今日もビアガルテン

2018年7月31日(火)・快晴/最高気温32度

7時半起床。

昨日に増して暑い! 涼しいうちにと庭の草花にタップリと水をやる。この暑さだと夕方にも水やりをしたくなるが、それは夜になって畑の草花を食い荒らすナメクジに協力するようなものだとブリギッテが園芸店で聞いてきた。

ナメクジは夜になって這いだしてくるのだ。夕方に散水しなくなってからは気のせいかナメクジの量が少なくなった。

ブリギッテは10時から近所に住む昔の同僚 Frau J. と朝食を約束していたのでお茶を飲んだだけで出ていった。わたしはそのあと引き続いて芝生に散水を続ける。

数日前から読み返していた小説「錦繍」(宮本輝 著) を午後になって読み終わった。これを読んだのは確か三回目だと思う。この前に読んだのは10年以上も前だったから細部はほとんど憶えていなかった。手紙の交換で進んでいく内容はやはり秀逸だったし、あと味の良い終わり方で読後感も気持ちの良いもの。

13時に帰宅したブリギッテと昼食。今日もトマトとアボカドにドレッシングを掛け、粉チーズを上から振って食べた。今日のように暑い日にはこのようなものがおいしいと感じる。ちょっと酢の効いたドレッシングのせいか。そのあと1時間の昼寝。

夕方は18時からブリギッテの親戚と約束していたのでビアガルテンへ。先日のお葬式のあと会食した Schwaiger というレストランに付属する小さなビアガルテンである。

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今夜はスペアリブを食べた。骨に付いた肉はそれほど多くなかったけれどソースがおいしかった。
IMG 860922時近くまでいて帰宅。例によって最後の方は女性2人の会話を聞いているだけで退屈で仕方がなかった。(-_-;)

暑い中、今日も街歩き

2018年7月30日(月)・快晴/最高気温31度

7時半起床。

朝食のあとブリギッテは義母宅へ。まだ整理しきれずに残っていた椅子の処理についてなにか考えがあるようだった。

わたしはその間洗濯物のアイロン掛け。今日は量が少なかったから30分ほどで終了。そのあと街へ出掛ける。外の暑さは日陰を縫って歩けばなんとかなるけれど、 Tram の中はちょっと辛い。ミュンヘンの路面電車は冷房設備などついていないのだ。

街中で友人と会い1時間ほど歓談してから帰宅。昼食代わりにとブリギッテが焼いた Apfelstrudel をコーヒーでいただく。そのあと1時間の昼寝。

午後も暑かったけれど短パンにランニングシャツという格好で暑気をやり過ごす。鏡に映った自分の姿を見ると、こういうくだけた軽快な格好は若いときだけだなと思う。わたしのような年寄りは凄くみすぼらしく見える。反省(-_-;)

夕方になって涼しくなってきた頃、サラミソーセージと Weißbier 。そのあと野菜(パプリカ、ズッキーニ、茄子、)をオーブンで焼いてチーズを溶かし夕飯とする。暑い夏にはこういうものもおいしいと思う。

日本から友人夫婦が来訪

2018年7月29日(日)・晴れ/最高気温29度

7時半起床。

午前中は気持ちの良い空気でテラスでの朝食も快適。わたしはお昼から日本から来た友人夫婦との会食を予定していたのでゼンメルを1個食べるだけに留める。

12時半に Hofbräukeller のビアガルテンで友人夫妻と会い、まずはビールで乾杯。そのあとそれぞれに料理を取って午後3時頃まで楽しくお話しをする。

彼達は今夜のオペラ「シチリア島の夕べの祈り」(18時開演)に行くというので余り遅くならないうちにビアガルテンを引き上げ彼達の泊まっているホテルまで送っていった。

午後から長女のアンナが来訪。彼女の税金申告書作りをブリギッテと一緒にやるため。2人で18時頃までかかって終わったらしい。アンナの場合はそれほど面倒ではないようだった。

夕食はアンナも加わり3人で。ブリギッテが作ったという日本風ジャガイモサラダと焼きソーセージ。わたしはまったくお腹が空いていなかったけれどお付き合いで少し食べる。

明日は今日よりも暑く30度越えになるという予報。夏も盛り。

夏の朝に

今年も朝顔が咲いてくれた。よく晴れてヒンヤリとした空気の中で見る朝顔の花は心を和ませてくれる。

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テラスには今年もひまわりの花が咲いた。これが思いの外スクスクと伸びてしまい、気がついたら日除け(Markise)が全開できなくなってしまった。

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そこで加賀の千代女の句「朝顔につるべ取られてもらい水」からパロディの一句。

ひまわりに行くて阻まれ半開き

ヒドイ!

小学生以下の天文知識

皆既月食を見た翌朝、食卓での会話。

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わたし:「昨夜の皆既月食ははきれいだったね」

ブリギッテ:「わたし、外側だけが明るい輪になったきれいな月蝕を見たことがある」

わたし:「エッ、それって皆既日食のことじゃないの?」

ブリギッテ:「でもとっても暖かい夜だったから絶対に夜よ、きっと地球と月との間に太陽が入ったのね」

わたし:「なに〜!?だったらもの凄く明るいはずじゃないの?絶対にそれは夜じゃないよ」

ブリギッテ:「でも、凄く暖かかったんですぅ!」

わたし:「よく考えてよ、地球と月との間には絶対に太陽は存在しないんだから。それに太陽がそんな近くだったら太陽の熱で地球は存在していないよ。」

一瞬考えたあと自分でも記憶違いに気がついたのかギャハハハと涙を出して笑っていた。

彼女の天空に関する知識なんて、こんなものです。(汗)

数年前から気になっていること

ドイツで、ミュンヘンの周辺でカトリックの(もしかしたらプロテスタントも)司祭に外国人が多くなってきている。それもインド人と黒人の司祭の増加が目につく。この分野も後継者不足で外国人導入が進んでいるのだろうか。

わたしが妻になんだか違和感があるんだけれど、と言うと彼女から返ってきた皮肉交じりの答えは「数百年前はヨーロッパ人がキリスト教を未開の地に拡げていった。今、ヨーロッパが宗教的には後進国となったということじゃないの」

わたしの心の中の小さな部分がそれに頷いている。

頑固に休養日を貫く

2018年7月28日(土)・晴れのち曇り/最高気温29度

8時起床。

5時半頃に眼が覚めた。トイレに行ったあとそのまま起きてしまうか二度寝するか迷ったけれど結局ベッドに戻り起床したのは8時頃。

朝食のあとブリギッテが Grünwald の Bauernmarkt に行くから一緒に来てくれという。余り気の進まないままに同行。そこに着いてみるとそこは炎天下の木陰も無い場所で、しばらくするとフラフラしてきた。

ブリギッテは楽しそうに買い物をしているのだけれど、こちらはだんだん辛くなってくる。ときおり「このチーズおいしそうだけれど買おうか?」とか聞いてくるのだけれど、わたしは勝手にしてくれ、という態度が出てしまう。だんだん険悪な状態になったまま帰宅。(汗)

