今夜から自分のベッドで眠れる

2025年4月11日(金)・快晴/最高気温19度

7時半起床。

素晴らしい4月の陽気だった。花粉症の症状も出なかったから、木々の緑を観ても、青い空を仰いでもその美しさが素直に心に染みてくる。

ミアは朝食のあとブリギッテが幼稚園に送っていった。彼女を観察しているとつい先週とは違った面が感じられてとても新鮮である。幼児の進化というのは素晴らしい。自分の子供達が成長していた時には感じられなかったことだけれど、その時には私も若かったし、毎日の生活に追われていたせいだろうか。

12時を過ぎた頃に急に空腹を感じて、「炒飯+餃子」といういかにも日本的な昼食が食べたくなった。炒飯も餃子もインスタントのものだけれど食べたときには満足。

そのあと、 Kieser Training に向かった。水曜日、木曜日と2日の空白のあと。終わってみるといつもよりは疲れた。筋トレのメニューは先回と同じなのだけれど、今日の暖かい気温もその原因かも知れない。

帰宅してお茶を飲んでからベッドに横になり1時間ほどしっかり眠った。

ブリギッテは16時過ぎに家を出て FoodHub へ。

夕方から夕焼けを肴に日本酒を燗して楽しんだ。昼食に食べた炒飯が多すぎたのか夕飯時になってもお腹は空いていなかった。ハム数枚に醤油を垂らして、それを肴に日本酒を飲んで満足。

花粉症も去ったようなので今夜からまた自分のベッドで眠る。

快晴だったが自重して在宅

2025年4月3日(木)・快晴/最高気温18度

7時半起床。

明け方に少しまとめて眠ることが出来たので、今日は比較的平穏な体調だった。

しかし用心して今日はほとんどいえの中で過ごした。外は素晴らしいお天気だったからどこかへ出掛けたいと思ったけれど我慢しなくては。多分来週にはわたしの花粉症もそろそろ終わりだと思う。

夕方5時ごろにちょっとだけ散歩をする。例年、わが家の近くにある桜並木の写真を撮っているのだが、今年はどうだろうかと気になってスマートフォンを持って出掛けた。家からは往復しても15分くらいの散歩である。

昨日も良いお天気だったから一気に花開いたのではないかと思ったが、まだ時期尚早だった。今週末からはまた気温が下がるという予報なので、さてどうなるか。

夜はわたしが過去にLPで好んで聴いた音楽を Apple Music で検索し、見つかったものをアルバムとして登録した。音質の改善は徐々に勉強してやっていくつもりだ。LP で聴いていたときとは違う音に聞こえるのでまだ違和感がある。

和食と演奏会

2025年3月27日(木)・小雨/最高気温9度

7時半起床。

天気予報がちょっと外れて一日中霧雨が降ったり止んだりの鬱陶しい気候。朝食のあとブリギッテがミアを幼稚園に送っていった。

12時過ぎに家を出て久しぶりに HAGURUMA でランチを食べる。ラーメン屋になったとか、いや、そうではない、とかの噂話を聞いていたので1度は行かなくてはと思っていた。店主に直接聞いてみたところ、噂は本当だったようで1月、2月はラーメン屋を試みたらしい。しかし3月からはまた以前通りの和食の店になったそうで、わたしにとってはこの方がありがたい。

今日は昼の定食メニューの中から「ちらし寿司」を食べてみたがとてもおいしかった。20€ 近い値段は昼食にしては高めだけれどそんなに頻繁に行くわけでは無いし、美味しかったので良しとする。

