友人夫妻の来訪

日曜日・晴れ / 最高気温17度

7時20分起床。ときどき曇るときはあっても気持ちの良い一日だった。しかし夏とは思えない気温の低さはどうにかならないものか。ブリギッテは日曜日恒例の長電話があるので、その間わたしはウォーキングに出掛けた。

今日はちょっと調子が出なくて少し目眩を感じた。途中で自分は自転車に乗って犬を散歩させている隣家の医者に出会った。しばらく立ち話をして、それからまた調子を戻すのに少し苦労した。9021歩・79分を歩いて帰宅。ブリギッテはまだ電話の最中。

今日は晴れているのでテラスでの朝食となったが、わたしにはちょっと寒く感じる。お昼時過ぎに眠気が差してきて45分の昼寝。目が覚めてからブリギッテも一緒にインスタントラーメンの昼食。彼女がラーメン食べるのは本当に久しぶり。生卵を一つ割り入れておいしそうに食べていた。まだ試したことはないけれど彼女は「玉子かけご飯」も平気で食べるかもしれない。(笑)

午後、彼女は税金の申告書類を作り始めた。わたしはその間、住まいの各部屋に掃除機をかける。今夜は東京からオペラを観にやってくる友人夫妻に会う約束があって21時半頃に家を出た。Isartor 近くにあるバイエルン料理店 Dürnbräu で久しぶりの歓談。

彼たちとは昨年の日本公演の時に会って以来だった。わたしの定年を祝うために高い切符を購入しわざわざ休暇を取って来て下さったようで、感謝である。午前1時近くの帰宅となった。

ちょっとやり過ぎたかな

7月19日のエントリヘッドフォンの置き台 で劇場から貰ってきたギプス頭部のことを書いた。実はこの日にもうひとつのいたずらをしていたのだ。

楽屋でわたしの隣に座っている男が「これが君のベッドに横になっていたら隣のブリギッテは驚くだろうなぁ」とわたしをそそのかしたのである。わたしもそれに乗ることにして、家に持ち帰ったギプス頭部をわたしのベッドに横たえ、身体の部分はクッションを集めてそれらしく盛り上げその上からカバーを掛けておいた。

その日は夜に “Les Contes d’Hoffmann” の公演があったのでブリギッテが帰宅する頃にはわたしは不在だった。公演の間中3度ぐらい iPhone を眺めて彼女からの SMS が届いていないかチェックしていたのだが一向に知らせがない。

公演が終了して帰宅すると彼女は既にパジャマに着替えてはいたが、ごくいつもの表情で迎えてくれた。それから10分ほど今日あった出来事などを会話して「じゃあ、わたしは先に寝ます。おやすみ〜」と言って彼女は寝室へ向かった。そのあとの10秒ほどをわたしは緊張して待った。しかし、何も起こらない。「????」と思ったら20秒ほどして「ギャ〜!!!」という叫び声。「やった〜!!!」と思って寝室に駆けつけてみると彼女は本当に驚いたらしい顔つき。

彼女の言うには「いつものように自分のベッドの枕元のスタンドに灯りを付けて横になったらなんだか妙な気配がするので横を見たの。そしたら老人特有のシミのある(-_-;) あなたによく似た真っ青な顔の男がわたしの横に並んでいた」のだそうだ。寝室の扉を開けた途端に気づいてくれるとわたしは計算していたのだが、自分が横になってから発見したものだからそれだけに驚きが大きかったらしい。(笑)

そのあと彼女は興奮冷めやらず iPad で娘達に写真付きで事のあらましをメールしていた。上の写真は彼女が iPad で写したもの。彼女の受けたショックを見ると悪い冗談で、ちょっとやり過ぎたかな、と反省している。