帰宅してわたしはベッドに直行。1時間ほど眠ったようでそのあとはスッキリ。ブリギッテはその間、昨日貰ってきたリンゴを使って Apfelstrudel を焼いていた。

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昼食は今朝 Bauernmarkt で購入したトマトのサラダ。わが家の家庭菜園の大葉を刻んで添える。3月末にイタリアのモデム近郊で購入したりんご酢を使ったドレッシングがおいしかった。

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その後わたしはまた眠気が差してきて再びベッドへ。今回もよく眠れて体力が回復しているのが自覚できる。

午後は彼女が焼いた Apfelstrudel をコーヒーと一緒にいただく。これもおいしかった。

夕方近くなって彼女は映画を観に行きたいという。わたしはそれまで2度の昼寝で自分がかなり疲れていることを自覚していたので今日はこのままゆっくりしたいと思った。

今回はわたしの我が儘を通して彼女ひとりで行って貰うことにする。しかしわたしの心の中にはちょっとした罪悪感があるのも事実。

われわれ夫婦も長いこと付き合ってきて、若くはないのだから単独で行動することが多くなってもいいと思うのだが、彼女はいまだに夫婦単位の行動を是としている。時にそれは苦痛でもある。これって日本人とドイツ人の差もあるのだろうか。

皆既月食を見た

2018年7月27日(金)・快晴/最高気温29度

7時半起床。

暑い日が続いている。しかし自分のブログで過去を振り返ってみるとやはりこの時期は暑いのだった。例年通りということか。

今日は12時半に長年の友人であるMさんと昼食を約束していたので朝食は抜いた。夜もブリギッテの親類宅へ招待されているので今日は2食で良いと思う。

ブリギッテは Mammographie の検査があるので出掛けて行った。そのあとお墓参りをしてきたらしい。この暑いのにとちょっと心配になる。

彼女と入れ違いにわたしは家を出て Maistr.31 にあるというベトナム料理店へ。ここはMさんが1度行ったことのある店らしい。Mさんとはユリアの結婚式で会っているのだが、その時お話し足りなかったので再び今日会っておしゃべりすることにしていた。

Goetheplatz からそこまで5分くらい歩いたのだが、陽差しの強さは強烈。そこで昼の定食を食べながら2時間ほど話が弾む。

帰宅して15時頃から1時間の昼寝。

17時半頃に家を出て Starnberger see の畔に住むブリギッテの親類宅へ。彼はユリアの代父(Patenonkel)で彼も先日のユリアの結婚式に招いていた。その返礼の意味もあるのかもしれない。

今夜は皆既月食が見れるということなので楽しみにして家を出る。現在は21時半頃から本格的に暗くなるので、それまでに夕食を済ませる。Starnberger see で捕れたマスをベーコンで巻いてバーベキューしたものと付け合わせはズッキーニ、茄子、赤と黃のピーマンを薄切りにしてオーブンで焼き、オリーブ油に浸したもの。とてもおいしく食べたあと暗くなるのを待って近くの広場まで歩く。

そこで見た月はもう少し大きく見えるかと思ったが、確かに赤かった。そしてその左下に黄色に輝く星は火星ということだった。火星もずいぶん明るかった。写真は PowerShot G7 X Mark Ⅱ で写したものだが、火星の方にピントが合ってしまった。残念。

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それらを堪能したあと23時に辞去して帰宅。

よく身体を動かした1日

2018年7月26日(木)・晴れ/最高気温29度

7時起床。

いつもよりちょっと早めの起床。今日も終わってみれば暑い1日だった。ただ昨日よりは過ごしやすく感じたのは身体が慣れてきたのかもしれない。

朝食のあとブリギッテは旧職場の同僚と約束していて街中へ出掛けて行った。わたしは途中まで Tram で一緒に乗り銀行へ。年金事務所への「生存証明書」にサインして貰うため。これで死後の第三者による年金詐取という事態がなくなるのだろう。

まだ気温は上がりきっていない10時過ぎだったので、涼しいうちにと庭の芝刈りをする。ちっとも伸びていないのでまだ良いじゃないかと思うのだが、ブリギッテの眼には伸びていると写るのだろう。^^;

それが終わってからアイロン掛け。2週間以上もやっていなかったから文字通り山のような洗濯物がカゴに入っている。それをひとつひとつ片づけていった。全部は今日は無理なので出来るところまで。

12時頃に家を出て街中へ。ほとんど日陰の中にいたので体力の消耗も全く無し。充実した時間を過ごし午後3時過ぎに帰宅の途に着く。家に着いたら少し昼寝をしようかと思っていたら、ブリギッテが待ち構えていて義母宅の庭から腐植土を運びたいので手伝ってくれと言う。

大きなビニールの植木鉢2個を持って義母宅を往復。腐植土の置いてある場所の周りは草木が生い茂っていたので作業が終わっても顔や首筋がチクチクと不快。

夕食を食べたあとシャワーを浴びてようやくスッキリとした。今日は身体を動かしたのでよく眠れるだろう。

独日協会主催の講演会を聴く

2018年7月25日(水)・晴れ/最高30度

7時半起床。

暑い1日だった。道路を歩いているときに「熱風」という言葉が頭に浮かんだ。それでも30度しかないのだから今の日本の暑さはいかばかりかと同情してしまう。

今日ばかりは肉体労働をしないでおこうと思っていたのだが、そうもいかなくて、庭の掃除で出たゴミを粗大ゴミ捨て場にブリギッテと一緒に捨てに行く。

そのあとわたしは途中の Tram の駅で降りて帰宅、ブリギッテはそのまま車で園芸店へ。

彼女が戻ってから昼食。あまり食欲も無いのでチーズ入りの生野菜サラダで済ませる。そのあと1時間の昼寝。

夕方19時からミュンヘン音楽大学の小ホールで行われた講演会に行く。Klaus Pringsheim “aus Tokyo” と題したもので1930年代の東京藝大に客員教授として招かれた彼の足跡を追ったもの。

わたしはプリングスハイムという名前だけは知っていたが彼の足跡などは知らなかったのでその前に予習はしていった。講演会は手頃な大きさの部屋で1時間15分ほど行われたがとても面白かった。ときおり挟まれた写真や動画なども始めて見るものばかりで興味深かった。

終了して外へ出たらブリギッテがアイスクリームを食べたいと言うので Theresienstr. の角にある店まで歩く。公演会場も暑かったからかいつになくアイスクリームをおいしいと感じた。帰宅は22時半頃。

眼科医での診察

2018年7月24日(火)・快晴/最高気温26度

7時半起床。

今日は眼科医に予約してあったので朝食もそこそこに家を出る。最近のブログにも何度か書いているが、右眼の結ぶ像と左目が結ぶ像が違いすぎるのがストレスになっている。

片眼ずつ塞いで見比べてみると右眼で見る像の方が左目よりも4分の1ほど大きく、しかも垂直、水平の線がゆがんで見える。最近感じる目まいのようなものはそのせいではないかと思っていた。

