日々のペースに復帰しつつある

5月31日(火)・曇りときどき小雨/最高気温17度

7時起床。
あまりはっきりとしないお天気だった。ブリギッテを送り出してからしばらくしてウォーキングに出掛ける。しばらく前にどこかで読んだのだが、ウォーキングは夕方近くになってからしたほうが身体に負担が掛からなくて良いという事だった。それ以来これを実践していたのだが、どうもわたしには合わないようだ。

身体の負担に関してはそれほどの違いは感じない。なによりも夕方になってからやろうと思うとそれまでの時間が精神的に窮屈になる。午前中に済ませてしまえばやるべきことはやったという感覚でそれからあとの時間を自由に使える。気の持ちようだと言って見ればそれまでだが。

今日も一万歩近く歩いて少し汗ばんだ身体にシャワーを浴びてスッキリした。
昼食の後は気持ちの良い昼寝を1時間ほど。目が醒めてから先日花王の同期入社組の一人から送られた著書「花王魂」を読了したのでその感想とお礼をメールする。わたしは1年あまりしか在籍しなかったけれど、花王という会社の先見性としっかりとしたトップ陣営のマネージメント、研究者を大切にする社風に誇りを感じた。

夕食は先週の食事会用にと買っておいて使わなかった山芋を千切りにし卵黄を落とし、ワサビ醤油とごま油で和えたものも作る。それと日本で買ってきた回鍋肉(ホイコーロー)の素を使ってみた。

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これはおいしかったけれど、特別においしいと言うほどのものではなかった。でも手軽でササッと作れるのがいい。

10日ぶりのウォーキング

5月30日(月)・晴れときどき雨/最高気温20度

6時半起床。
週末が終わって新しい週が始まるとホッとするのはいつものこと。今週は特別な予定は入っていないので余計に気が楽。

ブリギッテを送り出してからゆっくりと時間を取ってシャワー、洗髪。そのあと家庭医のところまで出掛けた。ブリギッテの常用薬がなくなりかけているので家庭医に薬局への処方箋を書いてもらうため。

家庭医も2週間ほど休暇を取っていて今日からまた再開したので、受付にはわたしのような年寄りが5人ほど列を作っていた。平日の午前中だから若い患者がいないのは当然なのだが、年寄りがずいぶん多いなぁと自分のことは棚に上げて感心していた。

昼食は先日作っておいしかった焼きビーフンをもう一度作り、残り物の味噌汁に卵を割って入れて添えた。そのあと1時間の昼寝。

昼寝から覚めてウォーキングに出掛ける。10日ぶりのウォーキングだ。一万歩にちょっと欠ける歩数を歩いて帰宅。

日中は明るい光の溢れる良い天気だった。土曜日にブリギッテが朝市で買ってきたケシの花が今日になって急に元気になり、わたしの目の前でつぼみがポンッとはじけてきれいな花を開き始めた。ケシはわたしの好きな花の一つ。

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夕食は仔牛の肉を解凍して肉豆腐を作った。まあまあの味に仕上がったがもう少し肉に味がしみ込んでいても良かった。次回はもっとうまく出来ると思う。

昨夜の疲れで半分死んでた(^_^;)

5月29日(日)

8時起床。
昨夜の食事会の疲れが、目覚めた後も残っていて日中は半分死んでいた。夕立もあったりして夕方になってようやく蘇生(おおげさか)した。

ブリギッテもずいぶん疲れていたようで起床したのはわたしの方が早かった。起床後わたしがしたことはまず昨夜寝る前にオンしておいた食洗機の洗い上がった食器類を食器戸棚に戻す。次にワイングラスの手洗浄。それが終わった頃ようやくブリギッテがダイニングキッチンに顔を出す。

10時から義母をまじえてのブランチ。温かくなって義母もずいぶん生き生きとしてきた。ブランチが終わった11時半頃にわたしは二人に断ってベッドに入り早い昼寝。これでずいぶん体調が元に戻ったようだ。

ブリギッテは義母を送り届けてからベッドへ。彼女は30分ほど眠っただけで元気になったようだった。それだけ若いということかな。

ちょっと蒸し暑かったけれど良いお天気だったので2人で散歩に出掛ける。いつもの森とは反対側の Hochleite を歩く。以前建っていた家の後が大規模な工事中だったりして新鮮な驚き。昔、娘たちを通して付き合いのあった女性とバッタリ出会って路上でのおしゃべり。午後4時頃に帰宅。

夕食は昨夜の残り物で済ませる。これはいつもながら食事会の次の日の楽しみである。
夜7時を過ぎる頃に夕立が来た。今日は早寝する。

ブリギッテの若い同僚を招いての食事会

5月28日(土)・晴れ/最高気温23度

6時半起床。
昨夜の食事会は最近になく終了時間が遅くて就寝したのは午前1時だった。昨夜はこのブログを更新する気力も体力もなくて翌日(29日)のアップ。

午前中にブリギッテは義母と連れての買い物。今日は12時前に帰宅したので一緒に焼きそばを食べて昼食とする。

12時過ぎから昼寝。午後4時頃から食事会の準備に取りかかる。ブリギッテの会社の若い同僚の女性と彼女のボーイフレンド、そしてカローラ夫妻にわれわれを入れて6人で食卓を囲んだ。下のは写真はテーブルセッティングをあらかた終わったところ。

Einladung 28.05.2016

今日のメニューはつぎのようなもの。

突き出し:枝豆(冷凍のものを昨日買ってきた)

Einladung 28.05.2016

箸休め:きゅうりとワカメの酢の物

Einladung 28.05.2016

1.冷やしうどん(ごく少量でめんつゆにつけて食べた)

Einladung 28.05.2016

2.茄子の煮びたし(せんじつやっておいしかった)

Einladung 28.05.2016

3.だし巻き

Einladung 28.05.2016

4.鮭の切り身(塩焼き)

メインの焼き物はいつもだと室内のオーブンで焼くのだが、ブリギッテが室内だと魚臭くなるし、新しく買った LotusGrill をテラスで使いたいというので彼女に任せておいたのだがこれがトラブった。鮭の切り身にサラダ油を塗ってから焼くのを忘れたらしく網に身がこびりついてしまった。それをリカバリーするのでわたしは大忙し。それで写真は無し。

5.みそしる(豆腐と白アスパラガス)
6.ご飯
7.和菓子(日本で買ってきた抹茶味)ー鎌倉のお菓子だった。

Einladung 28.05.2016

19時から会食となったのだが今夕はあまり会話が進まずに精神的に疲れた。同年代のカローラ夫妻を招いておいたのが功を奏してなんとか場の空気は保たれた。

翌日になってブリギッテと話し合ったが、やはり年代の差だろうと。われわれはいつまでも昔の若いときの気分でいるが招かれた彼女たちにしてみれば自分たちの両親よりも年上(多分)のわれわれとどんな会話をすればよいのかわからなかったのかもしれない。(^_^;)

0時半のお開き。

穏やかな明るい一日

5月27日(金)・晴れ/最高気温26度

6時半起床。
今日は穏やかに晴れた良い天気。予定していたのは「庭の芝刈り」「ビールとミネラルウォーター購入」の二つだけ。

まず10時頃に家を出てビールを買ってきた。今回はひとケース(20本入り)を半分ずつにして Weißbier と Hellesbier を10本ずつにした。というのはまだ Weißbier の在庫があるのと、明晩食事に招いている人たちが Weißbier を好きでない場合に備えて Hellesbier を用意したということ。

買い物から戻ってから芝刈り。シーズン始めは短い間隔で刈った方が芝の生育には良いらしい。そんなに伸びていなかったから上っ面をサッと刈っただけ。

その作業が終わったらちょうどお昼時。お腹が空いてきたので着替えてすぐに家を出た。久しぶりに Döner Kebab を食べる。その店はいつもおいしいのだが今日は空腹だったせいか余計においしく感じた。

