体感的には今年最高の暑さ

7月7日(火)・快晴/最高気温36度

7時起床。今日も暑い日となった。それでもウォーキングをしないと気分が落ち着かないので8時40分ぐらいに家を出る。義母宅のテラスの草木に水をやることをブリギッテに頼まれたのでまずは彼女の家へ。歩いて13分くらいの距離でそこからも森へ入る道はあるので回り道にはならない。

しかし到着してみると掃除婦さんが来ていて彼女が既に水やりを終わっていた。で、その足で森に入りウォーキング。

途中でちょっと欲が出てもう少し遠回りをしようかと考えたが、今夕はオペラ「ペレアスとメリザンド」を聴くことになるので体調を考えてやめた。11830歩・101分を歩いて帰宅。

この時間帯でもいつもよりはかなり気温が上がっていたせいか、ヤブ蚊やアブが身につきまとってきてうるさい。特にアブは皮膚に止まってもすぐには気がつかず「痛い!」と思ったときにはもうしっかり刺されている。少年の頃に川で泳いでいてアブに悩まされた記憶が蘇ってきた。

帰宅して冷やしておいた「麦茶」で喉の渇きを抑えたあとすぐにシャワーを浴びる。

11時40分頃に掃除婦さん来訪。わたしは彼女が寝室やダイニングキッチン、浴室などを掃除しているあいだ下の階へ移動。下の階は冷やっとした空気でじっとしているとちょっと寒かったりする。14時20分頃に掃除婦さんが帰っていった。所要時間は約2時間半か。

今日は昼寝が出来ないまま夕方少し早めに家を出て Prinzregententheater へ。5時頃だったけれどまだまだ強烈に暑い。ブリギッテと落ち合って劇場内に入ったら空調が効いているのか外にいるよりは楽だった。

帰宅して簡単に「トマトとモッツァレッラ」を食べてから明後日の食事会の下拵え。明日からは20度台の落ち着いた日が戻ってくるらしい。

Pelléas et Mélisande

現在、休暇でミュンヘンに滞在中のご夫婦から今夜の切符をいただいた。奥様が折りからの猛暑で体調を崩されて、せっかく楽しみにしていた今夜のオペラを用心のために断念されたのだ。

わたしはこのオペラ初体験。起伏の少ないフランス語の語りで繋がれていて、これは予習をして行かないとちょっと辛いと思った。ソリストたちのレベルの高い歌唱には満足。

Pelléas et Mélisande

Musikalische Leitung:Constantinos Carydis
Inszenierung:Christiane Pohle
Bühne:Maria-Alice Bahra
Kostüme:Sara Kittelmann
Licht:Benedikt Zehm
Mitarbeit Regie:Malte Ubenauf
Produktionsdramaturgie:Benedikt Stampfli
Chor:Sören Eckhoff

Arkel:Alastair Miles
Geneviève:Okka von der Damerau
Pelléas:Elliot Madore
Golaud:Markus Eiche
Mélisande:Elena Tsallagova
Yniold: Tölzer Knabenchor
Ein Arzt:Peter Lobert
Ein Hirt:Evgenij Kachurovsky

Bayerisches Staatsorchester
Chor der Bayerischen Staatsoper

誕生祝いのケーキ

先週、ブリギッテに頼まれて作ったCarolaのケーキが好評だったので記しておく。

ブリギッテが勤めている宝石店の工房で働いている友人が40歳の誕生パーティをすることになりわれわれも招待してくれた。仕事場の仲間たちがお金を出し合いパリ旅行の資金の足しにとプレゼントしたという事を聞いたブリギッテがパリをモチーフにしたケーキをCarolaに注文した。

デザイン、ケーキの内容などは全てCarolaに一任したのだが、やはりパリならエッフェル塔だろうということでデコレーションに選んだようだ。

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30x30x10cmのケーキ本体の上にもう一つ小さな台座のケーキを作って乗せその上にエッフェル塔を乗せる。このエッフェル塔はどのようにして作ったのかは分からないが素材は砂糖と卵白だけ、リボンは飴細工ということだ。

Carolaのところにそれを受け取りに行ってそれを見た時まず考えたのは「これ、どうして運ぶの?」ということだった。誕生パーティの会場までは車で40分くらい走らなくてはならない。その間にちょっと急な坂道が一箇所ある。土台のケーキに台座とエッフェル塔を乗せると全体では35〜40cm位の高さになる。当然車で運ぶときにはエッフェル塔と本体を分けなくてはならない。

土台の方はそれ用の箱があるので坂道のところでずれないように滑り止めシートを下に敷いておけば大丈夫。問題はエッフェル塔だ。

Carolaからも「壊さないように!」と注意されていたから運ぶのには細心の注意を払った。どうしたかというと、まず発泡スチロールの板上にエッフェル塔を乗せ台座のまわりに爪楊枝を立ててずれないように囲む。しかしこれだと台座に直接爪楊枝は立てられないので上下にバウンドしたらお終いである。

それを助手席に座ったブリギッテに両腕で水平に持って貰い、出来るだけ道路のくぼみを避けるように注意深く車を走らせた。蕎麦屋の出前持ちが使う、バイクの後ろに付けたバネ入りの運び台を人間が替わりにやったわけだ。どうしても道路のデコボコを避けられない地点ではわたしが前もって Achtung! と注意を促してノロノロ運転。(笑)

ようやく無事に到着してそこでケーキを組み立てたのだが、すでにその時点で招待客の目を奪うこととなった。「このエッフェル塔はどうして作ったの?食べられるの?」という質問攻めに遭ってブリギッテはどや顔満開。
ケーキ本体にはチョコレート文字で Bon Voyage! (よいご旅行を!)と描いてある。(下の写真)

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デザートの時間が来て招待客たちに誕生日を迎えた本人がケーキを切ってあげていたがエッフェル塔のところで包丁がピタリと止まってしまった。(下の写真)

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彼も切って食べるのは勿体ないと思ったらしい。われわれが失礼するときにはまだエッフェル塔は建っていたが、そのあとどうなったかは知らない。(笑)