1時間半にわたる検査・診察の結果は右眼の網膜 (Netzhaut) が2年前に較べて厚くなっているというもの。そのせいで垂直、水平の線がゆがむのだという。しかしそれが目まいの原因ではないという。耳鼻科の医者を紹介してくれた。

意外だったのは少し白内障の兆候が見られるけれど左目の方が右眼よりも進んでいるらしい。わたしは逆だと思っていた。網膜手術はけっこう難しいらしく、そもそも今すべきなのかどうかは疑問だということで、半年後にもう一度検査してみようという事になった。

そのあとシュバービングに出て昼食。昨日までの皮膚のザワザワとした嫌な感覚も消え、喉の異常も感じられずに素敵な時間を過ごす。

しかし街中の暑さはかなりのもので体感温度は30度近い。加えてそこここから聞こえてくる道路工事の音がうるさく、暑さに輪を掛ける。午後3時頃の帰宅。

夕方近くになって急に眠くなり1時間ほど遅い昼寝。眼が覚めるとブリギッテは外出中。今夕はアンナの住むアパートの住民集会がありブリギッテもアンナの付き添いで参加したらしい。

夕食は1人で冷蔵庫の中にあった残り物 Linsensalad で済ませる。味がしみ込んでいておいしかった。

体調不良の日に読書三昧

2018年7月23日(月)・曇りときどき晴れ/最高気温23度

7時半起床。

朝から肌がザワザワした感覚があって喉もイガイガする。きっと風邪の軽いものがまだ抜けきらないのだろうと思う。さいわい今日はなにも予定が入っていないのでじっと家の中で過ごすことにした。

余り MacBook Pro 15 に向かっていると眼も疲れてくるので、今日は読みかけの本 師匠、御乱心! 三遊亭円丈 を読了するつもりで読み始めた。これはAmazonの Kindle Paper White という端末にも入れてあって、この端末で読むと眼が疲れないのだ。フォントを自由に大きく出来るので長時間読んでも眼に優しい。 MacBook Pro 15 の液晶とはずいぶん違う。

この本はわたしのかすかな記憶に残っていた落語協会の分離、独立に関するドキュメント風のもので、著者が三遊亭円生の弟子であった円丈という落語家であるのが興味深い。かなり独善的で一方的な書き方ではあるがあの時はそういうことが起こっていたのかというのが分かって面白かった。

最初にこの本が世に出たのがもう40年ほど前のことで、今回は文庫版として再出版されたそうだ。その当時の当事者達のほとんど(円生、小さん、円楽、志ん朝、談志、馬生、円鏡)は鬼籍に入っている今だからこその再出版なのだろう。今回の再販で最後に加えられた、現在も生きて活躍している人たちの意見や座談会を読むとまた違った面も見えてくる。

これを読み終わったあと、今度は友人からお借りしているビジュアルNIPPON 昭和の時代 | 伊藤 正直, 新田 太郎 という大判の本を開いてみた。最初の方には写真家・土門拳の写真が数ページにわたって掲載されている。わたしが数年前に酒田市にある土門拳ミュージアムまで足を運んで見た子供達の写真が懐かしい。土門拳の写真を見に酒田へ |  Mein dritter Blog

その他の内容も昭和22年生まれのわたしにとっては身近に感じられるものが多かった。まだわたしが小学生の頃に姉が読みなさいといって買ってくれた「少年朝日年鑑」という部厚い本のことをふっと思い出した。あの時のワクワクとした気分を思い出す。

これにざっと目を通したあと、これもまた同じ友人が貸してくれた 向田邦子 暮しの愉しみ | 向田 邦子, 向田 和子 という本を読み始める。これも途中までしか読んでいなかったのだ。

向田邦子という作家はわたしの姉も好きな人で何冊か日本から送って貰って読んだ記憶がある。この本のサイズはB5版と呼ばれるもので手に取って読むのに程よい大きさであるが、今のわたしには小さい活字の部分はかなり辛い。いきおい大きなルーペを使って読むことになる。

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それも初めの頃はぎごちなかったけれどすぐに慣れた。これも眼に優しく疲れない。やはり本は良いと思う。

その中に数カ所懐かしい記述があったのでピックアップしておいた。まずは26ページの「海苔弁」。

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これはわたしの小学生、中学生時代の弁当の定番だった。食べるときには冷たくなっていたが醤油のしみ込んだご飯と海苔とのバランスが最高で今でも無性に食べたくなる。

わたし的にはこのデラックス版というのがあって、最後に敷いた海苔の上からもう一度ご飯をかぶせて、その上に醤油をタップリしみ込ませたコロッケを乗せたものだった。当然弁当箱の蓋は中身の厚さで閉まらない。そこを力づくで上からギュウギュウに押さえ、新聞紙に包んでランドセルの本の間に入れるのだった。この弁当を持っていった日は昼食の時間が本当に待ち遠しかった。

次に目に止まったのは82ページの「貝焼き」の写真。

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これを挟む数ページには食いしん坊の向田邦子が取り寄せようとして集めて置いたリストが写真入りで載っている。

「貝焼き」とはわたしの出身地、いわきの名物である。ウニを蛤の貝の中にてんこ盛りにして蒸したもの。私の子供の頃はそれほど高いものではなかったようでわが家でもよく食べていた。

しかしこの「貝焼き」の味が本当に分かったのは、大人になってお酒を飲めるようになってからだった。食べ方はウニの表面に箸のとがった方を突き立てて数個穴を開ける。そこに醤油を垂らし入れてから網わたしの上に乗せて焼くのである。醤油がジュクジュクと熱くなった頃が食べ頃。これを肴に日本酒など飲んだらそれはそれは幸せな気分になれるのだ。

最後に目に止まったのは「向田邦子が選んだ食いしん坊に送る100冊」という項で、わたしが半世紀以上たった今もバイブルのように使っているおそうざいふう外国料理 | 暮しの手帖編集部 という本。

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これは誰にでもお勧めできる。この項でも No.2 の位置を与えられていてちょっと嬉しかった。

夜になって、そういえば姉が送ってくれた VHS のビデオテープがあったと思って探して見たら「向田邦子、没後20年」というテレビ番組を録画したものが見つかった。それをもう一度観たあと22時過ぎに就寝。

雨の一日 

2018年7月22日(日)・雨/最高気温19度

7時半起床。

昨夜はどうにも身体がだるくて20時過ぎにベッドに入った。夜中にかなり寝汗をかいて一度起きる。そのあとも夜通し降り続けた雨の音でなかなか寝付けなかった。

エイヤッと7時半に起きてシャワーを浴びる。少し楽になったかな。朝食を食べ終わったのは遅く10時近く。するとまた眠気が差してきてベッドに戻る。

今日は15:30からお茶の約束があった。いつものメンバーでワイン試飲の旅から戻ってきて今日まで2度も会っているから改めて話すことはないはずなのだが。まあ、茶飲み話に付き合うということで気が進まないまま同行。

案の定、話すことといえばユリアの結婚式とかその他の他愛もない話題。

ブリギッテは19:00からの演奏会に行く計画を立てていたので5時半頃にはそこを辞去。最初から、わたしは演奏会には行かずに今夜は休養するとブリギッテには言っておいた。

彼女を演奏会場まで送り届けてわたしだけ帰宅。それから彼女が戻ってくるまでの数時間をゆったりと過ごす。

昼間の体調では今日も早寝しなくてはと思っていたのだがどうやら少し楽になってきた。普段通りの時間に就寝しよう。

いつもの日常が戻って、ホッ!

