を2枚受け取ってくる。今日はほとんど交通機関を使ったせいかそれほど疲れなかった。

帰宅してコーヒーを飲んでから「黒牢城」の第三章から読み始める。

夕食は先日ブリギッテが作って冷蔵庫の中に入れておいた残りのボルシチを食べる。

お天気は良くなかったけれど久しぶりの街中を体験できて精神的なストレスが取れた気がする。

今日は身体を休ませる

2022年2月20日(日)・曇りときどき晴れ/最高気温11度

7時半起床。

朝起きたときから今日は身体を休ませる日にしようと考えていた。昨日は少し頑張りすぎてバテてしまったから。

10時半からZOOM会議「眠りでひらく健康のとびら」に参加する。ほぼ90人ほどの参加者。昨夜は普通に眠れたはずなのだが、聴いているあいだじゅう眠気と戦っていた。講演の内容がそれほど目新しいものではなかったせいもある。

そのあと1時間の昼寝。

午後はいつの間にかアクセスできなくなっていたクレジットカード・アプリのパスワードの再設定に時間を取られた。それが終わってから電子書籍 「黒牢城」 を読み進める。第二章を読み終わった。

18時半頃からボランティア電話で知り合った人と一時間ほど電話でおしゃべり。

夕食のあとはまた電子書籍を読み進める。

長い散歩はまだバテる

2020年2月19日(土)・晴れ/最高気温8度

7時起床。

ゆっくりと朝食をとったあとはなにも予定はない。

新しい電子書籍 「黒牢城」(米澤穂信)を読み始める。ついこの間直木賞を受賞した作品。

最近は評判になったり賞を取ったりした作品を読んでいる。受賞した作品は、一応の水準をクリアしているだろうという期待があるから。まだ第一章を読み終えただけだが、面白い。

お天気が良いので散歩に出掛けることにする。約50分ほど歩いて帰宅。かなりバテた。まだまだ体調は戻っていないと感じる。

昼食を取ってから1時間の昼寝。グッスリと眠って15時頃に眼が覚める。

庭にクロッカスの花が顔を出し始めている。なんだか年々増えているような。黙っていてもそうなるのかも。春近し。

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夕食はブリギッテが久しぶりの「タイ風カレー」を作ってくれた。わたしはどうしても日本のカレーの方が好きなのだが、彼女は日本のカレーを食べると胸焼けが起きるというので、ここしばらく作っていない。

17時頃から鱈のレバー (Dorschleber) の缶詰を肴に「黄昏ビール」を始めたのだがこれはちょっと胃にドカッときた。夕食後に Schnapps を飲んで消化に努める。

「ミカエルの鼓動」 柚月 裕子 著

2022年2月18日(金)

「ミカエルの鼓動」(柚月 裕子 著) を読了した。

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この作家の本はこれまでにもけっこうな数を読んでいて期待を裏切られたことがない。今回もそれは変わらなかった。

心臓外科手術における治療ロボット・ミカエル を中心においてそれに携わる心臓外科医の心情と葛藤、そして病院経営者の思惑が絡まって物語が展開していく。

いつもながらの緻密な取材を感じさせる重厚な物語の展開に読んでいて満足感がある。これぞプロフェッショナル。

余談だがこの本のなかに出てくるミュンヘンの

「ミュンヘン ハートメディカルセンターといえば、世界的にも知られている心臓手術の専門病院だ」

というのは多分 Deutschen Herzzentrum München – DHMがモデルだと思う。

私の妻 ブリギッテは1996年に心筋梗塞で倒れたあと、定期的にここを訪れて検査して貰っている。

その他にもミュンヘンに関する記述があるので引用しておく。黒沢というジャーナリストが主人公の西條医師にこう言っている。

なにより感動したのはビールだよ、白ビール。先生、飲んだことあるかい。俺はこのためだけに、またミュンヘンに来るよ。味が澄んでいて軽いが、酵母がしっかり生きているんだ。

これは毎晩のように「黄昏ビール」と呼んで晩酌を楽しんでいるわたしが好きな Weißbier のことである。日本から来た友人、知人は気に入ってくれる。わたしの印象では女性に好まれる味らしい。軽いからかもしれない。

「母の待つ里」を読んだ

2022年2月14日(月)

数日前に新刊「母の待つ里」(浅田次郎 著)を読了。
久しぶりに読む浅田次郎の本である。この著者の作品はこれまでも数多く読んでいると思うのだが、期待を裏切られたことはないという記憶がある。今回も楽しみにして電子書籍をダウンロードした。

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東京に生まれ育った,いわゆる「田舎・故郷」を持たない3人の男女が高額の料金(一泊50万円)を払って体験する仮想空間を扱った物語。

最初は、なんだかなぁと思いながら読んでいたが、途中から浅田次郎氏の筆力によって物語の中に入り込んでいった。

しかし、全編を読み終わったあともどこかしっくりとせず、心の片隅に妙な空白を感じる。これはわたし自身が「故郷」を持った人間だからだろう。

昨年あたりから寝床の中でよく自分の幼少の頃の記憶を辿っている。その記憶の中の風景は自分でも驚くほど鮮明で、ふる里を持っている幸せを感じる。

この本は東京で生まれ東京で成人した人たちが読むとまた違った納得性を持った感慨が湧いてくるのだと思う。作者の経歴を読むと、浅田次郎氏その人も東京人ということで彼にとってはかなり密着性の高い物語なのだろう。

