iPhone の設定を元に戻した

2019年9月2日(月)・小雨のち曇り/最高気温16度

6時半起床。

Regensburg に向かって7時に家を出るブリギッテを早起きして見送る。

夜中に目が覚めたときにベッドの中で昨夜 iPhone でおこなったファミリー設定について考えていた。暗闇の中、心の底でなんだか気持ちの悪いものが渦巻いている。まあ、今日一日はブリギッテが Regensburg に行くので実験して考察してみることにする。

いざ実際に動作させてみるとこれは家族間ではあっても他人に対するスパイ行為そのものである。 iPhone を持っている家族が今どこに居るのかを知ろうと思えば簡単に分かってしまう。これは人間関係の信頼を自ら否定してしまう行為だ。

百歩譲って親が自分の子供がまだ小さくて学校や塾の往き帰りに不安を感じている時には許せるかも知れない。けれどそれでもグレーゾーンに入ってしまっている。ましてや大人である夫婦の間では完全にお互いの人格侵害である。

そう思った時に、まだ昼頃だったけれど速攻でiPhoneのファミリー設定を解除してしまった。そのあとはまた心が解き放たれて平安に戻ったような気がする。

アップルの説明によると「ファミリー設定をするとApple Musicとか写真とかを家族の間で共有出来て費用の節約にもなります」というが、スパイ行為のカモフラージュのように見える。

昨日、アンナがわたしのウォーキング中の事故を心配してくれたのは嬉しい。しかしわたしがもっと歳をとって外を歩くことが危うくなった時には単体の GPS 装置をわたしだけが身に付ければ家族に心配を掛けなくても済むはずである。

午後はお天気がはっきりしないせいもあり家の中で過ごす。

ブリギッテは21時頃に帰宅。彼女が Regensburg で買ってきた焼きたてのパンで Kaltesessen。