今週はどうもはっきりした天候ではないのだが、それでも花たちは先を争うように5月の空のもと花を咲かせ始めている。今年は初めて「アヤメ」を植えたら昨日あたりから咲き始めた。
葱坊主のような花も美しい。
先日次女達が作ってプレゼントしてくれた背の高いプランター。右下に亀のOdysseusが日向ぼっこをしている。
今週はどうもはっきりした天候ではないのだが、それでも花たちは先を争うように5月の空のもと花を咲かせ始めている。今年は初めて「アヤメ」を植えたら昨日あたりから咲き始めた。
葱坊主のような花も美しい。
先日次女達が作ってプレゼントしてくれた背の高いプランター。右下に亀のOdysseusが日向ぼっこをしている。
5月16日(金)・曇り/最高気温13度
7時20分起床。雨は降らなかったがなんだか空気自体に締まりがなくて薄ボンヤリとした一日だった。
9時半を過ぎた頃にウォーキングに出掛ける。シャツ1枚で歩き出してちょっと肌寒かったが20分ほどすると身体も温まってきていい感じだった。帰宅したときにはやはりうっすらと汗ばんでいてすぐにシャワーを浴びる。10027歩・84分だった。
昼食はうどんを作って食べそのあと昼寝。目が覚めてからDVDを観る。2005年にNHKから録画された「新シルクロード 第1集」(桜蘭 四千年の眠り)というもので友人が数年前に送ってくれたもの。一度は観ている筈なのだが今日観たら殆ど忘れていてとても新鮮だった。じっくりと見れる時間のある現在が嬉しい。
ブリギッテはいつもよりも早めの帰宅。今週はストレスの溜まった1週間だったらしくいかにも疲れた表情。
先週作ったローストビーフとこれも残りの茹でジャガイモを1cmほどの薄切りにしフライパンでコンガリと焼き上げて添えた。これで先週の残り物がようやく片付いたという感じ。(笑)
夕食のあとWEB上を検索して電気炊飯器を Amazon.de に注文した。マイコンが壊れたこれまでの炊飯器をなんとかごまかしながら使っていたのだが、やはり炊きあがりが良くない。この辺が買い替え時だろう。
日本製の炊飯器でドイツで使える220〜230V仕様の3合炊きというのは殆ど選択肢が無くて象印 海外向け IH炊飯器 NP-HLH10XA (220-230V仕様)となった。5合炊きである。注文したのはもちろんドイツのアマゾンである。配達は一月ぐらい掛かるらしい。
昨日は体調が良くなく目まいがしたので英語コースをサボろうかなという気が働いた。(^_^;) そのあとで夕食を街中でとる約束があったので結局出掛けたが終わってみればサボらなくて良かった。今日になってそんなことを考えていたらふと幼年時代の「山学校」という言葉を思い出した。
わたしは小学校の頃からとにかく真面目に学校に通う子供だった。あの頃は休まずに登校してきた生徒には「精勤賞」という賞状が与えられたが、小学校、中学校を通してわたしは何度もそれを貰った記憶がある。
しかし真面目に学校に通うのとよく勉強するというのは別物である。わたしは自分でも否定できない薄ボンヤリとした子供だったし下校したらランドセルを家の中に放り込んですぐに遊びに出てしまうような少年だった。まあ、周りを見ても宿題を済ませてから遊ぶなんて殊勝な子供はいなかった。
弁当箱を紛失してしまったと言って小学3年生の頃までに新しい弁当箱を2つ買って貰ったのはその頃のこと。のんびりしていた時代とは言っても、3年間に2つというのはちょっと多い。(笑) これがよくよく調べてみたら空の弁当箱はランドセルの中に見つかった。親は「空の弁当箱を担いで毎日学校に行っていたなんて、なんてボンヤリしている子なんだろう」と叱られた記憶があるが、今になってみれば親もわたしのランドセル内を点検しなかったというわけでどちらもどちらである。(笑)
で、「山学校」という言葉だが、これは学校に行くのをサボって近所の山で遊ぶことを当時の子供達はそう呼んだ。クラスの中でときどきこれをやる生徒がいて(男生徒だけだが)、そいつらが休むと「あいつら、また山学校に行ったな」と級友達と噂していた。
山学校をちょくちょくやる生徒は当然学校の授業についていけなくなることが多い。そしてまた山学校へという悪循環だった。わたしは「あいつらはバカなんだ」と子供心にも見下していたのだが、あるときその生徒達がときどき他の生徒達が弁当を開いている時間に校庭に出て遊んでいるのに気がついた。
彼達は弁当を持って来られないことを恥じていたのだ。昭和29年から30年代になろうとしていた頃には子供に弁当を持たせられない貧しい家庭がまだあったのである。絶対にお腹が空いてたまらなかったろうし、まわりの生徒達が弁当を使っている中にだまって座っているのは耐えられなかっただろう。
彼達が毎日弁当を持ってくることが出来ていたら、その結果学校の授業にもついていけて「山学校」に行くこともなかったろうに。そんなあの頃を思うともの悲しくなる。