老眼鏡を作ることにする

2022年2月7日(月)・曇り/最高気温3度

8時起床

朝食のあとブリギッテは外出。医者と銀行の用事があるという。わたしは老眼鏡を作ろうと思っていたのでお天気はあまり良くなかったけれど出掛けることにする。

しばらく前から右眼と左目の像の結び方がかなり違うので,本を読んだり iPad のディスプレーを見たりすると疲れるようになっている。

眼鏡店 Fielmann を出たあと日本食料品店の「美門」に立ち寄り細々としたものを買い、帰宅。4000歩ほどしか歩かなかったけれどちょっと疲れた。帰宅してすぐに昼寝。

午後は 「美門」 の店頭にあった日本に関する小冊子を拾い読みしたり、電子書籍「母の待つ里」(浅田次郎著)を読み始める。

ブリギッテは街中でカローラとミアに会うためにまた出掛けて行った。

17時過ぎからアンチョビを肴に Weißbier タイム。夕食はやっと残り物の 「水炊き」 を完食。その後も電子書籍を読み続ける。

ミュンヘンで眼鏡を作ると必ず最後に 「出来上がるまで10日ぐらい掛かります」 と言われる。東京の Zoff や Jins などでは検眼のあと1〜2時間ほど買い物をしてくる間に出来上がっているのだが。この差は何なのだろうと考えてしまう。

「にぎやかな天地」(宮本 輝)を読んだ

2022年2月6日(日)・晴れ/最高気温7度

8時起床。

昨夜、客が帰っていったのは23時半過ぎであと片付けをサッとしてからベッドに入ったのが0時半を過ぎていた。疲れていたのでよく眠れるかと思いきや5時頃に目が覚めてしまいそれから朝までウツラウツラとしていた。おかげで午前中はボンヤリとした頭のまま過ごす。

朝食の時に昨夜の残り物の Sekt を飲むが気分的にちょっと華やいだだけで頭は相変わらずスッキリしないまま。

今日はわたしもブリギッテも何の予定もないし、日曜日でもあるのでお互いに好きなことをして過ごす。

わたしは12時を過ぎた頃に40分ほどの散歩に出掛けた。かなり風の強いお天気だったので上から落ちてくる枯れ枝には気をつけながら歩く。帰宅してすぐにベッドに横になり1時間ほどの昼寝。

目が覚めてからは読みかけの小説・「にぎやかな天地」(宮本 輝)を読み進める。

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昼食を抜いたので17時過ぎにブリギッテがお腹が空いたと言う。夕食にはまだ時間があるが昨夜の「水炊き」を温めなおして食べる。お客の接待に気を使わなくて良いぶん昨日よりはおいしく感じる。

18時過ぎに小説・「にぎやかな天地」(宮本 輝)を読了。後味の良い作品だった。

19時少し前から日曜日の恒例電話を50分ほど。

「ミス・サンシャイン」(吉田修一 著)

2022年1月25日(火)

ある週刊誌の書評で目についた「ミス・サンシャイン」(吉田修一 著) をAmazonからダウンロードして読んでみた。

コロナ禍という事もあるが、年齢のせいもあって余りシリアスな小説には食指が動かなくなっている。書評を読んでみるとそういう内容ではなさそうなので読んでみたくなった。Amazonのレビュー欄に書かれているものも概ね好意的である。

読んでみると想像通りの内容でフワフワとした春の木漏れ日のような心地良さで最後まで一気に読み終わった。

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その中でちょっと気を引かれた一節を記しておく。

「恋心というのは嫌われたくないと思う気持ちであると。そして愛するというのは嫌われてもいいと思う気持ちじゃないだろうかと。」

良い本だった。

孫たちの個性の違い

2022年1月24日(月)・晴れ/最高気温4度

7時45分起床。

わたしが目を覚ましたときにはもうヨナスがブリギッテのベッドに入って本を読んで貰っている。ヨハナもミアもヨナスも孫たちは起き抜けに本を読んで貰うのが大好きのようだ。

ゆっくりと朝食をとったあと、ブリギッテはヨナスを連れて動物園へ。今日も車での送り迎えはわたしだ。2人が動物園に行っている間の時間はわたしも1人になれるので嬉しい。

13時半頃にブリギッテから迎えに来て欲しいと電話がある。ヨナスは動物園の中でお昼ご飯を食べたらしく、帰宅してコトンと眠ってしまった。

ブリギッテも疲れていたらしく昼寝。わたしもそれに付き合って昼寝。結局3人で昼寝をしてしまった。夕方4時過ぎに目を覚ます。

遅いお茶の時間だったが用意してあったケーキを食べる。そのあとも本を読んであげたり、レゴで遊んだり。

19時過ぎに夕食。そのあと入浴させてから寝かせつける。今日もアッサリと寝入ってくれて凄く楽ちん。女の子と男の子という違いはあるにしても孫もひとりひとりの個性があるのだと感心する。

今日は1人の時間に電子書籍「ミス・サンシャイン」(吉田 修一) を読んでいる。レビューの評が良かったので読んでみる気になった。

探花―隠蔽捜査9― (今野敏)を読了

2022年1月22日(土)・雪/最高気温1度

7時半起床。

昨夜ブリギッテが帰宅したのはなんと午前1時半を回っていた。😅

わたしの体調は今日も相変わらず。午前中にブリギッテが Apotheke に出掛けてわたしの咳について相談してきた。薬局員によるとわたしが喘息の時に使っているスプレーを使うようにという提案だった。