2018年7月21日(土)・雨のち曇り/最高気温19度

7時起床。

夜中にヨハナが何度も泣いたのでわたしもそのたびに眼が覚めたけれど、ブリギッテは何度か起きて様子を見ていたので、今日は二人とも寝不足。しかし、それも今日の午後にはその任からも解放される。孫は可愛いには違いないのだけれど、やはり世話をするのは大変である。

朝食前に先日フローリアンが組み立ててくれた庭の道具入れが新しくなったので、古いものを Wertstoffhof へ捨てに行ってきた。夜中に降っていた雨もこの頃にはほとんど止んでいたのでなんとか無事に片付いた。

アンナも加わっての朝食のあとユリア一家はバイロイトのフローリアンの実家へ向けて出発していった。彼女たちは今夜と明日の2日そこに泊まってから Regensburg の自宅に帰るそうだ。彼女たちもホッとしていることだろう。

ユリアたちの車を見送ったあと、わたしもブリギッテも、そしてアンナさえも疲れたのか同時にそれぞれ昼寝モードに入る。わたしは1時間タップリと眠れてずいぶん身体が楽になった。

そのあとはボンヤリと、ゆっくりと過ごすことにしていたのだが、少し空が明るくなったのでウォーキングに出掛けた。3日ほど前から右足のふくらはぎが痛むような痙るような妙な感覚があった。

Voltaren を塗り込んだりしたのだが、過去の経験で少しぐらいの痛みは歩くうちに直ることが多かった。今度もそれに期待。

ブリギッテもユリア一家の世話で疲れたのか昼寝から覚めて街へ気晴らしに出掛けていった。

夕食は昨日のガーデンパーティにと作ったサラダ類があったのでそれを食べて済ませる。

「男はつらいよ」を観た

2018年7月20日(金)・晴れ/最高気温28度

7時半起床。

昨夜は隣室で眠っているヨハナが時折立てる泣き声でたびたび眠りが中断された。ベビー・ホーンを使ってわれわれの寝室に受信機を置いているのでかなり大きな音がする。

全員での朝食が終わった後、わたしはブリギッテを Leopoldstr. の北の方にある弁護士事務所まで車で送っていく。

ユリア一家は Tegernsee にハイキングに出掛けて行ったあと。かなり散らかっている住まいの中を片づけて、掃除機を掛け、台所も整頓する。

窓を開け放した今日のわが家の室温は25度でときおり入ってくる風が気持ちよい。

ブリギッテは12時頃に帰宅。玄関の扉を開けての第一声が「あら、部屋の中がきれいになってる!」だったのはちょっと嬉しい。

午後2時から隣家の庭でパーティ。わたしが住んでいるのは15世帯が住んでいるアパートなのだが、普段顔を合わせる機会のない人も居る。そこで数年に1度食べるものを持ち寄って懇親会を開くようにしている。

われわれのアパートにはそのパーティを開く敷地がないので、隣家の夫婦が庭を提供してくれた。彼達夫婦も隣にどんな人たちが暮らしているのかを知っておいて悪くはない。

わたしは午後2時頃から参加して、5時半頃に引き上げた。そのあと GASTEIG での映画会(独日協会主催)に出掛ける。今夜は寅さんの映画で「男はつらいよ 寅次郎の休日」。これはまだ観ていなかった。後藤久美子のまだ固い感じの美女ぶりが好感度。

楽しく観たあとは GASTEIG に接した GAST で日本人の友人たちとビールを飲みながらの歓談。23時半の帰宅。

快晴・体感温度は30度以上

2018年7月19日(木)・快晴/最高気温28度

7時半起床。

昨夜は喉の痛みがあって午前2時と5時に Salviathimol で丁寧にうがいをした。その甲斐あってか朝起きて見ると喉の痛みが消えていて安心する。

ブリギッテも昨夜は喉の痛みを訴えていたのが、彼女も同じように今朝は良くなったそうだからなんだったのだろう。とにかく夏風邪で寝込むようなことにならなくてホッとした。

11時から95歳で亡くなった知人のお葬式が Waldfriedhof であって参加してきた。ブリギッテがオルデンブルクに住んでいたときからの家族ぐるみの付き合いのあった女性。ここ数年はブリギッテが彼女の税金申告を手伝っていた。

まだ疲れの残る体調だった上に黒服で雲ひとつないお天気の中の立ちん坊だったから自分でも大丈夫かなと不安になった。でも大丈夫!

帰宅して着替えてすぐにベッドに入り1時間ほどの昼寝。

眼が覚めてから今度は近くのビアガルテンへ。持ち込みの食べ物などはユリアとフローリアンが準備してくれていた。仕事を終わったアンナも加わって大人5人とヨハナでのビアガルテン。

時間が早かったせいかそれほど混んでいなかった。まだ強い陽差しを遮る木々の緑が輝いていて、その下で飲むビールがおいしく感じられる自分を幸せだなぁと思う。

19時半を過ぎてから眠気でグズりだしたヨハナをベッドに入れるために退散。この頃からビアガルテンも混んできた。

一日が長いと感じた

2018年7月18日(水)・晴れ/最高気温27度

7時半起床。

ヨハナが朝早くに目覚めるのでその世話をするブリギッテも今日はわたしより早起き。朝食はユリア夫婦とヨハナの5人で。朝食のあとひととおり片付けが終わってからわたしは11時半頃から少し早い昼寝。

わたしが12時頃に眼が覚めるのと入れ違いにヨハナが昼寝モードに入った。ブリギッテは亡くなった義母宅へ。義母の残した陶器類の鑑定を業者に頼んでいた。

ユリアとフローリアンは連れだって散歩に出掛ける。ユリアは家でのんびりしていたいようだが、フローリアンは外に出掛けたかったらしい。彼にとって義理の両親宅はなんとなく気詰まりな面もあるのだろう。それは良く理解できる。^^;

13時半頃にヨハナが目覚めた。時を同じくしてブリギッテも帰宅。おかげでヨハナの世話をしなくてもよくなった。

ブリギッテはヨハナのオムツを替え、昼食を食べさせてからバギーに乗せて動物園へ。かなり陽差しがキツイので心配だったが充分な木陰もあるからと嬉しそうに出掛けていった。おばあちゃんになったら孫を連れて動物園へ行くというのが彼女の長年の望みだったから少々のことは気にならないようだ。