昼食のあと中国人経営の食料品店で食材を仕入れて帰宅。満腹感も手伝って眠い。エスプレッソを飲んでからベッドに入り1時間ほどの昼寝。

夕方は6時にブリギッテを車で迎えに行き明晩の食事会に備えてのワインなどを購入。明朝、彼女はいつものように義母を連れての買い出しなので必要なものは今日のうちに買っておきたかったようだ。

夕食はテラスで日没を眺めながらチーズとバゲット、クルミ入りのパン、赤ワインでゆったりと食べる。9時半を過ぎるとさすがに少し寒くなってきた。

良い気候だったが体調はいまいち

5月26日(木)・晴れ/最高気温23度

8時起床。
今日のドイツは Fronleichnam(聖体の祝日)というキリスト教の祝日。で、朝はブリギッテに付き合ってゆっくりの起床となった。

祝日だからというので義母を迎えに行きブランチ。いつもの日曜日と変わらない。ただ今日は車での送り迎えはブリギッテがやってくれた。

わたしはなんだか体調がピリッとせず、やたら眠い。日中は本を読んでいたのだがとても眼が疲れる。それで眠気が差してくるのかもしれない。もしかすると本当に白内障の気があるのかと思えてきた。6月14日(火)に眼科医の予約を入れてあるのでその時にはわかるだろう。白内障の手術はほぼ安全だというのでもしそうだとしても心配はしていない。

4時頃にアンナが山のような洗濯物を持って訪れた。彼女のアパートに設置してある共同洗濯機は料金が高いので我が家のを使っているわけだ。

あまりの天気の良さにウォーキングをすることにして家を出た。最初に書いたように体調はあまり良くないのだが、それだからこそ少し歩いた方がいいのかもしれない。1時間ほど歩いて帰宅。家に着いたときにはかなりヘロヘロの状態だった。

夕食はブリギッテと2人だったので手の掛からない卓上バーベキューをテラスで。2種類のソーセージと生野菜サラダ、そしてもちろん Weißbier 。

展覧会で買ったもの

4月から約4週間の日本旅行中に8回の展覧会を観て回った。全てを観て回ったあとには必ずショップに立ち寄りなにか記念になるものを探す。今回は絵はがきを買うことはほとんど無かった。

今までの経験で買って来た絵はがきを使う機会がほとんど無く、机の引き出しに眠ったままになっている。そこで今回はマグネットが裏に貼られたちいさな(5cmX8cm)グッズを買ってきた。これなら冷蔵庫の壁などを使ってピン代わりになる。

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毎日冷蔵庫を使う度に眼に入ってきて、これはなかなか良いものである。

3日ぶりに晴れ間が見えた

5月25日(水)・曇りときどき晴れ/最高気温19度

7時起床。
昨夜も朝まで通して眠れて快適。洗髪もしてスッキリ。やはり晴れ間が見えると気持ちが良い。

今日は久しぶりに昔からの友だちと昼食を約束していた。その前に街へ出て銀行へ行き VISA Card の契約を解消する。普段は MasterCard と使っていて VISAカード は MasterCard が使えない状況になったときの予備にと契約しておいたのだがこれまでほとんど使う機会が無かった。使用料金は年額20€と少額ではあるのだが使わない物にお金を払う必要は無い。

そのあと Conrad に立ち寄り車のキー用のバッテリーを購入。そのあと約束した店へ。ちょうどお昼時で店は混んでいたが午後1時を過ぎると客はわれわれだけになった。

話題はもっぱらわたしの日本旅行。彼女もわたしの少し前に日本に行っているので共通の話題で盛り上がった。午後2時過ぎのお開き。

そのときに飲んだビールの酔いもあって、帰宅後1時間の昼寝。

夕食は鮭の切り身をオーブンで焼いてタップリの大根おろしを添える。その他になすが冷蔵庫の中にあったのでそれを「めんつゆ」を使って煮びたしにする。両方ともかなりいい味に出来上がった。

夕食にそれを食べたブリギッテが、土曜日の来客にはこれを出しましょうと言う。彼女の勤めている会社の若い同僚を招いてあるのでブリギッテが料理するのだとばかり思っていたのだが、わたしが料理することになってしまいそう。なんだかはめられた感じがする。

8時には夕食の後片付けも終わって就寝までの時間はそれぞれに好きなことをして過ごす。明日はまた祝日なので彼女もゆったりしている。

今日は読書三昧

5月24日(火)・雨/最高気温11度

7時半起床。
二度寝したら久しぶりに寝過ごした。しかし朝食をブリギッテと一緒に食べられたので問題なし。

今日も一日中小雨が降り続き、ときおりは風がちょっと強い時間帯もあった。昨日同様に一日中家の中に籠もりきりで今日は読書。文字通り晴耕雨読である。

昼食は久しぶりにビーフンを焼いて日本から買ってきた「高菜漬け」をまぶしてみたがピリッとした唐辛子味が利いて幾らでも食べられそう。そのあとも本を読み続けるうちに夕方の4時になっていた。

アイロン掛けするシャツ類がまた溜まっていたのでそれを1時間ほどで片づける。

夕食は「小林カツ代のお料理入門」からしばらく振りにハンバーグを作る。ハンバーグを焼くときに最後にお湯または水を加えて蒸すのが特徴。こうするとドイツの固いハンバーグではなく、日本のフワフワのハンバーグになるのだ。ソースはトマトケチャップ、ウースターソース、醤油、酒、バターを混ぜたものでなつかしい味になった。付け合わせはジャガイモの塩茹で。

明日は天気が回復するらしい。

映画三本立て

5月23日(月)・曇りのち雨/最高気温15度

6時半起床。
昨日はあと1度で30度の大台を超そうかという暑い日だったのに、一転して今日は最高気温が15度という雨模様。

しばらく前からオンライン・バンキングに切り替えようとしているのだが、PC・ iPad ・携帯 の3つでも動作するようにしたいと思っていた。これが(PC)と(iPad/携帯)とで異なる PIN が必要だったりして、その設定がなかなかスンナリ飲み込めない。昨夜もいじっていて壁にぶち当たったので今朝はまたブリギッテに付き添って Marienplatz 近くの銀行まで足を運んだ。

こんなに手こずるのはわれわれが歳をとって理解力が無くなったのか。しかし、よく考えてみると銀行側の説明の仕方にも非がある。 iPad や携帯のアプリの作りがこなれていないせいもある。

ブリギッテはそのあと職場へ、わたしは帰宅。家に着く頃から空が暗くなり雨が降り出した。夕方まで特に予定も無かったのでレンタルしてあった映画を3本続けて観る。一本目はハリウッド制のどうでもいいようなラブコメディ。二本目は日本映画の Love Letter 。三本目は韓国映画の「王になった男」と期せずして三つの国が並んだ。

ちょっと後ろめたい気はしたが、雨に閉じ込められた薄暗い日にはこんな過ごし方もありだということにする。そういえばその昔の映画館は三本立てというのがあったなぁと思いだした。

もうちょっとで真夏日

5月22日(日)・快晴/最高気温29度

6時半起床。
朝から素晴らしい天気となった。夕方から夜に掛けては少し雲が出てきたけれどそれまでは青空が一杯に拡がる。気温はどんどん昇り始めてなんと最高気温が29度。ということで今年一番の暑さ。

日曜日ということで義母をまじえてのブランチはいつもの通りだが、今朝はテラスで。そよそよと風は吹いているのだがそれが一向に冷たさを感じさせない。1年に何日も無いようなお天気だ。

午後はいったん街へ出たのだが、行き違いがあって予定していたことが遂行できず1時間ほど後に戻ってきた。

夕方からはテラスで Weißbier を楽しむ。お天気のせいか一本のビールですごく眠くなってしまい寝椅子の上でしばらく寝てしまった。こう暑いと食欲も無くなって、夕食は家庭菜園で取れたサラダ菜に買ってきたトマト、きゅうりを入れてのサラダ、モッツァレラチーズとバゲットで軽く済ませる。