外はしきりに雪が降り続いていて止むことがなかった。庭に積もった雪の量はかなりのもの。

そんな日中は電子書籍 探花―隠蔽捜査9― | 今野敏 | を読み始める。

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このシリーズは第一巻からずっと読み続けていて,これは最新刊。相変わらずの面白さで夕食前には読了してしまった。

まだ咳と鼻水が止まらない。 Tagesschau を観たあとベッドに潜り込む。

「聖女の救済」(東野圭吾) を読んだ

2021年12月27日(月)

12月17日に友人夫妻を簡単な夕食に招いたときにいただいた文庫本「聖女の救済」(東野圭吾) を読み終わった。この作家の本はこれまでにも何冊か読んでいて、嫌いな小説家ではない。

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数冊あるガリレオ・シリーズの一冊である。

湯川教授(=ガリレオ)という物理学者が犯罪の謎解きをする。彼の学生時代からの友人が刑事の 草薙、その同僚が女性刑事の 内海 薰 。この2人の刑事が集めてきた情報を元にガリレオ=湯川教授 が事件を解明していく。この手法はシャーロック・ホームズ+ワトソンと同様の設定だ。

冒頭から犯人は読者に知らされている。エンターテイメント小説だからその中にはもちろん「恋」も織り込まれている。この辺が多くの読者を引きつけている要因で、あざといけれど作家の筆力で先へ先へと読ませていく。

まあ、現実の世の中では起こりえない事件で、私はもっぱら謎解きの方に興味をそそられて読み続けた。最後に推理が袋小路に入ったときにどうするのかなと思ったら過去の事件を持ち出してきた。これによって一挙に謎解きは完了するのだが、ちょっと狡いなぁと感じた。

そして学生時代に難しい幾何の問題が解けなくて唸っていたときに、一本の補助線を引くことによってあっけなく解決したときのことを連想した。

それでも読後感は悪くなく、ガリレオ・シリーズをもっと読みたいと思った。しかしAmazonでKindle版を探しても見つからない。どうやらこれは東野圭吾氏が自分の作品を電子書籍化することを許可していないらしい。だが、最近は彼の膨大な作品群から数冊は電子書籍化されているので、その中からなにか選んで読んでみようかなと思っている。

「ザ・ロイヤルファミリー」を読んだ

2021年12月22日(水)

先日読んだ
笑うマトリョーシカ (文春e-book) | 早見 和真
がけっこう面白かったので同じ作家の本を捜してみた。そして選んだのが
ザ・ロイヤルファミリー | 早見和真 というもの。

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簡単に言うと競馬の馬主を真ん中に置いて,サラブレッドを絡ませた物語。

わたしは競馬の馬券を買ったこともないのでどうかなと思ったのだが、競馬に出場するサラブレッドの描写は楽しめた。読み終わってみると余り心には残らない。文章にちょっとちぐはぐさを感じたからか。この作家の他の本を読むかどうかは疑問だ。

白菜を消費しなくては

2021年12月8日(水)・曇り/最高気温2度

7時起床。

昨夜は久しぶりに23時過ぎの就寝。数日前から読んでいた小説「笑うマトリョーシカ」(早見 和真)が面白くて最後まで読んでしまったから。

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ちょっと変わった推理小説のような内容だった。

今日は医院通いも無かったので一日中家の中で過ごす。新しくダウンロードしてあった本を読み始めるが興味が持てなくて閉じてしまう。

夕方から不自由な足を引きずって久しぶりに料理を試みる。毎週配達される白菜を消化したいので。

白菜の葉と葉の間にベーコンを挟み込み、適当な高さに切り揃えて出し汁と一緒にグツグツと煮るだけ。

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ちなみにスープは薄口醤油、みりん、酒。最後に塩で味を調えてごま油を回し入れる。これはなかなかの出来だった。

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誰が作ってもおいしく出来ると思う。小さめの白菜だったが一個をまるまる消費できて満足。😃

ひたすら体調回復に努める週末

2021年10月23日(土)・晴れのち曇り/最高気温12度

7時起床。

ブリギッテは8時に Fabian の運転で Oberstdorf に向かって出発。本来はわたしも同行させるつもりだったらしいが、わたしの風邪の症状がまだ快復していないのでわたし抜きで出掛けた。アンナも一緒の車で行くはずだったが急に医者の予約が入ったので彼女は列車であとから行くそうだ。

わたしはブリギッテが出発してから、窓から差し込んでくる明るい光の中をゆっくりと過ごす。数日ぶりで身体からしつこい悪寒が消えたような気がして嬉しくなる。

昼食はソーメンを茹でてダシを入れて作った温かい汁の中に入れて食べる。トッピングは卵とネギの小口切り、そして天かす。

午後に1時間ほど昼寝をする。横になるとまだ咳がこみ上げてくるがほんの少しだけ少なくなっているようだ。

一昨日ふとしたことで見つけた電子書籍・「もしも徳川家康が総理大臣になったら」 眞邊 明人 というのを読み続ける。奇想天外の内容だが体調が優れない今,気晴らしに読むのにはちょうど良い。😀