15時過ぎにユリア夫妻が散歩から帰宅。

夕方からフローリアンがわが家の Mini Gartenhaus(庭仕事に使う用具などを収納する小さな物置)を組み立ててくれた。これまで使っていたものが風雨に晒されて屋根が壊れてしまっていたのだ。

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ユリアとフローリアンは夜、野外映画に出掛けて行った。これもわれわれがベビーシッターを引き受けているから出来ることで、役に立てるのは嬉しいこと。

今夜もアンナが仕事帰りに立ち寄ったので3人で食事を共にする。喉の左側が唾を飲み込むときに痛む。ここで夏風邪はひきたくないので今夜も早寝する。

5日ぶりに街中へ出掛ける

2018年7月17日(火)・快晴/最高気温27度

7時半起床。

朝食のあと Grünwald に住むユリアの親友宅へ向かう。彼女も結婚式に出席していてヨハナのベビーベッドを運んでいってくれたのでそれを受け取りに。それほどわれわれの車は荷物でパンパンだった。

10時に家を出て街へ。先週の木曜日からユリアの結婚式を挟んで5日間街へ出ることがなかったのでなんだか息が詰まりそうでいた。このへんで自由なひとりの時間を楽しみたいという欲求が強かったのだ。

ついでなのでプリンターの予備インクを購入。そのあと昼食は久しぶりに HAGURUMA で「鯖塩定食」を食べて満足。精神的に満足して15時頃の帰宅。

16時頃から1時間の遅い昼寝。

眼が覚めてしばらくすると Regensburg からユリア一家の来訪。彼女たち夫婦は一週間の休暇を取ったのだが、別に予定は決めていなかったらしい。まあ、ヨハナがいるからそれはそう簡単ではないだろう。

結局、ヨハナの面倒をみてくれる爺さん、婆さんのいるミュンヘンで土曜日まで休暇を楽しむことにしたようだった。結婚式が無事に終わってやっと静かな日常が戻ってくると思っていたのに、やれやれ。

夕食はブリギッテが「タイ風カレー」を作ってくれておいしく食べた。

休養日

2018年7月16日(月)・晴れときどき雨/最高気温24度

7時起床。

昨夜は20時20分に就寝。これぞ爆睡という感じ。

夜中3時過ぎに1度目が覚めてそれから1時間ほどポッドキャストを聴いていたがまた眠りについて7時前に眼が覚める。こんなに長い時間眠ったのは久しぶり。おかげでだいぶ疲れが取れた。

今日はどこへも出掛けずにゆっくりと過ごすことにした。

あんなに眠ったのに午後2時過ぎにはまた眠くなってベッドへ。1時間の昼寝。

ユリア夫婦は結婚式のあと1週間の休暇を取ったらしい。カローラも今日は仕事が休みだという。アンナだけが今日も朝から働いているのでちょっとかわいそう。

そこで夕食は彼女の慰労も兼ねて外で食事をすることにした。アンナも今回の結婚式にはさまざまな手伝いをしてとても活躍してくれた。娘たち3人の仲が良いというのは父親にとってとても嬉しいことである。

食べたのは例によって Gartenstadt 。わたしは Lammkeule を頼んでホロホロの美味しい肉を楽しんだ。今日もこのブログをアップしたら早寝しよう。

疲れたけれど安堵感あり

2018年7月15日(日)・晴れときどき小雨/最高気温27度

6時半起床。

夜中にヨハナの泣き声で何度か目が覚めたが、そのたびにブリギッテが起きて世話をしていたようだ。睡眠時間は4時間ほどだったから朝起きたときには頭がボンヤリとしていてかなりひどいコンディション。昨夜はそれほどアルコールは飲まなかったからこれで済んでいる。^^;

身支度を整えチェックアウトしてからユリアたちが泊まっている別のホテルに向かう。そこで結婚式に参加してくれた友人、知人達と合流し、ビュフェー形式の朝食をとる。朝食のあと出席してくれたお客達がそれぞれ帰っていった。全員を見送ってからわれわれもミュンヘンに戻る準備をする。

再び昨夜のパーティ会場へと戻る。友人、知人からいただいたプレゼントなどをなんとか3台に車に詰め込んで、まずは Regensburg のユリア宅へ向かう。

ユリアたちの住まいの扉を開けると彼女がキャーッと嬉しそうな声を上げた。ユリアの仕事仲間の数人がサプライズで留守中に結婚式を祝って飾り付けていたのだ。

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住まいに入ったところや各部屋の床の上などにはハートマークが花びらで描かれていてベッドの上にも。

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そのあと昨夜食べきれなかったカローラの作ったウェディングケーキでコーヒーをいただく。すごいボリューム!

ユリアたちの荷物をここで下ろしたのでだいぶ荷物が減ったけれど、それでもアンナを加えて3人でミュンヘンへ帰る車は隙間がないほど。15時半頃に出発してミュンヘンへ向かう。

今日はワールドカップの決勝戦が放送されていたからかアウトバーンはけっこう空いていた。18時半の帰宅。

車に積んだ荷物を家の中に運び込み、やっと落ち着いて Weißbier を飲む。ワールドカップはフランスが4-2でクロアチアを下し優勝した。

かなり疲れていたので夕食もとらず、20時過ぎには倒れるようにベッドへ。。

ユリア・教会での結婚式

2018年7月14日(土)・晴れ/最高気温26度

7:30起床。

昨夜から結婚披露宴会場近くのホテルに泊まっている。孫のヨハナを預かっていて、彼女が夜中に目が覚めないようにと気を使っていたからか寝不足気味。加えて、午前中の気候が蒸し暑くそれも疲れを感じる一因となっていた。

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ブリギッテには余り影響が無かったらしく相変わらず元気で、朝食のあとヨハナをわれわれの部屋のベビーベッドに寝かせて、昨日から同じホテルに泊まっている友人達と散歩へ出かけていった。わたしはそれには参加せず部屋に戻りベッドに横になる。

しかしヨハナがすぐそばに眠っているかと思うとやはりよく眠れない。計画では今日14時からの結婚式までは身体を休められると思っていたのだが・・・。しかし眠れぬまでも目をつぶって体力温存に努める。

結婚式を行なった教会は住宅街の中にある小さなもの。しかしちょうどよい大きさだった。時折降った雨は式にもそのあとのパーティにも全く影響はなかった。

この時はヨハナを預かって腕に抱いていたのでわたしは全く写真が撮れなかった。しかし、プロの写真家が撮っていたので数日後にはその様子が見れるだろう。滞りなく教会での式が終わり、パーティ会場へと車で移動する。

まずはそれぞれに好みの飲み物を手にし、パーティ会場の隣室と中庭の芝生の上で歓談。この時も楽しいイベントが計画されていてだんだんと雰囲気が盛り上がっていく。それが一段落したところで会場へ。

下の写真はお客が席に着く前のパーティ会場。昔ビールの醸造をやっていたところらしい。天井の高い広々とした気持ちの良い空間だった

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カローラの手作りであるウェディングケーキにナイフを入れている。