食事のあとそのままテラスに座り、ブリギッテが安売りで買ってきた DVD を観始めた。マイケル・ダグラスとダイアン・キートンの老いらくの恋を描いたものだが、これはちょっとひどい出来の映画だった。安いだけのことはある。(-_-;)

今年初めて半袖のポロシャツを着た

5月21日(土)・快晴/最高温度24度

7時起床。
今日は起床してからすぐに身体に力が入らないことに気がついた。どこが痛いとかではないのだが、気力が湧いてこない。まあ年齢を重ねるとこれからはそんな日もあるだろう。

土曜日ということでブリギッテは義母を連れて買い物へ。その間、わたしはベッドカバーの交換、庭の芝刈り、各部屋と浴室に掃除機をかける作業をこなした。12時半を過ぎてもブリギッテが戻らないのでお腹が空いたから1人で昼食を作って食べる。

彼女が戻ってきたのはわたしが昼寝をしているときだった。かなり疲れた様子でご機嫌斜め。きっとお腹も空いていたのだろう。

買って来たものを家の中に運び込むのをてつだったり、義母が買ったイチゴを間違えて持って来たりしていたので、わたしがそれをあらためて義母宅に届ける。ついでにアンナの部屋を訪れて顔色をみてきたがだいぶ元気になったようなので一安心。

午後は暑いくらいの素晴らしい天気となり、これだったらビアガルテンもいいなと思った。月曜日、火曜日はまた天気が崩れそうだが、そのあとは五月の美しい日が帰ってくるという予報だ。せいぜい楽しまなくては。

新しい Borsalino

5月20日(金)・晴れときどき曇り/最高気温17度

5時半起床。
昨夜は23時頃にベッドに入ったのだが、久しぶりに5時半までトイレに起きることもなくグッスリと眠れた。気分爽快である。朝食もいつもよりおいしいような気がした。

昨日の雨とは異なり朝から明るい五月の気候。そんな気分のまま先日から目を付けていたボルサリーノ( Borsalino )を買うことに決めた。今20%引きのセールをやっているのでそれが引き金になった。しかしそれでも Borsalino は高い。エイヤッと弾みをつけないことにはなかなか心が決まらなかった。(笑)

これまでもずっと Borsalino をかぶり続けているのだが黒、灰色、濃いブルーのものでブラウン系のものは初めて。今日は焦げ茶かラクダ色系か迷いに迷った。しかしかぶり心地の良さで焦げ茶色のものにした。いい買い物だったと思う。

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昼食のあと45分ほどの昼寝。目が醒めてからウォーキングに出掛けた。1時間とちょっと歩いたがまだ完調ではない。少しずつ調子を上げていければと思う。

夕食はブリギッテが 白アスパラガス(Spargel) を料理するというので塩茹でのジャガイモの下拵えをし、冷蔵庫の中にあったブロッコリーを茹でておいた。

帰宅したブリギッテは疲れた様子だったが、週末ということで白アスパラガス (Spargel) を料理しながら少しずつ元気になってくるのがわかる。さいわい明日、明後日とよい天気になるそうだ。

日本で観た展覧会

今回の日本滞在中には8つの展覧会を観ることができた。

1.安田靫彦展(4月17日)
2.黒田清輝展(4月19日)
3.北大路魯山人展(4月20日)
4.奥村土牛展(4月23日)
5.土門拳展(4月29日)
6.吉田晴弥展(5月2日)
7.根付けと提げ物展(5月5日)
8.広重ビビッド展(5月6日)

どれもが素晴らしい展覧会で大いに楽しめた。同時期に開かれていた「カラヴァッジョ展」や「伊藤若冲展」のような長蛇の列に並ばなくてはならない展覧会は意識して避けた。

それでも入場してみるとイラッとしたことが二、三の展覧会場であった。原因は2人連れ、時には3人連れのおばちゃん達。このおばちゃん達はひとつひとつの絵の前に固まったままなかなか動かない。さすがに大声で会話することはないのだが、聞こえてくるのはお決まりの「素晴らしいわね〜」に始まって各人がどこかで仕入れてきたうんちくの数々。

おばちゃん連れはひと組では無いから列がなかなか進まない。わたしはそのおばちゃん達を通り越して一通り観て回り、また最初に戻りおばちゃん達のせいで観られなかった作品を観て回るということをした。大体3回ほどこれを繰り返すと全ての作品を見ることが出来る。

展覧会ってひとりひとりが楽しむものだと思う。会場入り口までは友だちと一緒に来ても会場の中では単独行動をとって、作品への感想などは会場を出たあと仲間同士で楽しんで貰えないものかと思う。無理かな。

生存証明書

5月19日(木)・雨/最高気温13度

6時45分起床。ベッドの中からでも雨音が聞こえる。それが一日中続いたうえに肌寒いままで夜を迎えた。

わたしが日本に行って留守している間に年金支給のための Lebensbesheinigung (生存証明書)を提出してくださいという文書が届いていた。これは死亡したのにそれを届けずにその関係者が年金を受け続けるのを防ぐためだろうと思う。

文書には銀行などでも証明してくれるという事が書いてあったので近くの Stadtsparkasse に行ってみた。だが、窓口の女性が頼りなくて奥に引っ込んだままなかなか戻ってこない。ようやく戻ってきたと思ったら 8.5€ 掛かります、という。それに納得できなかったので断って帰宅した。

そこで直接、当の Bayerische Versorgungskammer に雨の中を出掛けてみた。 Max-Weber-Platz から劇場までの途中にその建物はある。しかし、行ってみるとしばらく前に Bayerische Versicherungskammer と Bayerische Versorgungskammer とは別の建物になったという。ガックリとして雨の降りしきる中をいったん帰宅。

昼食には昨夜のカレーを食べ、そのあと昼寝。冷たい雨の中を歩き回ったのでかなり疲れていた。目が醒めてから今度は車で Bayerische Versorgungskammer のある Arabellastr.31 へと向かう。ここでようやく埒があいて用件が終了。

帰宅してからアップし残していた日本滞在中の日記を片づけ、そしてこれも中断していた洗濯物のアイロン掛けをする。

夕食は手抜きで山形でいただいたこんにゃく料理の詰め合わせと豆腐の味噌汁で済ませる。明日からお天気は上向きになり週末にかけては晴れるようである。

やっと五月らしいお天気に

5月18日(水)・晴れ/最高気温19度

6時半起床。
素晴らしい天気の1日だった。ミュンヘンの五月はこうでなくちゃ。
ブリギッテを送り出してから昨日の続きのアイロン掛け。それが終わらないうちに街へ出掛ける時間となった。

今日は街中の銀行へ。わたしが日本へ行く前にオンライン・バンキングの手続きをしていったのだが、帰宅してアクセスしようとしてもパスワードが通らない。それで銀行窓口へ出向きもう一度パスワードの設定を行った。

その作業にはブリギッテも加わったので終わったあと一緒に昼食。彼女はそのあとまた職場に戻っていった。わたしはそこからちょっとした買い物などをしてしばらく振りに町を歩く。今日はカラリと晴れた湿度の低い空気でとっても快適。

帰宅してさすがに疲れたので1時間の昼寝。この眠りも気持ちよかった。目が醒めてからカレーを作り出す。ルーはもちろん日本から買って持って来た顆粒状のもの。作り終わり、ご飯を炊飯器にセットしてからウォーキングへ。

一昨日、昨日と歩いて調子が出てきたので今日は少し距離の長いコースをとる。気持ちよく歩いて6時半に帰宅。ブリギッテは7時頃の帰宅。すぐに用意してあった夕食を食べ始める。これから夏に向かうと暗くなるのは9時半から10時頃になるので、夕食を済ますと寝るまでの時間を大いに楽しむことが出来る。でも、明日はまた雨になるらしい。