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18時から Sportschau でサッカーのダイジェスト版を観る。そのまま Tagesschau まで観てから夕食。

ブリギッテが昨夜の食事会から貰ってきた「トルコ風挽肉炒め」と「トルコ風ご飯」を電子レンジで温めて食べる。かなり日本の料理に似ている。

時折まだ咳が出る

2021年9月5日(日)・快晴/最高気温23度

7時半起床。

睡眠の質もだいぶ元に戻ってきて、咳のために目が覚めるという事も無かった。やはりよく眠れるというのは大事。

朝食のあと10時半からの Zoom による「チームオレンジ」の説明会に参加。たっぷり1時間余りの説明は充実していた。最近考えていたのは、わたし自身が介護を受けてもおかしくない年齢になってきているのに、他人様のお役に立てるのかどうかという疑問だった。

しかし今日の説明会で、チームオレンジの役割というのは一方的な助けではなくお互いに助け合うという形であることが確認できてちょっとだけ肩の荷が下りた感じ。わたしで出来ることはお手伝いしますが、わたしが逆の立場になったときにはお願いしますね、という気持ちでいよう。

午後2時頃から一時間ほど気持ちの良い昼寝ができた。これもちょっと嬉しい。目が覚めるとアンナが来ていた。

アンナとブリギッテが会話をしているあいだ、わたしは小説「等伯」(上巻)を読了。続いて下巻を読み始める。途中で何度か咳が出て、その時には苦しい。まだ完治とは言えないのかもしれない。

Tagesschau のあとは ZDF のハッピーエンドが約束されているドラマを観る。たまにはいいものである。

お客が帰っていった

2021年8月22日(日)・曇りときどき雨/最高気温23度

6時半起床。

昨夜からの泊まり客が気になり今日も早起きとなった。7時過ぎにKioskまでゼンメルンを買いに往復する。

彼女たちは北ドイツに向かって走るので、遅くとも9時にはここを出発したかったようだ。慌ただしく朝食を終わり、送り出した後はちょっと疲れをおぼえた。

11時半頃から急に眠くなり1時間の昼寝。ブリギッテも少し昼寝をしたらしい。

昼食は昨日の Butterkuchen の残りを食べる。今回はちょっと味がおかしかった。ブリギッテは違うレシピを使ったらしい。

午後は泊まり客の使ったベッドを片づけたり、明日から出る旅の準備をしたりしているうちに過ぎていく。

夕方からまた雨が降り出して、空気が涼しくなった。

20時からの Tagesschau を観たあと新しくダウンロードした小説「等伯」(安部龍太郎著)を読み始める。

過ごしやすい静かな1日だった

2021年7月28日(水)・曇りときどき小雨/最高気温20度

8時半起床。

2度寝をして遅い目覚め。当然ながらブランチといっても良い時間に朝食。

今日はブリギッテがほとんどしたの部屋で書き物をしているので、わたしは食卓でメールを書いたり、 You Tube でオリンピックの様子を見たりして過ごす。

それと、先日から再読した【家康】(安部龍太郎著) をひたすら読み続ける。

午後に外の空気を吸うために,ブリギッテと一緒にKioskまで徒歩で往復。

夕食を食べたあと、 Tagesschau を観、そのあと Apple TV+でまた何回目かの【その時、地球が変わった】をブリギッテと共に観る。

数年前に読んだ本をもう一度

2021年7月20日(火)・晴れ/最高気温24度

7時半起床。

よく晴れて乾燥した空気の清々しい1日。

昨日から読み始めた「家康」(安部龍太郎)を一日中読み続けた。この本は2017年に購入したもので再読である。

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この作者の経歴が国立久留米工業高等専門学校機械工学科卒業とあったので興味を持った。理系である。彼は1955年生まれというので私よりも7歳年下。ここにも20歳の時に大きく人生の舵を切った人がいたというのが嬉しい。

わたしは徳川家康に関する小説は山岡荘八のものから始まって異なる作家のものを数冊読んでいる。従って歴史上の内容などは熟知しているのだが、徳川家康という人物の生涯は何度読んでも面白い。

昨日からずっと読み続けて「自立編」を読み終わり今日は「不惑編」に入った。

お昼頃からブリギッテは美容院に行った。お天気も良いのでわたしも45分ほど外を歩いてくる。帰宅しての昼食は「蕎麦」。

昼寝をしたあとも続けて「「不惑編」を読み続ける。

ブリギッテは夜、友人と一緒に Kammerspiel に行った。彼女が追っている Emma を扱ったお芝居らしい。

雨の日には本を読むのが良い

2021年6月6日(日)・小雨/最高気温17度

8時起床。

久しぶりの雨。ちょっと嬉しかったけれど天気予報では今週はずっと雨が続くらしく、明日からはきっといまいましく思うだろう。

午前中から読みかけの電子書籍 「鴎外の恋 舞姫エリスの真実」(六草いちか著)を読み続けていたら、かなり眼が疲れた。

午後に一時間ほど昼寝。そのあとも読み続けるが今日はまだ読み終わりそうにない。この著者のこだわりと探究心そして行動力には脱帽しかない。

5時過ぎに雨が止んだのでブリギッテと散歩に出掛ける。彼女も今日は朝から下の部屋で書き物をしていたので外気を吸いたくなったのだろう。

夕食はわたしがスペイン風オムレツを作る。

20時からの Tagesschau は今日行われた Sachsen-Anhalt 州の選挙を伝えていた。結果は CDU が票を伸ばして36%の支持率を獲得し、台頭するのではと懸念していた AfD は22%と下降した。

