早起き、そして遅い就寝

12月23日(金)・曇り/最高気温5度

5時起床。
今朝は7時半に外人局に予約を入れていたので早起き。いつもと同じようにシャワーを浴び、朝食を済ませて6時半に家を出たので7時には目的地に着いてしまった。その模様は別エントリにした。

8時には用件が済んで家に戻ってきたのだが、その頃は小雨が降っていてそれが凍り、家の前の歩道は鏡面のようにツルツル。これは怖い!

朝一番の用件を済ませてホッとしたのか急に疲れが出てきた。昼食は今日も煮込みうどんを作っておいしく食べる。

午後2時に義母宅を訪れてブリギッテが用意していった昼食を義母に食べさせる。今日はウィンナーソーセージ(日本のウィンナーと呼ばれるものとは違う)を温水で温め、ジャガイモサラダを添えたもの。

義母はおいしそうに食べていて食欲もあるみたい。食後のエスプレッソ・コーヒーを飲ませたあと帰宅。家に着いたら3時だった。あとでブリギッテに「お母さんはあまりウィンナーソーセージが好きじゃない」と聞いて少し驚いた。わたしに遠慮しておいしそうに食べていたのかな。

夕方5時過ぎに Regensburg からユリアと彼が来訪。ブリギッテも今日はいつもより1時間早く帰宅した。

わたしは6時過ぎに家を出て Nationaltheater へ。ブリギッテの勤め先の店主から回ってきた切符なのだが,数日前からまたブリギッテの背中が痛み出していて、明日からクリスマスなのでその準備もあるからわたし1人で行くことにした。高い切符なので勿体ないけれど仕方がない。

22時に終了して帰宅は22時40分ぐらい。今夜は地下鉄と Tram の連絡がよくて思いのほか早く帰宅出来た。

今日のアドヴェンツカレンダーは昨日に続いて Helles 。アッサリとした喉ごし。ランツフート(Landshut) の北に位置する Hohenthanner という所にあるビール会社。
住所は Schlossbrauerei 84098 Hohentahnn。可も無く不可も無しという味だった。
www.hohenthanner.de

バレエ:SPARTACUS を観てきた。

今夜は Nationaltheater でバレエを観てきた。ブリギッテも行く予定だったのだが、彼女の体調が悪いのと明日からのクリスマスの準備があるのでわたしひとりで観てきた。演出、舞台装置などは奇をてらったものでなくまっとうなもの。これを退屈な演出と見る人もいるかもしれない。振り付けも,こうなるだろうなぁ、と思わせる伝統的なものだった。

4人のソロダンサー達が素晴らしかった。かなりの長丁場だったけれど、メリハリの利いた美しく激しいダンスを披露してくれた。ソロバレリーナの足がとても長く美しく見えた。(席はパルケットの5列目)

10年ぶりに外人局を訪れた

ミュンヘン市の 外人局(Ausländerbehörde)に行ってきた。日本の10年間有効のパスポートの期限が切れるのでまた10年の延長をした。すると自動的にドイツの滞在許可証も更新しなくてはならない。この2つは紐ついている。

今の時期は多くの難民が登録に来ているので外人局はてんてこ舞いで大変なことになっているだろうということは予想していた。ホームページを見たら滞在許可証の延長は予約を取ってから来て欲しいということが記されていたので,しばらく前(12月12日)に申し込んで今日(12月23日、午前7時半)に予約が取れた。今朝は久しぶりの5時起きである。

公共交通機関は何が起こるかわからないので余裕を見て7時に外人局に到着するように家を出た。まったく問題なく7時に到着。扉の前には既に20人ほどの人たちが待っていた。開館は7時半である。ただ並んで待っているのも退屈なのでその周辺を20分ほど歩き回ってから7時半に入館。開館直前は想像していたほどの人数ではなく50人ほど。

まず受付でわたしの行くべき部屋はどこにあるのかを確かめる。この時に「オヤッ?」と感じたのは受付の係員が微笑を浮かべながら応対してくれたこと。10年前とはずいぶん違うなと一瞬思った。わたしはまったく正反対の,応対に疲れてぶっきらぼうで不機嫌な受付を想像していたのだ。少なくとも10年前の記憶ではそうだった。

外人局の内部というのは結構広くて迷路のように入り組んでいる。名前のアルファベット別に入る部屋が決まっている。

ここでも昔の記憶が蘇ってきた。例えば安倍という姓なら「A〜C 」というシールの貼ってある部屋に入るわけだ。そしてこのアルファベットによってどんな係員に当たるかが、運不運の分かれ目だった。

ひどい係員に当たるとまったく話が進まずに難癖を付けられることがあったりしたのである。わたしの場合は奨学生として入国しその1年後から劇場の仕事に就くことになったので就労ビザを取る手続きが複雑だった。その時の記憶は嫌な思い出として残っている。

今回は予約を取っていたので待つこともなく受付のあと指定された部屋にスンナリと入ったわけだが、なんだか空気が違う。対応してくれた女性も常に笑みを浮かべていて指摘することも簡潔・明瞭。これなら街の商店の売り子さんよりも感じが良い。ミュンヘン駐在の日本人をお世話している女性にすぐに SMS でこの点を報告してみた。

「今、Ausländerbehörde に来ています。係員の態度が10年前に比べたらずいぶん親切になったような印象です。ドイツも「おもてなし」とか考えているんでしょうかね。」

すぐに返事が返ってきた。

「確かにそうですね。ある時期問題やクレームが多かったので、部屋も中でつながっていたり、複数で座っていて汚職や外国人への暴言が無いようになってます。改善したのはいいことです。」

やはり、10年の間にはいろいろとあったのだ。日本の外人局も訪れる外国人には親切に応対して欲しいなぁ。