日本とドイツの旬を組み合わせてみた

5月17日(火)・晴れ/最高気温13度

6時半起床。
昨夜も午前4時ぐらいから目が醒めたまま朝を迎えた。今日は食洗機の修理人が10時半〜12時の間に来るというのでそれを待たなくてはならない。

10時頃から溜まっていたシャツ、ブラウスのアイロン掛けを始めた。日本旅行中のわたしのシャツが洗い上がってきているので、今日はかなり量が多い。わたしのシャツのアイロン掛けが終わる頃(12時15分)に修理人が来訪。まったく、こういう人たちは時間通りに来ることは希である。ブリギッテのブラウスのアイロン掛けは明日に持ち越し。

今日訪れた修理人は先回も来た若い男性で、ちょっと頼りない印象。大丈夫かな、と不安だったので彼の一挙手一投足を観察していた。彼がやったのは洗剤を入れる部分の交換でなんとか動くようになったのでしばらく様子を観ることにする。保証期間は2018年まであるので安心だ。

そのあと日本から買ってきた筍・釜飯の素を使って炊き込みご飯を作る。

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出来上がったそれを食べたあとベッドに入って1時間半の昼寝。よく眠れた。目が醒めてしばらくして5時過ぎからウォーキングに出掛ける。昨日と同じコースで6689歩

ウォーキングから戻って久しぶりにサラミソーセージを肴に Weißbier を飲んでいるとブリギッテが帰宅。彼女は Spargel(白アスパラガス)を作り出した。本来なら茹でジャガイモとハム、の組み合わせなのだが、今日はタケノコご飯と組み合わせてみた。

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これがなかなかよく合う。日本とドイツの初夏の旬のものの組み合わせとなった。

ウォーキング開始

5月16日(月)・曇りときどき雨/最高気温10度

7時起床。
5月とは思えないような寒い1日だった。ときどき雨も降ったのでその寒さに輪をかけた。

昨夜午前3時頃にトイレに起きて寝室に戻ったとき、どうしたことか暗闇の中でベッドの位置を錯覚しサイドテーブルに思い切り左手首を打ち付けてしまった。すぐにボルタレンを塗ったが少し心配だった。朝になって眼が覚めてもその部分が腫れるという事も無くホッと一安心。これから年齢を重ねるごとにこういうことが増えてくるんだろうなぁ、とちょっと暗たんとする。

午前中、ブリギッテがアンナの看病に行っている間わたしは旅行中の日記をまとめる作業をする。もう少しマメに写真を写しておけばよかった。

アンナのところから疲れた表情で戻ったブリギッテはベッドに入って本格的な昼寝。彼女にしては珍しい。わたしが夜中に手首を打撲したときに彼女も目が醒めてしまい、それから朝まで眠れなかったらしい。

彼女は目が醒めてからカローラの税金申告書類を作り始めたのでわたしはウォーキングに出掛けた。日本旅行から戻って初めてのウォーキング。途中でパラパラと雨にあったけれど本格的に濡れる前に帰宅。6587歩、ほぼ1時間歩いた。

午後四時過ぎから今度はわたしが寝椅子の上で遅い昼寝。18時から義母が近所のイタリアン・レストランでの食事をご馳走してくれた。体調を崩しているアンナに食欲が戻ってきたというのでレストランから脂肪の少ない肉料理を持ち帰って届ける。明日は彼女も大事をとって仕事を休むそうだ。

どうやら今回は肝臓から来る発熱ではなかったようだ。しかしまだ100%安心は出来ない。

Pfingsten の祝日も今日で終わり、明日から普通の日常が始まる。

Pfingsten の祝日

5月15日(日)・雨ときどき曇り/最高気温10度

6時半起床。
ベッドから出たのは6時半だったけれど3時過ぎ頃に目が醒めてからずっと眠れなかった。まだ時差ボケが完全には治っていないようだ。

7時頃にアンナから電話があり昨夜から体調が悪く熱があって吐き気もあるという。単なる風邪だといいのだが心配である。

わたしが日本に行って留守をしている間にオープンしたという近所のパン屋を今朝は試してみた。ちょうど日曜日で義母を入れてのブランチだったのでちょうどよい。食べてみた感じではなかなかのクオリティだ。

ブランチのあとブリギッテが義母を送りがてらアンナの様子を見に行った。熱が39度以上あるというのでまた肝臓から来ているのではないかと気に掛かる。

わたしはお昼過ぎに眠くなったのでベッドに入って昼寝をしようと試みたのだが30分ほどしか眠れなかった。

今日と明日は Pfingsten の祝日なので夕食にも義母を招き魚料理(鱒)をする。ブリギッテはせっかくの連休なのに大忙しである。

夕食は8時半にお開きとしブリギッテはまたアンナの様子を見に行った。

雨に閉じ込められる

5月14日・雨/最高気温15度

6時起床。
ミュンヘンに戻ってきてから今日で早くも4日が過ぎた。しかし、まだ心身共にピシッとしないまま。まあ、昨日一昨日と医者通いが続いたせいもあるけれどお天気のせいもあると思う。

今日も一日中雨が降ったり止んだりだった。特別にすることもないのでやったことは下書きしておいた日本旅行中の日記をまとめて少しずつアップしただけ。

それと旅行中にお世話になった方々へのお礼状書き。いわきの兄はPCもスマホも使っていないからメールを送ることが出来ない。久しぶりで手書きで文章を書くのは新鮮だったけれど、その反面なかなか骨が折れるものだというのを実感。切手を貼ってそれを郵便箱まで出しに行くときに外へ出たのが今日唯一の外出だった。

ブリギッテは今夕は友人の医者宅でオイロビジョンのテレビを見る約束をしていたらしく出掛けて行った。

夕食を1人で食べたあと4月30日までの日記をアップして就寝。明日はもう少し身体を動かすようにしないといけないなと思う。

内視鏡検査は異常なし

5月13日(金)・雨/最高気温14度

2時起床。
昨夜は夕方からの1回目の下剤投与のせいかちょっと寒気を感じて起きているのが辛かった。8時過ぎにはベッドに入ってそのままグッスリと寝入ってしまった。パッと目が醒めたら午前2時。寝起きの気分は悪くはなかったし、午前4時頃から2回目の下剤を飲もうと予定していたのでそのまま朝まで起きていた。

4週間の間 MacBook Pro 15 を使い続けていて溜まった音楽データを外付けのHDに写したり、バックアップを取ったり、下書きしておいたブログの日記を少しずつアップしたりしている間に時間が過ぎていった。

2回目の下剤服用は1回目ほど苦痛ではなくかなりスムースに運んだ。8時頃にはそれも終わり準備万端整う。10時にブリギッテの運転で医院へ。

診察室で横になり左腕に針を刺され、喉を麻痺させる液体を嚥下したあとに意識を失った。目が醒めたら下着とズボン、そして靴まで身に付けていて驚いた。時間を聞くと意識を失ってから既に2時間以上過ぎている。

トイレに行きたいと思い腕をとられて歩く。とはいっても内容物は下剤で流し去っているからなにも出て来るわけはない。ただガスが溜まっていただけだった。

ブリギッテに車で迎えに来て貰いいっしょに検査結果を聞く。腸にも胃にもポリープは無く無罪放免となった。

途中で新しくオープンしたというケーキ屋さんに立ち寄りエクレアとチーズケーキを買って帰宅。それからしばらくしてベッドに入り今度は本格的に眠った。

夕食は牛のレバーとマッシュドポテト、そして Weißbier 。今日はやはり疲れているのでこの日記をアップしたら就寝。

内視鏡検査1日前

5月12日(木)・曇りのち雨/最高気温15度

7時40分起床。昨夜は3時間おきぐらいに目が醒めた。まあ、これも時差ボケのうちだろうと思う。昨日と同じくブリギッテはすでに出社したあと。用意してあった朝食を1人で食べる。