そのニュースを観たあとNetflixの「ザ・クラウン」の2シーズン・エピソード3を観始める。

夜になってまた雨が降り出したようである。

カイルベルトの墓参り

2021年4月16日(金)・晴れときどき曇り/最高気温8度

7時半起床。

眠りが浅かったという記憶があり、起床してから AutoSleep アプリを見たら「睡眠の評価:74%」と出た。普通だと85〜95%に収まっている。こんな数字を見たら午前中から眠くて仕方がない。(笑)

ブリギッテは寒気の中をまた自転車で買い物へ。後輪の両脇に大きな袋を提げてあって、今日もそれにいっぱいの食料品を買ってきた。こんなに寒いときに自転車で行かなくても良いのに、と言うと「車で行くと不要のものまで買ってしまうから」という返事。なるほど。

私はそれから読みかけの電子書籍「小説 秒速5センチメートル」 (角川文庫)を読み進めて読了。

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この表題のアニメの監督でもある 新海誠 氏による小説。ツルッとした引っかかりの無い文体で素直に読み進むことができ、後味も悪くない。

もしかすると、と思いYouTubeで検索してみたらアニメも観ることが出来る。しかし、最初の数分を観ただけで画面を閉じてしまった。本を読んで作られた私の脳内の描写と隔離がありすぎる。

12時過ぎから1時間の昼寝。

目が覚めると外は明るい光が溢れている。 Grünwald にある墓地に行ってみる気になった。ここはこじんまりとした、手入れの行き届いた静かな墓地。

ここには Bayerische Staatsoper でサヴァリッシュ氏の前任者である指揮者のヨーゼフ・カイルベルト(Josepf Keilberth) のお墓があり、これまでもときどきお参りに行っていた。

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写真を撮っていたら40歳ぐらいの金髪の女性がほほ笑みながら近づいてきて、「私のおじいさんのお墓です」と紹介してくれた。なんたる偶然!

夜はダウンロードしておいた Netflix の映画「時の面影」を観る。良い映画だった。

今日も籠もる

2021年4月8日(木)・曇りのち晴れ/最高気温6度

7時半起床。

今日も一日中家の中に閉じこもる。午前中は曇り空でときおり小雪もちらつくお天気だったから、家の中にいるのも苦にならなかった。しかし午後から太陽が出て来るとなんだか気持ちが落ち着かない。ちょっとだけでも外の空気が吸いたくなる。

気分を紛らわせようと、モップ付きの掃除機ロボットを走らせる。ちゃんとやろうと思うと食卓の椅子をテーブルにあげたり、床に置いてあるこまごましたものを片づけなくてはならないから、けっこう良い運動になった。終わってみれば気分もスッキリとしたし、身体も動かせたので「一石二鳥」である。

そのあと一時間ほどベッドに横になり最新のポッドキャストを聴いているうちに20分ほど眠ったようだった。

午後は読みかけの電子書籍 「春、戻る」(瀬尾まいこ)を読み続けて夕方に読了。

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この本はブクログのサイトで「春に読む本」というおすすめでダウンロードしたものだが、共感は得られず。

夕食を Tagesschau を観ながら食べ、そのあと Auguste Viktoria – Die letzte Kaiserin (ARTE) というドキュメントフィルムを観て、今日ものんびりと終わる。明日からは少しお天気も春らしくなるようだ。

「白い航跡」(吉村 昭)を読んだ

このところ軟らかい本ばかり読んでいたが、久しぶりにまとまった、しっかりした資料に基づいた本格的な本を読んだ気持ち。電子書籍リーダー、Kindl Oasis を使った。

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もうずいぶん前にこの本は読んだことがある。しかし上巻を読み始めたときには、初めて読む本のような気がした。

脚気病の治療と戦い、実証的に結果を出したけれど、ドイツ医学一辺倒の日本の医学界、陸軍に認めさせることができなかった。激しくも哀しい主人公の生涯はきっちりと書かれていて感動した。

それにしても明治初期に欧米へ渡った留学生達の猛烈な勉強振りには本当に感心させられる。

「春や春」を一気読み

2021年3月21日(日)・曇り一時雪/最高気温2度

6時半起床。

今朝は6時10分過ぎに目が覚めた。夜中にトイレに行くこともなく朝まで通して眠れたので、頭はスッキリとしている。二度寝しようかとも思ったがそのまま起床。

せっかく早く起きたのだからと洗髪をして、キオスクまでゼンメルンとクロワッサンを買いに行く。ちょうど日本年金機構に「生存証明書」を郵送する件もあったので用事を済ませることが出来て良かった。

朝食のあとは昨夜から読み始めた「春や春」という本を読み進める。もちろんAmazonから購入した電子書籍。

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これは「ブクログ通信」というメーリングリストの中で「読むだけで春の息吹を感じられるような温かみのある春小説を選びました。」という誘い文句に乗っかったのである。昨今はコロナ禍を中心とした沈んだニュースが多いし外はまだ冬のように寒いから、明るく軽やかなものを読みたかった。