帰宅途中に Kieser Training に立ち寄り一時間ほどフィットネスをした。帰宅してからすぐにベッドに入ったが、なぜか今日は眠れなかった。

夜は20時からバイエルン放送交響楽団の定期演奏会を聴きにヘラクレス・ザールまで出掛ける。今月は演奏会に行く機会が多くて少し疲れ気味。

演奏会が始まる前には、終わったら近くの店でワインでも飲んで帰ろうかと話していたのだが、わたしの花粉症がちょっと辛くなったので何処へも寄らずに帰宅した。

夜のコンサートは楽しめた

2025年3月20日(木)・快晴/最高気温18度

7時半起床。

夜中にあばら骨のあたりに鈍い痛みがありしばらく眠れなかったので、4時頃に Voltaren 錠剤を服用したら痛みが消えて朝まで眠ることができた。

昨夜泊まったミアは、就寝前に「明日は幼稚園に行きたくない」と言ってたそうだが、朝になったらそんなことを忘れたように元気でブリギッテに連れられて幼稚園に向かった。

12時からブリギッテの親戚一家(3人と赤ちゃんひとり)と近くのレストラン Jagdschlösl で会食。素晴らしいお天気だったので、中庭にセッティングされた食卓で楽しんだ。

そのあと14時からの Kieser Training へ。今日はこれまでの経過をトレーナーとお話しして不明な点とか、これからの予定などを話ながら器具を使った。これまでのわたしのやり方で大きな間違いは無かったようだ。大腿筋の内側を鍛える器具をひとつ追加してくれた。

快い疲れで帰宅し、すぐにベッドに潜り込んだ。深い眠り。

19時半から友人夫妻が行けなくなった Grünwalder Konzert を聴きに行く。

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これは思いがけなく楽しい演奏会だった。元々チェロの響きが好きなのだが、今夜はわたしの大好きな「アルペッジョーネ・ソナタ」(シューベルト)を弾いてくれて、とても嬉しかった。チェロ自体の響きも芳満で至福の時を過ごした。

日本年金機構への書類を投函した

2025年3月15日(土)・曇りときどき小雨/最高気温6度

7時起床。

今朝も早い起床。早起きすると午前中の時間が長くて気分的にもゆったりとする。ブリギッテは8時半頃に起きてきた。

今日も寒い一日。ちょっとした買い物もあるのだが外に出掛ける気になれない。こんな日はゆっくりと家の中で過ごすのが吉。今週は3回の筋トレを終わっているので、精神的にも罪悪感を感じなくて済む。

雑誌「Audio Accessory」の古い日付(2022年4月号)のものを眺めながら、評論家が高品質録音盤と銘打ったのを探してつまみ聴きしてみる。こういうことが出来るようになったのは素晴らしい。

思ったより早く日本総領事館に頼んでおいた年金受領のためのドイツ在留証明書が届いたので、「現況報告」と一緒に日本の年金機構に郵送した。この手続きは毎年この時期にしなくてはならず、ちょっと面倒だけれど仕方のないことだ。一種の生存証明であるからこれが出来ることを幸せと思わなくてはならないのかも知れない。この作業のオンライン化は無理だろうと思う。

書類を投函しがてら4000歩ほどの散歩をしてきた。しばらくまとまった散歩をしていなかったからか、意外に疲れた。筋トレの運動とは違う筋肉を使っているのかも知れない。これからも筋トレに行けない日は歩いてみよう。

夕方からは Apple Music でチェックしたアルバムを Airplay で聴きながら雑誌を読む。18時からは Sportschau でサッカーのダイジェストを楽しむ。

初めてのベルリン・フィル

2025年3月1日(土)

19時からベルリン・フィルの本拠地である Berliner Philharmonie で初めてのコンサートを聴いた。

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オンラインで入手したチケットは9列目のほぼ真ん中。とても良い席だった。チケット価格は 82€ 。

普段聴き慣れているバイエルン放送交響楽団とはまた違った感じで、文句のつけようがないまとまりの良さと多彩な響き。一糸の乱れもない。

ピアノ協奏曲は熱演。響きも豊満でとても楽しめた。数えてみたらオーケストラの中にはアジア人の女性が7名、男性が4名ほどいた。そしてコンサートマスターは日本人。これも時代の流れだろう。