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明日の内視鏡検査のための準備が始まったわけで今日の朝食と昼食はこれ。乾パン(量の制限無し)にバターを塗って蜂蜜を乗せて食べる。飲み物は紅茶。

今日はそれに加えて11時半から歯石除去のために歯医者の予約を入れてあったから10時半頃に家を出る。歯石除去は特に問題も無く終わり、家についてすぐにまた昼食。下の写真は新緑のニュンフェンブルグ離宮の運河。運河の奥に離宮が見える。

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昼食のあと昨夜届いたスーツケースを開いて内容物を床に拡げてみた。ほとんどが食料品である。この中には姉と友人たちからいただいたお土産も混じっている。

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16時を過ぎた頃に医者が与えてくれた下剤 “EZICLEN” というのを処方に従って飲み始める。これからが辛いところだ。

この “EZICLEN” という代物、二口目くらいまでは「む、そんなに悪くないじゃないか」と思ったのだが、飲むうちにだんだん鼻についてきた。パッケージの中には瓶が2本入っていて、そのうちの一本を今日の16時に飲む。瓶の中身を水で薄めて約500mにして、それを1時間かけてゆっくりと腹の中に入れていく。そのあとは1リットルの水をやはり1時間かけて飲む。

この課程が終わったあとかなり短時間後にそれは始まった。これはトイレから10mほどの距離にいないとまずいな、と思われるほど間欠的に突然襲ってくる。それも夕方7時頃にはおさまった。

下剤のせいで少し寒気もしてきたので8時頃にはもうベッドに潜り込んで眠ってしまった。このエントリは夜中2時頃に目が醒めて起きてから書いている。今は夜中の3時過ぎ。

4時を過ぎたらもう一本の “EZICLEN” を同じように飲まなくてはならない。内視鏡検査が10時半からなので、その2時間前(8時半)には準備万端終わっているようにと説明書に書いてある。たぶん朝7時頃には終わっているだろう。

12年前の体験だと診察台の上に乗ってしまえば麻酔をかけてもらい。あとは目覚めるのを待つだけ。前夜が一番面倒だ。

スーツケースが見つかった

5月11日(水)・晴れ/最高気温22度

8時起床。
昨夜は午前3時頃に1度目が醒めたがそのあと朝までグッスリと眠れた。ブリギッテが出社したあとだったので1人でゆっくりと朝食。それからはメールをチェックしたり、日本滞在中の領収書などを整理していた。

昼食はうどんにハムと卵を入れて食べる。そのあとも昼寝をせずに留守中に溜まっていた郵便物の整理。それほど量が多くなかったから意外に時間は掛からなかった。

午後4時を過ぎても航空会社から連絡がないので心配になったが、そうするうちに電話がかかってきた。わたしのスーツケースが見つかったのでなんと今夜の10〜11時に配達するという。とっくに眠っている時間だけれど、明日に配達されるよりは良い。

ブリギッテは定時の帰宅。わたしに代わって彼女が起きていて荷物を受け取ってくれることになった。夕食は鮭のソテーと白いご飯。明後日は腸の内視鏡検査なので普通の食事を取れるのは今夜が最後。明日は乾パンとバナナ、スープぐらいしか食べられないようだ。

日本滞在中に書き溜めておいたブログの下書きから写真を加えたりして、少しずつアップしていく。今日は三日分をアップした。9時を過ぎたらさすがに猛烈に眠くなってきたので後はブリギッテに任せて寝ることにする。

東京⇒ミュンヘン

5月10日(火)・曇り/最高気温21度(東京)

4時10分起床。
昨夜帰宅したときにはお腹がゆくなっていて大丈夫かなと不安になったけれどどうやら今朝は持ち直したようだ。5時に目覚まし時計を掛けておいたんだけれど4時に目が醒めてしまった。二度寝して寝過ごしたりしたら目も当てられないのでそのまま起きてしまう。1時間ほどメール書いたりして過ごし、荷物をまとめてホテルを出たのは6時過ぎ。

空港についてチェックインを済ませて待合室No.145 に座ったのは出発1時間20分前。ちょうど良い時間だ。ブリギッテの同僚達のためにお菓子「萩の月」と「お、お抹茶」というのを購入。これで買い忘れたものは無いはず。いつもながらお土産買いというのはわたしにとってかなりエネルギーを消耗する行為だ。(^_^;)

羽田空港もかなり前から無線LANが無料で使えるようになっている。これはもう当たり前のサービス。飛行機に乗る頃になって急に眠気が差してきた。しかしそれからロンドンまでの間に3本の映画を観る。映画の間はまた眠ったようだ。

ロンドン・ヒースロー空港では1時間ほど待ってミュンヘン行きの飛行機に乗り換える。いざミュンヘンに着いてみたら、わたしの旅行カバンが出てこない!中身はほとんどが食料品だったりするので残念だったが、明日には届くだろう。

家に着いてチーズとソーセージ、パンそして Weißbier のドイツ風食事。9時を過ぎたらさすがに眠くなってきた。シャワーを浴びて寝る。

滞在最後の日は雨

5月9日(月)・曇りのち雨/最高気温22度

6時40分起床。
今日も4時に1度目が醒め、そのあと二度寝をして気持ちよく起床。昨日で Japan Rail Pass が切れているので心静かに最後の日を過ごすことが出来た。いつもの通りに簡単な朝食をとる。

午前中に1度 RIMOWA のカバンを詰めてみる。キッチリと22.7Kgにまとめたが機内持ち込みの小さなカバンにはまだ余裕がある。こちらも23Kg まで持ち込めるのだがいかんせん容量が限られている。

駅向こうのヤマダ電機でなにか持って行けるものは無いかと物色してみたが見つからず、一階のスーパーに行ってみる。ここでカバンの空きを考えながらまた食料品を買い入れた。

いったん部屋に戻り買い物袋を置いてから昼食へ。今夕は芸大時代の級友と会食の約束をしているので「きつねうどん」にしておいた。昼食にたくさん食べると夕食の時間になってもお腹が空かない。

再び部屋に戻りもう一度カバンの詰め直し。軽くてかさばるものを RIMOWA のカバンへ、小さくても重量のあるものを機内持ち込みカバンへというコンセプトで詰め替えたが今回は衣類のほかはほとんど食料品なので詰め替えてもあまり効果は無かった。(^_^;)

最後の最後にとホテル下の百円ショップへ。ここで最後に数品買ってこれで打ち止め。部屋に戻り大相撲の中継を観ながら少し横になる。6時に飯田橋駅東口で待ち合わせ。

あいにくの雨の中を出掛けて飯田橋に着いたら級友は既に到着していた。駅から5分ほど歩いた小さなレストランでの夕食。ほぼ2年ぶりに会ったわけだが、いろいろな話に花が咲いた。もっとゆっくり出来たら良かったのだが、明朝は5時起きするつもりなので10時前にお別れしてホテルへ戻る。

最後の「おふろの王様」を楽しんでもう一度カバン詰めの点検。今回は一ヶ月という長い滞在だったから充分にやりたいことをやれて満足。

懇親会のあと足利フラワーパクへ

5月8日(日)・晴れ/最高気温25度

7時起床。
明け方目を覚まして、また眠った。二度寝ができるのは嬉しい。今日も東京は快晴日和で始まった。12時から今回の旅行最後のイベントである「高専3科合同懇親会」が日比谷公園内の公園で有った。この集まりがなかったら一週間ほど早く帰独していたに違いない。体調は特に悪いところもなく今日の日を迎えられた。しかし油断は禁物、ミュンヘンの自宅に戻るまでが旅だと自分に言い聞かせる。

東京もずいぶん温かくなってきている。今の季節としてはかなり高温なのだろうが空気が五月の清々しさを感じさせてくれるので気持ちが良い。いつも通りにおにぎりとホットコーヒーで軽く朝食を済ませる。今日は12時から会食なのでいつも食べる2個のおにぎりを一個に減らした。