なんでも「俳句甲子園」というイベントがあるらしい。それへ出場する女子高校生達の青春ものである。話の組み立て方、登場人物の描き方などに少々破天荒なところもあるけれど、グイグイと引っ張っていってくれる点がある。

読んでみると音楽と俳句という分野の違いはあれ、コンクールを扱ったものなので恩田 陸の「蜜蜂と遠雷」を連想させる。

読み出すと止まらずに夕方5時頃には一気に読了してしまった。

夕食はちょっと春らしく「グリーンアスパラ・スパゲッティ」をブリギッテが料理した。上に乗っているのはパルメザンチーズ。今日は「春づくし」。

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久しぶりに辛い麻婆豆腐

2021年3月12日(金)・晴れときどき曇り/最高気温10度

8時15分起床。

一日中、ゆったりと過ごした。「ゆったり」と言えば聞こえが良いけれど、要するに何もしなかったと云うこと。😅

昨日あたりから腰の調子が元に戻ったようで、それが気分を明るくしている。やはり「健全なる精神は健全なる肉体に宿る」である。

朝食が遅かったから、昼を過ぎてもお腹が全く空かない。しかし、中途半端な時間に空腹を迎えるのも嫌なので外の空気を吸いがてら Klapfen を買いに家を出る。

午後になって「居酒屋ぼったくり」の最終巻(12巻)を読了。10巻頃からは惰性で書かれているような感じはあったけれど、楽しめたので良しとする。ときどき「オッ」とするような料理のレシピもあったので、また読みなおしてみようかという気になる。

友人からお借りしている本もあるので、次はそれに取りかかるつもり。

17時半頃からの「たそがれビール」のあと、今日は麻婆豆腐を作る。先日、アジアショップで購入した出来合いの調味料を試してみる。

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四川料理と云うことで一応予想はしていたのだが、この辛さは想定外だった。しかし、味は良いのでこの辛さに慣れれば癖になるかもしれない。

Tagesschau のあとに続く1時間45分のテレビドラマを観る。”Meine Mutter und plötzlich auch mein Vater”。台本はあまり感心しないものだったが、Uwe Ochsenknecht がとても良い味を出していた。

読書・料理・散歩

2021年3月9日(火)・晴れときどき曇り/最高気温6度

7時45分起床。

今日は晴れたり曇ったりの穏やかなお天気。気温は低い。

一日中、ボンヤリとして過ごした。昼食には簡単に麵つゆを使った「焼きうどん」を作る。

午後、ブリギッテは身分証明書の更新のために Einwohnermeldeamt へ出掛ける。わたしは相変わらず「居酒屋ぼったくり」を読み進める。午後には第10巻を読み終わった。このシリーズは12巻まであるのでもう少しでお終いになる。

15時過ぎにブリギッテが帰宅したのを待って、わたしは1人で森の中を散歩する。自分のペースで、膝の調子を見ながら50分ほど歩くことができた。やはり散歩は1人が良い。

夕方近くになって、台所に白身の魚が解凍中なのを見つけた。ブリギッテが料理するつもりで冷凍庫から出しておいたものらしい。

ずいぶん前に友人から「みぞれ煮のつゆ」というのをいただいていた。これまで使う機会がなかったので、これを試してみる。一緒に煮る野菜はニンジン、マッシュルーム、ネギにした。

食べてみるとおいしいけれどなにかが足りない。ポン酢を入れてみると少し味わいが出て来た。出来合いの商品はやはり何かひと手間掛けた方がおいしくなる。

最後(10回目)の OSTEOPATHIE 治療

2021年3月3日(水)・曇り/最高気温13度

7時半起床。

今日の天気予報は外れ。快晴という予報だったのだが、一日中どんよりとした空が拡がっていた。

10時半から10回目の OSTEOPATHIE 治療。今日が最後である。最初の数回は、この治療は無駄ではないかと思ったこともあったけれど、長い目で見れば効果はあったようだ。

12時半頃に帰宅。

昨日の気持ちの良い街歩きをもう一度と、14時頃に出掛けてみたが残念な結果となった。それにしても天気予報が外れるというのはここしばらく経験したことがない。

16時過ぎに帰宅してしばらくベッドに横になる。眠りはしなかったけれど疲れが取れた。17時半頃から Weißbier を飲み始める。今日のおつまみはサラミソーセージではなく「柿ピー」。

夕食は昨日の「鶏肉のハンガリー風いため煮」で残ったソースを温めて白いご飯に掛ける。ホワイトシチューと同じだ。

ここ数日には珍しく、19時過ぎには夕食も終わって、夜はゆったりと読書。

快晴だけど空気は冷たかった

2021年02/28・快晴/最高気温8度

8時半起床。

遅い起床。必然的に朝食は10時半頃から。年金生活者だから余り曜日の感覚はないのだが、日曜日はやはりゆったりしてしまう。

外は素晴らしいお天気。しかし気温は低く、8度止まり。ここ数日掃除機を掛けていなかったから、今日はわりと徹底して掃除した。カーペーットなども外に出してパンパンと叩いてホコリを出す。(日曜日にこんな音を立てるのはドイツでは本来いけないことになっている)