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下は3段あるうちの最上段のケーキ。

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結婚式を挙げた両人の挨拶。

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とても雰囲気の良いにぎやかなパーティで、ユリア、フローリアンの友人たちが用意したイベントを楽しみながらの食事となった。2人の友人たちとの親密な交友関係が微笑ましく、印象的だった。

下はわたしが選択したメインディッシュの肉料理(魚を選ぶことも出来た)。

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さすがに食後のダンスの時には自分の体力の衰えを少し感じる。それでもしっかり踊って午前2時まで頑張った。

今日は結婚式場近くのホテルに一泊

2018年7月13日(金)・晴れ/最高気温25度

来週の金曜日(7月20日)に独日協会主催で映画・男はつらいよ 寅次郞の休日 が上映される。その切符を取得するために9時半頃に家を出て GASTEIG へ向かう。10時に切符取得。そこでは先日のガーデンパーティに招かれていたT氏とばったり出会う。

すぐに帰宅してから結婚式会場に持っていく荷物作りや、自分たちの着替えなどを鞄に詰めたりでバタバタする。ブリギッテはそれに加えてケーキを2個焼いて持っていくというのでちょっとナーバスになっていた。

お昼はわたしが簡単に冷やしうどんを作って済ませる。薬味にようやく大きくなった家庭菜園の「大葉」を使った。(^_^)

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われわれはカローラの車(プリウス)を使うことになったので、持っていく荷物が全部載るかどうかがわたしは心配だった。なぜ交換したのかというと、カローラの作るウェディングケーキの高さがあるのでわれわれの車(RAV4)でなければならなかった。車にすべてを積み終わりやっと安心して昼寝。

15:30に家を出発し仕事を終えたアンナをピックアップして Schwarzach へ。18時少し過ぎに明日の結婚式会場に到着。明日のパーティに必要なものを渡してようやく人心地ついた。

そのあと近くの村のレストランまで車で走り、今夜から泊まる出席者数人と夕食を一緒にとる。実質的な結婚式はもう始まっている。夕陽を浴びながらのk Weißbier とシュニッツェルはおいしかった。

長かった1日が終わり21時に就寝。

なんだか気ぜわしい

2018年7月12日(木)・晴れ/最高気温23度

6時半起床。

昨日のブログで睡眠について書いたように、わたしも余り気にしないことにしたからか、6時頃まで通してよく眠れた。わたしは気がつかなかったけれどブリギッテはもうとっくの昔に起床していて買い物に出掛けていた。

彼女の帰りを待って朝食。そのあと彼女はマニキュアの予約が10時に入っているというのでそこまで車で送っていく。朝からかなり明るかったので少し目が疲れた。帰宅してベッドに横になり目をつぶる。

午後からゲオルクが来訪。明日は Regensburg に出発するので車の交換をする。カローラの作るケーキが彼達の普通車のトランクでは高さが足りないため。

ブリギッテは午後に美容院で髪を整えて貰うので出掛けて行った。本当に彼女は忙しい。

その間わたしは久しぶりにウォーキングへ。まだかなり陽が高かったけれど気温はそれほどでもなかった。6.50KM、9859歩、1時間17分、を歩いて帰宅。

夕食は今朝ブリギッテが買ってきたマス(Forelle)。彼女が小麦粉を付けてフライパンで焼く。久しぶりの鱒はおいしかった。

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サラダは全て家庭菜園で取れたもの。

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明日から週末にかけてはユリアの教会での結婚式があるので忙しくなりそう。

【眠り】について考える

2018年7月11日(水)・晴れときどき曇り/最高気温20度

6時起床。

特別な予定もなかったけれど気持ちよく眼が覚めたのでそのまま起きてしまった。最近睡眠に関して少し神経質になっている。

しかしそれはわたしだけではなくて老いてくるとそういうものらしい。病院の「睡眠課」(そんなものがあるのかどうか)は老人で列が出来ているそうである。ポッドキャストを聴いていて眠りに関する次のことが納得いったので書きとめておいた。

【眠り】
眠るのがどんどん下手になる。しかしあの少年の頃の眠りがもどってくるわけがない。あれは一生に1度の限られた期間だ。眠って2時間ぐらい経って眼が覚めて、なかなか眠れないと不服を言うな。夜寝から朝寝、昼寝から夕方寝までいろんな時に眠って全部合わせて一日に6時間眠れば立派な生命活動だ。

午前中にユリアの親友のひとりと連絡が取れた。彼女も週末の結婚式に招かれていてわれわれが持っていかなくてはならない荷物の数個を託した。わが家の車だけでは入りきれない分を彼女に頼んだのだ。

午後はゆったりと過ごす。ここしばらくまたウォーキングが出来ていないけれど来週からはまた再開できるだろう。肉体的にも精神的にも今年は分岐点のような気がしていて、これからは無理をせずに自分の体調と相談して、目標を定めて生活していこうと思い始めている。

ブリギッテは一泊泊まりの Regensburg から夕方戻ってきた。迎えに行きがてら Gartenstadt で夕食を済ませてくる。

プロに髪を切ってもらう

2018年7月10日(火)・曇りのち雨/最高気温26度

7時半起床。

今日は10:30に Frisure の予約があった。わたしの散髪はいつもブリギッテにして貰っているのだが「時々はプロの人に切ってもらえば、わたしもそのあとをなぞればいいので気が楽です」と言われている。今回は今週末にユリアの結婚式も控えているので良い機会だと思い本職の日本人女性美容師さんに切ってもらうことにした。

わたしの思い込みかもしれないけれどやはり日本人に髪を切ってもらうのは安心感がある。1度トルコ人の店で散髪して貰ったときは不安で目をしっかり開けて彼の手元を注視していた。わたしにとっての床屋はウツラウツラすることの出来る気持ちの良い場所という刷り込みがある。(笑) 友人の紹介だったので初回は10%引きということで31.5€だった。こんなものだろう。

そのあといったん帰宅して、車を洗車し、車内に掃除機を掛けた。今週末の結婚式のため。余り汚い車はハレの日に似合わない。(-_-;)

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帰宅して冷凍のご飯を解凍し炒飯を作って食べる。そのあと1時間ほどベッドに横になったが眠れたのかどうか。でも短いけれど意識を失っていたという自覚があるのでそれでいいのかもしれない。

4時過ぎに家を出て友人との約束した場所に向かう。しかし予定が変更になり途中の Café でお茶のあと Pizza を食べて帰宅。ちょうどレストラン内ではワールドカップの「フランス—対ベルギー」戦が始まったところで、食事をしながら観戦するお客で満席になってきた。わたしは余り興味がないし、ちょうど雨が上がった頃合いだったので席を立って帰宅。家に着いたときには21時近くになっていた。

夜はゆったりと過ごして就寝は午前0時を過ぎる。

未知の中華料理店を試してみる

2018年7月9日(月)・晴れ/最高気温26度

7時半起床。

今日も爽やかな気候の一日だった。朝のうちに庭の芝刈りを済ませる。そんなに伸びていないと思っていたが終わってみるとやはり刈る前とはずいぶん違う。写真はローアングルで撮ってみたが、わが家の狭い庭が大きく見える。(笑)