今日の会場は「日比谷サロー」というビアレストラン。

日比谷サロー Beer Terrace 1949 HIBIYASAROH |オープンテラスでビールをお楽しみいただける日比谷公園内のオープンカフェ

11時少し前にホテルを出てゆっくりと会場に向かう。記憶を探ってみても日中に日比谷公園に来たことは無かったように思える。日比谷公会堂は学生時代に演奏会を聴きに何度か来ているのだがそれは夜だったから公園内はまったく記憶に残っていない。

会場は日比谷花壇と同じ場所に有ってその二階をわれわれが貸し切った。こういう会の常で顔を見ても「はてな、この人誰だったろう?」と思うかつての同級生が若干名。和気あいあいのなか大いに飲み、食べて3時の打ち上げ。いったん外に出て集合写真を撮ったあと散会。

わたしは級友達との二次会に行くかどうか迷ったのだが、4月22日に会っている級友たちがほとんどだったので、懸案だった「足利フラワーパーク」へ行って見ることにした。昨日の朝日新聞にきれいな藤棚の写真が載っていてそれがなんと足利駅の1つ前の富田駅で下車したところにある観光施設だったのだ。わたしが足利学校に行った5月2日(月)に「富田駅」で大勢の人が下車していったわけがようやく理解できた。
あしかがフラワーパーク 【 公式サイト 】

どうしてあの時に気がつかなかったか、それに、なぜそれほどおいしくもなかった餃子を食べたくて宇都宮まで行ったのか、そんな自分が残念で再挑戦することにした。明日という選択肢もあるのだが、天気予報では明日は雨となっている。つまり行くのなら今日、それも午後3時半以後しか無い。

東京駅まで急ぎ足で歩いて東北新幹線に乗り小山まで出て、そこから両毛線で富田駅に着いたのは既に夕方の5時10分。そこから10分ほど歩いてようやく「足利フラワーパーク」に到着。観光客は多かったけれどまあ許容範囲である。

残念ながら藤棚の花は既に盛りを過ぎていて少し色あせてしまっていた。しかし薄暮になる頃からライトアップが始まりその色調は少し持ち直したかに見える。

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一回りザッと見て回り、満足して帰路につく。やるべきことはやったという達成感。

帰路、品川駅で下車し「魚がし日本一」という立ち食いのお店で7貫ほどお寿司をつまんでホテルに戻った。ここは音楽愛好家仲間に教えて貰ったお店で寿司屋独特の面倒くささがなくて自分の好きなものだけを頼んでサクッと食べて帰ることが出来る。今日は安いタネのものだけしか食べなかったけれどほど良い満腹感でお値段は ¥1,242 だった。

ホテルの部屋に戻り、今日写した写真などを整理して就寝したのは23時過ぎ。

姉夫婦と会う

5月7日(土)・晴れ/最高気温26度

6時半起床。
目が醒めたのは5時少し過ぎだった。昨夜食べた中華料理の中にけっこう辛いものがあったのでその影響が早速出ている。(-_-;)

それでも7時半頃になったら少し空腹を感じたので、おにぎり一個と温かいコーヒー。外は朝からかなり強い陽差し。今日は12時に姉夫婦と都心で会うことになっている。

10時になるのを待って駅向こうのヤマダ電機へ。ここではiTunesカード、歯磨きのチューブと太田胃散整腸薬を購入。iTunesカードはヤマダ電機で現在10%引きなので1万円分のカードを購入。毎月のApple Music料金をここから引き落としている。歯磨きのチューブはドイツから持って来たものが残り少なくなったのと日本のものも試してみたかった。購入したのはなんとわたしが働いていた会社 KAO の製品である。(^_^) 整腸薬はこういうものをドイツでは売っているのを見たことがないので買って持っていくつもりにしていた。

部屋に戻ってiTunesカードの登録などをしていたらお掃除の人たちがフロアで働いていてどうも集中できないので少し早いけれど飯田橋の待ち合わせ場所まで出向くことにした。

10分ほど早く着いたのだが姉夫婦は既に待っていてくれて、そこから神楽坂をぶらぶらしようという事になった。しかし土曜日の午後、それもゴールデンウィークの真っ最中だったから人出が多い。こんな時に歩くのも疲れるだけだからと早めに切り上げて姉が予約した「鰻屋」へ。あとで知ったことだがこの店はけっこう有名な老舗らしい。

かぐら坂 志満金│神楽坂 飯田橋 うなぎ 懐石・会席料理、割烹・小料理

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ここでお話しに花が咲き昼食。今回の来日では初めての鰻だった。さすがにしっかりした店の鰻はうまい。

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食べ終わった後も話が弾んだけれど義兄の体調を考慮して適当なところでお開き。一緒に電車に乗り東京駅でお別れした。帰宅して昼寝を試みるが眠れなかった。

夕方5時過ぎに向かいのイトーヨーカドーに行ってお土産の食料品を買ってくる。時間のあるときにやっておいた方がドイツに帰る間際になって慌てなくていいだろう。けっこうたくさんのものを買って部屋に戻りカバンに入れてみた。かなりの容量をとるけれどまだ重量面では余裕がありそう。最終日にはなんとかまとまると思う。

夕飯はそんなにお腹が空いてはいなかったけれどなにか入れておいた方がいいかと思い蕎麦にした。

夜はクラッシック音楽ファンの集い

5月6日(金)・曇りのち雨/最高気温22度

6時半起床。
今日は朝から曇り空。昨夜はS氏夫妻と食事をして少し食べ過ぎたかもしれない。全くお腹が空かないのだけれど、10時からサントリー美術館に行く予定にしていたので何も食べないわけには行かない。いつもよりおにぎりを一個減らして梅干しの入ったおにぎり一個とホットコーヒーを食べる。

9時少し前に部屋を出て大井町ー品川ー大崎ー六本木というコースを辿り10時15分前にサントリー美術館に到着。少し待ってから入場。今日の展覧会は「広重ビビッド」というもの。

原安三郎コレクション 広重ビビッド サントリー美術館

展示会場は思いのほか照明が絞ってあってかなり暗い。今日もオーディオ案内 (¥500)を利用したのだがその暗さは手元のリモコンの数字が読めないほど。持ち主から借用して展示している浮世絵コレクションを出来るだけ痛めないようにという配慮なのだろうが、わたしにはちょっと辛かった。細い線などを見ようと思うといらだたしさを感じた。今日も一眼鏡持参の人を2人ほど見かけたが、細部まで観ようと思うとあれは必需品だと再認識。

広重のシリーズをこれだけまとまって観られるという機会はほとんど初めてなのだそうで確かに貴重な機会だと思う。わたしにとって驚きだったのは「初摺(しょずり)」と「後摺(あとずり)」の差の顕著だったこと。2つを見比べることが出来る絵が1枚展示してあったが、これを比較したら当然「初摺(しょずり)」を欲しくなるだろう。

(パンフレットよりの引用開始)
需要の増加とともに、摺りの手数を簡略化した「後摺(あとずり)」が複数制作されるようになりますが、本コレクションのものは、貴重な「初摺(しょずり)」のなかでもとくに早い時期のもので、国内にも数セットしか存在しません。初摺の行程では、広重と摺師が一体となって色彩や摺りを検討しながら進めており、広重の意思が隅々まで込められています。また、版木の線が摩滅せずシャープなため、美しい彫りの線が確認できます。つまり本展では、広重が表現しようとした形や、生涯を通じて追い求めた色彩および彫摺技法の粋を見ることができます。
(引用終わり)

それと「ぼかし」のテクニックの凄み。特に「あてなしぼかし」の凄さには感嘆した。浮世絵が絵師だけではなく摺り師と一緒になった芸術作品であることがよくわかる。

今回は広重だけでなく、北斎と国芳の作品も揃っていたので全て観て回るにはかなりのエネルギーと集中力を必要とした。少なくとももう一度、出来れば一眼鏡を購入して3度ぐらいは観たいと思うが残された滞在期間中にはちょっと無理か。