12時過ぎにブリギッテを誘って散歩に出る。45分ほど歩いて帰宅。帰り道にキオスクに立ち寄り菓子パンを買ってきたので、それを昼食代わりに食べてお茶にする。

そのあとは「ジャパン・フィルム・フェスト」の今日のプログラム「コーヒーが冷めないうちに」という映画を観る。タイムスリップもので楽しめた。

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若い出演者を見ていて、日本人の顔が変わりつつあると感じる。皆、眼が大きい。そういう俳優さん達を集めたのだろうか。

例によってたそがれ時から Weißbier を飲み始める。夕食は先日ブリギッテが Viktualienmarkt のジビエ専門店で買ってきたイノシシの肉でシュニッツェルを作る。

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付け合わせはこれも自家製のシュペッツエル、そして生野菜サラダ。肉は全く獣臭くない。クセが無くとてもおいしかった。

読書と映画

2021年2月27日(土)・曇り一時晴れ/最高気温7度

7時45分起床。

天気予報のとおりに昨日から一転して9度低い最高気温。肌寒い。

午前中にアレルギー症の塗り薬を買おうと、まずは家庭医のところに電話してみる。9時半を過ぎているのに、留守電話になっている。ブリギッテに指摘されて、今日が土曜日であると気がついた。大丈夫かな、自分。😅

外はどんよりとした曇り空で、こんな日は本を読むのに最適。相変わらず「居酒屋ぼったくり」を読み進め、5巻に突入。

昼食には「麻婆春雨」を作る。とはいっても数年前に日本から買ってきたもので全て出来合いである。最後に醤油とウースターソースで味を調えるとちょっとおいしい一品になった。10時頃に仕込んでおいた浅漬け(キュウリ、大根、ニンジン)を添えるが、これはちょっと微妙だ。合わないかもしれない。

そのあと久しぶりに森の中を散歩。35分ぐらい歩いて来たが、余りお天気が良くないせいか土曜日なのに、行き交う人も少ない。

夕方からはまた「居酒屋ぼったくり」を読み進めて第5巻を読了。そのあとJapanese Film Festival で配信されている映画・「鍵泥棒のメソッド」というのを観た。堺雅人と香川照之、そして広末涼子立ちの演技が楽しめる。

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今日は Ostfriedhof へ。

2021年2月26日(金)・快晴/最高気温16度

8時起床。

今日も素晴らしいお天気。朝食のあと kiosk に大きな小包を出しに行くブリギッテを手伝って一緒に行く。

そのあとはゆったりと電子書籍を読む。昨日までロバート・ベイリー著の法廷小説・第三作目 ラスト・トライアル (小学館文庫)を読んでいたのだが、それを読了。

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ラスト・トライアルという題名から、このシリーズの最後かと思って読んでいたのだが、このあとに4作目が出るらしい。楽しみである。

そこで、今日からまた「居酒屋ぼったくり」に戻って読み続ける。今日は第四巻。この本は以前に読んで面白かった「みおつくし料理帖」と同じように、料理に関する記述、そして日本酒に関する記述が面白い。それ以外は昔なつかしいテレビ・ドラマのような居心地の良さがある。

午後3時に旧仕事仲間の Y さんと落ち合うことを今朝電話で決めた。お借りしていた本を返却するのと、しばらくお会いしていないので近況伺いである。

現在のコロナ禍の中で安心してゆっくりとお話しできるのは墓地。今日も、彼女のご主人のお墓参りを兼ねて Ostfriedhof を散策しながらのおしゃべりだった。

それも1時間足らずで済んで午後4時にはもう帰宅した。まだ暖かい太陽の光が注ぐテラスに座って Weißbier を飲み始める。晩酌には早い時間だけれど、まあ、良いだろう。

夕食はわたしがスパゲッティを料理する。ちょっとタマネギの量が多すぎて今日は失敗作。

今日も家の中に籠もりきり

2021年2月1日(月)・曇り/最高気温7度

8時起床。

朝食のあとブリギッテは買い物に出掛けて行った。わたしは昨日からの小説「蜃気楼」を読み進める。

午後2時半頃に読了。

日本ではコロナによる影響のせいで、経済状態が軒並みマイナス成長になっている中、街の本屋さんの業績が例年よりも上昇しているという。さもありなんと思うけれど、久しぶりに聞く明るいニュースである。

個人的なことを言うと、読みたいと思う気持ちは以前とは全く変わらないけれど、眼の方が追いつかないという悲しい現実がある。とにかく、眼が疲れる。

「蜃気楼」を読了したあと40分ほど昼寝をした。

夕食はブリギッテが作る魚料理。

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白身の魚は 「ナマズ」(Wels) である。癖のない淡泊な味。白ワインが良く合う。塩茹でのジャガイモはわたしが作った。

そこで「ナマズはいち早く地震を感知する魚だよ」という豆知識を披露。ドイツは地震のない国だから余り有難みはないみたいだった。(笑)

1日が短かった

2021年1月31日(日)・曇り/最高気温1度

8時半起床。

遅い起床だったうえにゆっくりと洗髪をしたから朝食は10時を過ぎていた。昼食は抜くことになるだろうと、ブリギッテがオムレツを作ってしっかり、ゆっくりと食べた。

そのオムレツとは卵4個、チーズとハムを挟み、生クリームも入れて焼いたもの。フライパンで焼いたものを半分ずつ食べたら、お腹が一杯になった。

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午後からも外は曇り空で気温も上がらない。膝もちょっと重い感じがするので今日は散歩もしなかった。