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ブリギッテは Seebauer に買い物に出掛けた。ここは植物の専門店でブリギッテの大好きな店。彼女は1度帰宅してから街中へ出掛けて行った。友人の医師とランチを約束していたらしい。

わたしもその1時間あとに家を出て街へ出掛ける。先頃 google + で目に止まった中華料理店の昼の定食メニューを食べるため。ミュンヘンにはかなりの数の中華料理店があるのだが、どこで食べても大体同じような味がする。しかし今日のお店はそれとはちょっと違うという事が書かれてあったので試してみる気になった。

お昼の定食メニューは10種類ほどあってその全てが7.8€。まあ妥当な値段である。わたしが注文したのは他店との比較のためにと、食べ慣れた「麻婆豆腐」。見た目は他店と較べてもそれほど変わらない。だが、一口食べてみると花椒と赤唐辛子がけっこう効いている。ちょっとピリ辛のご飯がすすむ味である。

これをご飯の上から掛けておいしく完食。確かにこれまでに食べたミュンヘンのレストランのものとはちょっと違う。豆腐も韓国風の固いのと日本風の柔らかいのとの中間ぐらい。また訪れてみたい店。

帰宅したのは17時少し前。 Tram の中が蒸し暑く、混んでいて少し不快だった。わたしの帰宅と入れ替わりでブリギッテが整体の体操教室へ。わたしはその間ベッドに横になって目をつぶる。しかし眠りはしなかった。

ブリギッテの帰宅を待ってテラスでの夕食。今夕はわたしの希望で Kaltesessen.

昨夜はそんなに飲んだ?

2018年7月8日(日)・晴れ/最高気温25度

8時起床。

昨夜のアルコール分がまだ少し残っている感じで眼が覚めてからもベッドを離れる踏ん切りがつかない。そんなに飲んではいなかったと思うのだが、ホストのすすめ上手でそう感じなかっただけなのかもしれない。^^;

遅い朝食はブリギッテの希望でテラスで食べる。彼女の不在だった一週間はテラスで食べようという気は起きなかった。そのあとも午前中はなんだかボンヤリとしたまま過ぎてしまった。

午後2時半過ぎに眠くなってきたのでベッドに入り1時間ほど眠る。これもよく眠れたので眼が覚めたときには元気になっていた。

わたしが眠っている間にアンナとカローラ、ゲオルクが来ていて結婚式の余興にやるダンスを練習していた。

夕食はまたまたテラスでわたしが作って冷凍しておいたミートソースをスパゲッティに掛けて食べる。家庭菜園で採れたばかりの生野菜サラダをそれに添えた。余りお腹は空いていなかったのだがおいしく食べた。

下の写真は21時18分に写した夕焼け空。明日も良い天気になりそうだ。

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夏の宵に楽しいガーデンパーティ。

2018年7月7日(土)・晴れ/最高気温23度

7時半起床。

昨夜は21時過ぎに就寝してよく眠れたので気分が良い。冷蔵庫の中が少し寂しいので朝食のあと買い物に出掛ける。 Weißbier も切れていたので1ケース(500ml/20本)購入。

帰宅してから特にすることもないのでベッドに横になりポッドキャストを聴いていた。5分間ぐらい眠ったらしい。^^;

ブリギッテは一週間の自転車旅行を終わり、14:37着の列車でウィーンから帰ってきた。Mangfallplatz まで迎えに行く。それほど日焼けをした様子は見えないが元気そう。

帰宅してから彼女は旅行鞄を開けて荷物の整理。

夕方17時から独日協会で知り合った友人が開くガーデンパーティへ出掛ける。プレゼントはブリギッテがウィーンで買ってきた Linzertorte というケーキ。

お天気にも恵まれて絶好のガーテン日和。招かれた人たちのほとんどは顔見知りの人たちだったから最初から気がおけずに楽しい時間が持てた。パーティの会場を提供してくれた彼女の義理の両親もとても素晴らしいご夫婦でとても楽しい会話が続いた。帰宅はまだ日付が変わらない時間だった。

週末の始まりはお湿り

2018年7月6日(金)・雨のち曇り/最高気温18度

6時起床。

このアパートの建物全体の水道管修理があった。7時から水が使えないというので早起きしてシャワーや食事を済ませる。幸いにも修理は1時間程度で終了。

このところもう一つ体調がピリッとしないので、疲れを取るために11時過ぎにもう一度ベッドに入り目を瞑る。少し眠ったようだ。今日は朝から本格的な雨が降っていたのでこんな時間の過ごし方がちょうど良かった。

午後は住まいの中でのんびりと過ごす。明日はブリギッテが戻ってくるのでこの一人だけの静寂もお終い。そう思うと今日一日がなんだか貴重になってきた。

夕食は久しぶりに一駅離れた Jäger Schlössl で1人で食べる。食べたのは例によって Schweinebraten 。

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Weißbier の2杯目を飲んでいるときに

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ベルギーが先取点を挙げてレストランの中がうるさくなったのを機に退散。あの一点はブラジルのオウンゴールのような気がする。

バイエルン放送交響楽団を聴いた

2018年7月5日(木)・曇り/最高気温25度

7時40分起床。

昨夜はまた足の痙攣が、それも2時間おいて2度目もあったりした。しかしそれが治まってからはグッスリと眠れた。今年になってからどうも睡眠の質が安定しないのは年齢のせいもあるのだろう。それを受け入れて身体に馴染ませなくてはいけない。

ふと庭を見ると庭の扉が外れて地面に転がっている。はて、昨夜はそんなに強い風だったかな、と不思議に思ったら上の階に住む奥さんが下りてきて説明してくれた。昨日、わたしが Regensburg に行っている間にこのアパートの最上階(3階)に住む男性が部屋の中で倒れたらしい。

すぐに消防署に連絡したらしいが運悪く玄関の戸ををピッシリと閉めていたらしく、倒れた当人が動けないので駆けつけた救助員も中に入れない。

そこでわが家の庭からはしごを伸ばして彼の住まいのバルコンに昇りそこからたまたま開いていたガラス戸から入ることが出来たそうだ。そのはしご車が入るには庭の木戸があると狭くては入れないので外したのだそうで、それがそのままになっていたというわけ。

最近ひとり暮らしの老人が住まいの中で倒れてどうのこうのという記事をよく目にするが、それが身近で起こってしまった。幸い、彼は救急病院に担ぎ込まれたが亡くなったわけではない。しかし、もう1人だけで住むのは限界だろう。わたしも自分の老後をいろいろと考えなくては。

午前中は少量の衣類をアイロン掛けした。そのあと12時過ぎから昼寝。今日は1時間以上をグッスリと眠れて起きたときには爽快。

今夜は友人が行かなくなったバイエルン放送交響楽団公演の切符をもらったので聴いてくる。友人夫婦がキャンセルしたのは彼達がメシアンとブルックナーの両方が嫌いなため。^^;