明日の下見とベルリン・フィルのコンサート

2025年3月1日(土)・曇りのち晴れ/最高気温8度

8時起床。

朝食はこの近くの Café でとった。そのあとブリギッテは明日の講演に備えて草稿を推敲している。わたしは昨夜余り眠れなかったのでボンヤリとしていた。

12時にミュンヘンの知り合いで今ベルリンに住んでいる Katharina 嬢と待ち合わせて、明日の講演をする教会の下見に行く。ここからは何度か乗り換えていかなくてはならず、 Katharina 嬢の助けがなかったらかなり手間取ったことだろう。

下見を終わって16時ごろに戻ってきたときにはわたしもブリギッテもかなり疲れていた。わたしは一時間ほどソファの上に横になって身体を休ませる。眠れはしなかったけれど目を瞑っていただけでずいぶん楽になった。

18時前に家を出て Potsdamer Platz 近くにある Berliner Philharmonie へ。ミュンヘンから今夜のコンサート切符をオンラインで取得しておいた。

今滞在しているところからは50分ほどかかる距離だが、これがあるから日中の疲れも気にならなかった。Berliner Philharmonie の建物は写真で見ただけだし、オーケストラを聴くのははじめて。大いに楽しめた。

今日の歩数は 18,804 歩。さすがに疲れた。

ブルックナーを楽しんだ

2025年2月20日(木)・快晴/最高気温11度

8時起床。

夜中に時々眼が覚めたが、6時前にトイレに起きてそのあとはグッスリと眠ったようだ。例え30分でもそういう時間があると睡眠の満足感がある。睡眠の世界もなんだか奥が深そうだ。

朝食のあとブリギッテはパン屋へ Klapfen を買いに行った。今日は午前中にユリアが来るそうなので、お茶うけにと考えたのだろう。ユリアが到着し、しばらくしてから二人は街へ出掛けていった。昼食はカローラも加わって3人でとるらしい。わたしはブリギッテとユリアを見送ったあと Kieser Training へ向かった。

今日は間に2日の休憩を入れたせいか、筋トレを始めてみると身体が軽かった。今日の訪問者は少なかったせいもあって場内は静かだったから自分の身体に神経を集中させることができ、満足。帰宅途中で Döner Kebab を持ち帰りする。ノンアルコールの Weißbier を飲みながらゆっくり Döner Kebab を食べたあと昼寝。

昼寝から覚めてしばらくするとブリギッテとユリアが帰宅。昼食のあと二人は買い物をしてきたらしく、両人とも疲れた様子。

夕方、ユリアは友達と約束していて出掛けて行った。彼女はそのまま Burglengenfeld の自宅に帰ったらしい。

20時からヘラクレス ザールでの演奏会に出掛ける。今夜はブリギッテも一緒。ブルックナーの豊潤な響きを楽しんだ。

帰宅したのは23時ごろ。小腹が空いたのでお茶漬けをサラサラと流し込んで落ち着いた。

バイエルン放送交響楽団の定期演奏会

2025年2月20日(木)

今夜はバイエルン放送交響楽団の定期演奏会をヘラクレス ザールに聴きに行って来た。

Marek Janowski という指揮者も久し振り。わたしがまだ劇場で働いていた頃には度々客演で来ていた。直接のコンタクトはなかったけれど、なんだか気難しい人のような印象があるのは彼の笑顔を見た記憶がないからかも知れない。舞台に出て来たときに、やはり歳をとったなぁ、と感じた。

今夜のプログラムは2つの曲のコントラストが明瞭に感じられて面白かった。しかしブルックナーで金管が不明瞭に聞こえる部分があったのが気になる。多分わたしの耳が悪いのだろう。😅

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Die Liebe der Danae を観た

2025年2月11日(火)