往路は地下鉄の駅から地下を歩いて直接美術館に入ったので位置関係が全くわからなかったので帰路はJR浜松町駅まで歩くことにした。折りから空が暗くなり始めていたがレインハットをかぶっているので少し安心。空腹を感じて時計を見たら12時半を過ぎていた。先日からうどんとかソバを食べたかったで途中で見つけた「小諸蕎麦」で温かい蕎麦と山かけご飯(小)のセットメニューを注文。

サントリー美術館からの道はダラダラの下り坂なので疲労は感じなかった。途中東京タワーのそばを通り過ぎ芝公園を過ぎる頃に小雨がパラパラと降ってきたが、なんとか濡れずに駅にたどり着いた。部屋に戻ってまずは昼寝。

目覚めてから出掛けるまで時間があったのでこのホテルの2階にある百円ショップを見に行く。家族から頼まれていた泡立つ浴用タオルがあったのでそれを5つほど購入。

6時半過ぎにホテルを出て隣の大森まで電車に乗り、そこから歩いて今日の会場である「大連」まで。既にメンバーの何人かは到着していた。そこから宴が始まり飲み物はビールで料理の方は餃子をメインにした中国風家庭料理。小林さんを囲む会

写真07

22時過ぎまで楽しくおしゃべりし食べて散会。雨模様の中、集まってくださった若い方々に感謝。

大井町駅に接した店でT氏、Sさん、I 氏とわたし、4人で二次会。ホテルに戻ったのは0時を少し過ぎていた。

うまい棒

今日の午後ユニクロでシャツなどを買ったあとエスカレーターで降りてきたら、下の階になにやら列が出来ていた。なんだろうと思って見ると、アトレ内で3000円以上のお買い物をした人はレシートを見せると箱の中に手を入れ、つかみ出しただけの「うまい棒」を獲得できるというもの。これも子供の日のアトラクションなのだろうか。

「うまい棒」というのは名前は聞いたことはあっても見たことも食べたこともなかった。物珍しかったのと、たまたまユニクロのレシートを持っていたので挑戦してみることにした。

わたしの手は大きくはない。むしろ小さいと言える。それでも箱の中に手を突っ込み精一杯「うまい棒」を掴んでみた。7本までは掴めた。しかし主催者側もよく考えていて手を入れる丸い穴がそれほど大きくはない。7本掴んだは良いがそれを持ったままだと穴から「うまい棒」を握った手が抜けないのだ。なるほど! わたしは思わず笑ってしまった。

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そしてわたしが獲得したのは5本の「うまい棒」だった。わたしの次の少年はなんと7本も獲得していた。こういうものにもやはりコツがあるらしい。

「根付けと提げ物展」を観る

5月5日(木)・快晴/最高気温28度

6時起床。
今日も早い目覚め。食べ過ぎて少し重苦しかった胃腸も今日は正常。ということでいつもの通りおむすび2個とコンビニのコーヒー(大)で朝食を済ませる。外は素晴らしい天気で東側に窓のある29階のこの部屋は朝から熱戦が飛び込んでくる。

今日は「子供の日」で祝日。新聞を読んでいるとやはり少子化問題が取り上げられている。

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今日は錦糸町の「たばこと塩の博物館」での催し「根付けと提げ物」(細密工芸の華)展を観ることにした。根付けというのは昔から興味があるしブリギッテの勤めている宝石店の工房に働く人たちも興味を持っている。少し早めの8時半頃に大井町駅から京浜東北線に乗った。乗り換えは秋葉原。

今日は暑くなりそうな感じだったが錦糸町に着いた9時少し過ぎた頃はまだ空気が朝の清々しさを保っていた。駅からはスカイツリーがすぐそこに建っているような近さ。

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開館前30分ほどの9時半だったからちょっと待てば昇れるかなと思っていちおう行ってみた。そうしたら90分待ちだって!時間が勿体ないし、昇ったところでどうといいうこともないと思いすぐに諦めた。そこから「たばこと塩の博物館」へ向かう。着いた時には開場2分前。祝日だからか入場料は無料だった。

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根付けは想像していた通りの品揃えだった。これ以上多くてもちょっと持て余したろう。それぞれの精密な彫りは感嘆ものだ。ただ陳列してあった台が低すぎてよく見ようと思うとそのたびに膝を折らなくてはならなかったのはちょっと辛かった。展覧会慣れした用意のいい人が単眼鏡を持って来ていたのはさすが。会場内の撮影は禁止だった。

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そこを出たあと上の階の塩の博物館、たばこの博物館をみる。ここもなかなか面白かった。再び錦糸町駅までの道を歩くが12時を過ぎたこの時間帯はさすがに暑かった。できるだけ日陰を縫って歩く。駅の近くに行けばうどんを食べさせる店があるかと思ったが見つからなかった。そこで今回2度目の吉野家で豚丼を食べる。¥330。

大井町駅に着きアトレ内のユニクロに立ち寄り自分のシャツを4枚購入。ホテルに戻ってから昼寝を45分。

夕方6時からはS氏夫妻との会食。ホテルの2階にある居酒屋「わん」での食事。いろいろな話題で話が弾み楽しかった。ミュンヘンで生まれたお嬢さんが先月の29日に結婚したという話に心が温かくなる。

9時過ぎお開きとなり自室に戻る。

休養日

5月4日(水)・雨のち快晴/最高気温28度

7時起床。
昨夜遅くに食べた「ラーメン+餃子」はやはり余計だったようでちょっとお腹がもたれる感じ。午前4時頃に目覚てそのあとは寝付けなかった。天気予報で伝えられていた通りに明け方から 部屋の窓を打つ雨音と風がかなり強い。この時点で今日は休養日にしようと考えていた。

日本滞在も3週間を過ぎて心身共に少し疲れている自分を感じる。やはりひとり旅に最適の期間は3週間ぐらいなのかもしれない。ドイツに戻ってすぐに胃カメラ・大腸の内視鏡検査が控えているのも少し気になり始めていた。旅の間に体調をを崩してはいけないという緊張感がどこかにある。

というわけで朝食は抜くことにしたが、時間が経つごとに空が明るくなってきた。それほどお腹は空いていなかったけれど昼食は食べておいた方がいいだろうと、「うどん」を食べに部屋を出る。胃に負担をかけまいとしっかり噛んで嚥下した。

そのあと夕方までの時間を日本へのお土産買いに費やす。食料品などをけっこう仕入れたが、今日の時点でまだまだ旅行カバンの重量には余裕がある。(^_^)

夕食はやはりこのホテル近くの「讃岐うどん」を食べようと思ったのだが、メニューを見てわたしの想像していたお店ではないことが分かったので注文せずに出て来る。

また駅向こうの飲み屋街へ行ってみようと、駅構内のアトレの前を通ったら9時近くだったせいかお弁当やお寿司が半額セールの真っ最中。そこで予定を変更し、かなり立派なお寿司を半額で購入してきて部屋で食べた。

お寿司を食べながら窓の外に目をやると羽田空港に着陸する飛行機がよく見える。夜になると29階からの景色は美しい。

鎌倉へ

5月3日(火)・曇り/最高気温24度

6時起床。
5時過ぎに目が醒めたのだが、6時まではベッドの中でポッドキャストを聴いていた。シャワーを浴びてから下に降りてコンビニでおにぎりとコーヒーを買って部屋に戻る。今日は昼食に招かれているので山形での失敗を繰り返さないためにおにぎりは1個に留めた。

今日は部屋を替えて貰うので10時に1度チェックアウトする予定にしていた。昨日から泊まっている部屋は7階で窓の外には不動産屋の看板が拡がっていて鬱陶しい。それで最高階の29階に変更して貰うことにする。それにしても10時までは時間が余りすぎる。そこで6日に google + 仲間が開いてくれる「囲む会」の会場である大森駅近くの「大連」まで歩いて下見に行くことにした。