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ブリギッテが自転車旅行で留守なので彼女の代わりに友人に付き合って貰うことにした。メシアンはわたしも好きな方ではないので 18:45 からの Einführung を聞くために少し早めに家を出る。

演奏会は両曲とも楽しめた。これはヘラクレスザールの音響効果が大いに関係していると言える。この両曲が GASTEIG での演奏だったらどんな風に聞こえるのだろうかと頭の中でシミュレーションしながら聞いていた。

終演後、久しぶりに Ratskeller で Weißbier を飲んでから帰宅。

孫のお守りで Regensburg を往復

2018年7月4日(水)・曇りときどき晴れ/最高気温30度( Regensburg )

6時半起床。

ブリギッテが自転車旅行に行っているので、恒例の水曜日である今日はわたしが孫の世話のピンチヒッターを勤める。11:44発の列車に乗れば良いので時間的にはとても楽。その前に庭に水をやったり、家の中を片づけたりと家事をしたあとでゆったりと出掛けた。

列車もかなり空いていて、遅延もなく定刻通りに Regensburg に到着。ミュンヘンよりもかなり蒸し暑いような気がする。 (今日のミュンヘンの最高気温は26度)14:00に幼稚園にヨハナを迎えに行く。わたしが着いたときにはまだお昼寝から覚めていなくて15分ほど待った。

幼稚園の先生に抱っこされて現れた時にわたしを見つけてニコッと笑う。実は最初に顔を合わせたときに泣かれるのではないかと心配だったのだが、3日前に顔を見せておいたのが良かった。

家に連れ帰ってからわたしが Regensburg 駅で買ってきたパンと、ユリアが冷蔵庫の中に用意していった果物を与えるとおいしそうに平らげた。結構な食欲である。そのあとひとしきり部屋の中で遊ばせてから16時頃に彼女を乳母車に乗せて近くの公園へ向かう。

公園では45分ぐらい遊んでいたのだが、空模様が怪しくなってきたので家路につく。幸運だったのは家について3分もしないうちに夕立が降ってきたこと。全く濡れることがなかった。

17時少し過ぎた頃にユリアが帰宅してわたしは今日のお役御免。17:54発の列車でミュンヘンへ。6分ほど遅れたけれど、ドイツの鉄道はこんなことは日常茶飯事だからこの程度の遅延は良い方である。

帰宅してまずは Hellesbier で喉を潤す。夕食は昨日の残り物の「炊き込みご飯」と漬物で済ませた。列車の中では眠らなかったから、今夜は早寝しようと思う。

映画「万引き家族」を観た

2018年7月3日(火)・曇り時々晴れ/最高気温25度

7時半起床。

今日は特別な予定もなし。

昨日家庭医から金曜日に採取した血液の検査結果が出たという電話連絡があった。今回は前立腺の数値が前年よりも高くなっているので触診をしたいということだった。この値とは 4.0 以下が目安なのだが今回は 5.14 だった。

肛門に指を突っ込まれるというのは嫌だったが仕方がない。その結果は少し肥大しているけれど心配は無いということで、3ヶ月後にもう一度血液検査をしてみましょうということで済んだ。

そのあと銀行に立ち寄り日本の友人から頼まれた振り込みを完了。

午後は昨日に続いて今日もゆったりとした時間を過ごした。松茸ご飯と野菜(白菜、大根、キュウリ)の浅漬けで早い夕飯を済ませて21時からの FILMFEST MÜNCHEN 2018 へ出掛ける。

購入してあった切符は「万引き家族」

2018年07月03日23時45分50秒

21時開演という遅い時間にもかかわらずほぼ満員の盛況。

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日本のネット上ではいろいろネガティブな意見も出ているようだが、自然で後味の爽やかな作品だった。その背景には貧困とはなにかという社会問題を訴える力をも感じた。出演者達の演技も素晴らしい。

演じた子供達もそれぞれにキラキラと輝いていてうまかったが、それに喰われることなく、淡々と自然な演技で存在感を示した大人達の俳優も力量タップリ。いいものを見せて貰ったという感慨である。

少し疲れ気味

2018年7月2日(月)・快晴/最高気温28度

6時半起床。

午前中は忙しく身体を動かしていた。

まずシャワーを浴びて洗髪を済ませる。これで寝不足の感じがスッと消えていった。次にベッドカバーとシーツの総入れ替え。やはり気持ちが良い。

庭の草花にタップリと水やりをする。

そして車で食料品の買い物へ。今日はスパゲッティ・ミートソースを作ろうと思っていたのだが、牛の挽肉とタマネギの買い置きが無かった。その他にも気がついたものを買って帰宅。

Bio Tonne を回収してからすぐに料理に取りかかる。今日もうまく出来て満足。

そのあとで Rosenkavalierplatz 12 にある Arabella Optic を訪れる。新しい眼鏡を作ろうと思っている。しかし眼科医の検診を受けたあとで作った方が良いだろうと店員にアドヴァイスを貰って帰宅。

昼過ぎからベッドに横になるがなかなか眠りが訪れてこない。午後3時頃になってようやく落ち着いてきて、そのあとはゆったりとした楽しい時間を過ごすことが出来た。

今日のサッカー・ワールドカップは20時から「日本対ベルギー」の試合だったがわたしは観ないことにした。ハラハラ、ドキドキするのは嫌だったし、周りの人たちが騒ぐのでちょっと天の邪鬼気味の気分もあった。結果は2-3で敗れたそうである。

今日はやはり疲れを感じたので早寝する。

カローラの誕生日を祝いに Regensburg を往復

2018年7月1日(日)・快晴/最高気温24度

5時45分起床。

6時に目覚ましをセットしておいたのだがその前に眼が覚めてしまった。今日はカローラ、30歳の誕生日。彼女は昨日から Regensburg のユリア宅に泊まっている。そのお祝いにわたしとアンナが秘密に駆けつけようという趣向だった。(^_^)

アンナと待ち合わせて8:43の列車に乗る。さすがに朝早かったのと列車の快い揺れでわたしは Regensburg に着く寸前まで眠ってしまった。10時過ぎにユリア宅に着いたわれわれを見てカローラも嬉しい驚きだったようでサプライズの目論見は成功したようだ。

遅い朝食をとってからヨハナの昼寝に合わせてわたしもソファの上に横になり、また眠ってしまった。よく眠れるものだと自分でも驚く。

ヨハナの目覚めを待って6人で Stadtpark へピクニック。ケーキも買ってあって木陰に座ってゆっくり楽しもうと計画していたようだが、今日は日曜日とあって Stadtpark は Kinderfest だった。これがかなり大がかりなフェストで公園内は人で一杯。

それでも場所を捜し、木陰にシートを敷いて持っていったコーヒーとケーキを楽しんだ。自力で歩ける一歩手前まで成長したヨハナも大いに楽しかったようで終始機嫌が良い。

わたしとアンナは17時53分発の列車でミュンヘンへ。帰宅は20時前だった。