午後は昨日に続いて再び内田康夫著の浅見光彦シリーズを読み始める。今日は「蜃気楼」。今回の舞台は富山県の魚津、京都府の舞鶴、福知山など。

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本を読み進めながら傍らにグーグルマップを拡げて、いちいちその地名の場所を確認していった。これは意外に面白い。当然のことに読み進めるスピードは遅くなるので、今日は三分の1ぐらいまでしか読めなかった。

昼食抜きだったので夕方4時半頃にはお腹が空いてくる。いつもより早い時間にまず、冷や奴を作り、そのあと柿ピーをつまみに Weißbier を飲み始めた。つまみの統一は全く取れていない。😅

ブリギッテもお腹が空いたのか、夕飯は18時半頃にはもう終わっていた。

ノスタルジーに浸った日

2021年1月30日(土)・晴れのち小雨/最高気温9度

7時15分起床。

今日は文字通り「まったり」の一日だった。

朝食のあと、ここ数日と同じくブリギッテは下の部屋で調べ物をしたりしている。わたしはしばらく振りに内田康夫著の浅見光彦シリーズを読むことにする。

その前に起き抜けに聴いていたポッドキャストの中で「Cognitive Computing」という語彙に昔のある記憶が呼び覚まされた。忘れないうちに書き留めておこうと思い、これに30分ほど時間を取られた。そのあとは今日はなにも予定はないのでじっくりと本を読むことが出来る。

本棚から選んだのは「歌枕殺人事件」。これは東北を舞台にした一冊でその中にはわたしの故郷である「いわき市・勿来の関」が出てくるから。遙か昔に読んで、いつかまた再読したいと思って記憶に残っていた一冊だった。

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この本を以前読んだのは多分10年以上前ぐらいになるだろう。内容はほとんど忘れていたのでまるで初めて読むような気分。とても新鮮だった。 「歌枕」の意味もあらためて再認識させられる。

10時頃から15時頃まで外は太陽が照ってまぶしいほど。窓際に座ってゆったりと好きな本を読める幸せ。

Spotify から昨日届いたメールがわたしの好みの音楽というのを提供してくれていた。それをバックに流しながら読み進める。おすすめの最初はこれ。

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ここで奏でられるピアノ曲は本当に懐かしい曲がいっぱい。目と耳と両方からノスタルジーの海に浸る。

15時頃に少し空が曇ってきたので、ブリギッテに誘われて近くを30分ほど歩いてくる。今日は暖かいせいか散歩をする人たちが多かった。

夕方4時半頃に「歌枕殺人事件」を読了。

17時半頃から Weißbier 。(^_^)

「点と線」を再び

2021年1月22日(金)・晴れ/最高気温12度

7時半起床。

今日は外出しないということに決めていた。昨日の散歩で少し膝が痛んだから。これからは少しずつ慣らしていこうと思っている。

午後3時近くに頼んでおいた電気工事人が来てくれた。余り期待はしていなかったけれど、いちおう不具合の様子を見て貰おうと頼んだのだが、どうやら電子調理器そのものの不具合で彼にはどうしようもないみたいだった。

取説に書いてある通り、一旦ブレーカーを落として30秒後に再びブレーカーを戻してから使うと一応使えるのでコロナが収まるまではこの方法で凌ごうかとブリギッテと相談する。大型量販店の SATURN などが営業を再開したら出向いて新しく購入したい。

膝の件だけれど、今日気がついたことはベッドに横になるとスーッと膝の感覚が楽になり、机に向かって座ってちょっと時間が経つと膝に違和感を感じる。どうやら同じ姿勢を保っているのはいけないみたい。こちらもなんとか凌ぎながら直していくつもりだ。

今日の午前中になって「点と線」(松本清張)を読了した。これは多分わたしが15か16歳の頃に読んだ本で、これで推理小説の奥深さと楽しさを知った。あれから半世紀以上もたった今、キンドルの電子書籍で読み返してみたがやはり面白く緻密なトリックの構成に満足。

この本で松本清張を知り、続けて彼の著作を何冊も読んだことが昨日のようだ。今でも推理小説は大好きである。

素晴らしい青空

2021年1月15日(金)・晴れ/最高気温0度

7時半起床。

日中は青空の拡がる明るい日となった。ふと日本の成人式を思い出した。何故か成人式の日はいつも晴れていたような記憶が残っている。そして、わたしは成人式というのを体験していない。

どうしてそうなったのかはもう半世紀以上も前の出来事なので記憶も定かではないし、どうでも良いことではある。(笑)

今日も朝食のあとブリギッテは下の部屋で書き物に忙しくしている。わたしは読みかけの電子書籍を読み続けた。外は素晴らしいお天気。

12時過ぎに書き物に飽きたブリギッテに誘われるようにして散歩に出掛ける。森の中の雪道は滑るのではないかと危惧していたが大丈夫だった。帰宅して Klapfen でお茶にする。

午後もまた午前中の繰り返しで、わが家は孫二人にかき回されていた数日前のことが嘘のような静けさ。

日の入りも17時半頃まで延びていてどことなく心が軽くなる。電子書籍は18時頃に読了。

夕食はブリギッテが簡単な魚料理を作る。 Tagesschau のあとの番組が面白そうだったので、今日はそのままテレビを見続けた。