グーグルMapを見るとほぼ25分くらいの距離なので朝の散歩にはちょうど良い。途中で道が正しいかどうか不安になってその辺の住人に聞いてみたが時間通りに到着。その近所の人も「ああ、餃子のおいしい店ですね」といったので本当においしいのだろう。

小林さんを囲む会

この時間は薄日の差す天気で20分以上歩くと脇の下にうっすらと汗をかいた。「大連」の場所を確かめて帰りは大森駅から京浜東北線で一駅目の大井町まで戻る。

荷物をまとめてから10時にチェックアウト。小さな荷物二つもフロントに預ける。気持ちの良い朝の空気の中、ホテルの前のベンチで朝刊を読んでいるうちに時間になったので大井町駅に行ってみると人身事故があって京浜東北線が不通になっていた。そこでりんかい線で大崎までいき、山手線に乗り換え品川まで出る。品川駅から横須賀線で鎌倉方面の列車に乗ったのだがこれが超満員。人身事故のせいもあるのだろうが今日は「憲法記念日」の祝日だったからかも。

走り出してからもノロノロ運転で、ときどきは停止しながらもやっとの事で鎌倉駅に到着。グーグルMapで I さん宅までの道筋を調べておいたのだが、鎌倉駅は大変な人出。それに惑わされて初めは反対方向へ歩き出していた。途中で気がついてまた引き返し今度は間違いなく到着。結果として予定していた時間より1時間ほど遅れただけ。

今回の I さん宅訪問は昨年9月に生まれた「由佳子ちゃん」の顔を見るため。これまで写真を見ていて可愛い赤ちゃんだと思っていたが、多分両親が可愛い写真だけを選んでいるのだろうと思っていた。(^_^;) しかし会ってみると由佳子ちゃんは本当にニコニコと良く笑う可愛い赤ちゃんだった。

美佳子ちゃん

いろんな赤ちゃんを見てきたけれどこれほど機嫌の良い赤ちゃんは初めて。 下の写真は愛想を振りまいたあとさすがに疲れたのかお昼寝。寝顔も可愛い!

美佳子ちゃん – バージョン 2

お昼ご飯を用意していてくれて鎌倉の海の近くの魚屋さんが作ってくれたおいしい刺身と奥さんの作った煮物、サラダ、出汁の効いた味噌汁、そして炊き込みご飯。どれもをおいしくいただいたあと材木座の海岸まで散歩。

途中にある立派な浄土宗大本山光明寺の境内に入ってみる。このお寺の山門は実に見事でこういうお寺がたくさんある鎌倉という土地の歴史の深さを感じる。

材木座の海はかなりの強風で奥さんの胸に抱かれた由佳子ちゃんが心配だったがスヤスヤと眠っていた。I さん宅まで戻りおいしいコーヒーと柏餅をいただいたあと辞去する。

帰りの列車もスムーズとは言えないスピードで本来の時間よりもかなり遅れた。替えて貰った部屋に入ったあと下の中華料理屋に出向きラーメン+餃子で遅い夕食。昨日も餃子を食べたのだが、ドイツに戻ったらそんなに頻繁には食べられないから出来るだけ食べていくつもり。

今日は一日中曇り空でちょっと湿度の高い日だったので肌がジットリとしてちょっと不快だっが、シャワーを浴びてスッキリ。23時過ぎの就寝。

足利学校を訪れた

5月2日(月)・曇り/最高気温20度(足利)

5時起床。
今日は「足利学校」を訪れることにしていた。でも、それを決めたのは昨日。山形から東京に戻ってくるときに列車の中で読んだ「トランヴェール」というJRの機関誌に「足利学校」が特集されていたのを読んで興味を持った。

名前だけは知っていたけれど、恥ずかしながらわたしは足利将軍家が開いた学問所かな、ぐらいの知識しかなかった。読んでみるとそうではないらしい。罪滅ぼしに訪れてみる気になった。さいわい JRパスを使っているので運賃は全く気にしなくて良い。

昨日のうちに「駅探」の乗り換え案内で旅程を調べておいた。7時半頃にホテルを出る予定にしていたのだが、目が醒めて時計を見たら5時。それならと身支度を調えてホテルを出たのが6時過ぎだった。列車を乗り換えて足利駅に着いたらまだ9時前だった。下の写真は歩道橋から移した足利学校全景。

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幸運なことに「足利学校」の開館は9時だったから待たずに入場。それほど広い敷地ではないので1時間もあればゆったりと見て回れる。

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ついでにその側に建つ足利市の氏寺「鑁阿寺」(ばんなじ)も観る。

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足利学校の見学を終わって足利駅へ徒歩で向かう途中、小山から新幹線を使って宇都宮まで北上するアイデアが浮かんだ。新幹線なら小山から30分もかからないほどの距離である。宇都宮に行ってみたい目的は「餃子」

宇都宮に着いて駅から延びている一本道をしばらく歩いて見たが、わたしが想像していたような、餃子屋が軒を並べているという風景ではなかった。(当たり前か) しばらく行って引き返す途中で土地の人らしい2人の女性に「あなたのお薦めの餃子屋はどこですか」と訊ねてみた。彼女たちが教えてくれた一つは駅からちょっと離れているのでこれはパス。2つ目は駅ビルの中に入っている「ミンミン」というお店だった。

しかし「餃子」という庶民的な料理と真新しい駅ビルの佇まいがわたしの中ではどうも一致しないのでこれもパス。結局、線路沿いの「天満餃子」という店に入ったけれどこれには肩すかしを食った。これなら東京のちょっとした店には負けるレベルだ。

ちょっと失望して再び新幹線で東京へ戻る。まっすぐホテルに戻るつもりがまた予定変更。芸大の陶芸を出た恩師のお孫さんが今日から銀座の画廊で個展を開いているのに顔を出していこうと思った。4日のお昼に行こうと思っていたのだが、旅の間はたびたび予定が崩れるのでやれるときにやっておいた方が悔いが残らない。

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少し疲れてはいたがそれを済ませてようやく帰ホテル。今日の東京の空気は少しジメッとしている。部屋に入ってふと鏡を見るとそこには疲れた顔が。髪もずいぶん伸びているのでこの際カットして貰おうと大井町駅そばの床屋さんへ。ここは日本に帰ってくる度に行く床屋さんで、腕の方もまあまあでカットだけだと1000円で済む。今回もキビキビ、テキパキと髪を整えてくれて満足の仕上がり。ただ料金は¥1080に値上がりしていた。

部屋に戻って自分で洗髪を済ませてようやくサッパリとする。夕食は外へ出掛ける気力もないので下のコンビニで酒の肴風なものを買って部屋飲み。これも旅だ。

山形⇒東京

5月1日(日)・曇り(山形)⇒晴れ(東京)/最高気温26度(東京)

6時半起床。
今日は山形から東京への移動日。東京に着くのが午後1時48分なのでそのあとになにか予定を入れようかと考えていたのだが、東京駅に着いたら身体がちょっと疲れているように感じた。今日はおとなしくしていようと決める。

まっすぐにホテルに向かい、チェックインしてしばし休憩。昼食は食べ損ねたので4時過ぎまで待って外へ出る。お目当てのところはまだ開店には早い時間だったか、それとも日曜は営業しないのかシャッターが降りていた。

そこでいつもの立ち飲み屋「晩杯屋」にたち寄ったらここは営業中。時間が早いせいかそれほど混んではいない。久しぶりに生ビール、そして「煮込み」「ブリの刺身」「アジのたたき」「新タケノコの関東煮」「ハムカツ」「ポテトサラダ」生ビールのあとに冷酒「富久娘」を飲んで¥1850。

夜は「おふろの王様」でゆったりと2時間近くいろいろなお風呂を楽しんだ。長旅の間にこうした休養日を入れるのは疲れを溜めないという点で必要かも。