このオペラは1988年に Wolfgang Sawallisch 氏とミラノのスカラ座で公演した記憶がある。どういう事情だったか忘れたけれど、ミラノ・スカラ座とバイエルン州立劇場とが交換してそれぞれのレパートリーを上演したのだった。われわれがミラノ・スカラ座で演奏していたときに、ミラノ・スカラ座がミュンヘンで彼らの演しものを上演したということである。

オペラそのものに関してはほとんど記憶がない。まず開幕すぐに大勢の合唱(多分フルメンバー)が舞台に現れて驚いた。本当にすっかり忘れている。

演出、舞台装置は特別な衒いもなくスッキリとした感じだが、しっかりと作り込まれているのがわかって好感が持てた。オーケストラの響きはときおりこれぞ R.Sctrauss という響きが心を揺さぶった。

ソリスト陣は脇役も含めてとても立派! 世界の何処に出しても恥ずかしくない出来だった。出番の多かった合唱もご苦労様と言いたい。堪能した夜。

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旅券申請書と演奏会

2025年1月30日(木)・晴れのち曇り/最高気温9度

8時起床。

昨夜はミアが泊まったので、今朝は彼女に起こされた。もう少し眠っていたかったけれど仕方がない。

朝食の後わたしは10時に予約しておいたミュンヘン総領事館へ向かう。ユリアと孫たちの旅券申請書類の件である。今日も思ったのだが、こういう書類仕事にわたしはまったく向いていない。今日もすごく疲れて帰ってきた。

午後には少し気が楽になり、自由な時間を過ごすことが出来た。

夜は20時から Herkulessaal でのオーケストラ演奏会。中身のビッシリ詰まった、それでいてとても見通しの良い視界が開けたような、素敵な演奏会だった。

16時ごろに遅い昼食を食べたのだが、演奏会が終わって帰宅したら小腹が空いていた。トーストにチーズと鮭の燻製を挟んで食べてから就寝。

バイエルン放送交響楽団の演奏会

2025年1月30日(木)

友人が行けなくて回ってきた切符。ブリギッテは予定していた約束があって、今夜は行けない。今回はちょっと急だったのでわたしに同伴してくれる人を探すのに苦労した。

プログラムを見るとわたしの好きな曲が並んでいたので嬉しい。指揮者はアダム・フィッシャーの弟でわたしはライブで聴くのは初めて。兄の方はわたしが働いていた頃、数多くのオペラを振っていた。メリハリのきいた棒で若いときにはちょっと性急すぎる感もあった。今夜は Münchner Residenz, Herkulessaal で。これも嬉しい。

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相変わらずこのオーケストラはうまい! 今夜は特にピアニッシモが秀逸。定期会員は先シーズン前に辞めてしまったが、それは Isar Philharmony の会場が嫌いだったこともある。Herkulessaal だったらもう一度定期会員になっても良いかなと思いながら聴いていた。

ピアニストは体格のガッシリした手の作りも大きな男性。ピアノの響きも美しかったけれどフォルテの力強さも快かった。

盛り沢山のプログラムで終演時間も22時半頃。

「連隊の娘」を観た

2024年12月25日(水)

このオペラはわたしが働いていた間に Nationaltheater で上演されたことはなかったし、メディアを通して見たこともなかった。知っていたのはテノールのアリアで何度も高い音が歌われるということくらい。確か、アルフレード・クラウスがこのアリアを歌った CD が話題になった筈。

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今日はクリスマスの休日でもあり、時代設定の吹き替え演出だったら嫌だなぁと思っていたが、その点は大丈夫だった。コメディであるからうるさいことは言わずに気楽に聞こうと思って聴いた。それが良かったのか思いのほか楽しめた。

タイトルロールのソプラノは少々線が細い感じでこちらに伝わってくるものが少なかった。テノールは、問題のアリアも破綻なく歌い上げていたが、もう少し声にまとまりがあれば良かったのに。品の悪さを感じてしまった。でも、問題なく歌ったということで誉めるべきなのかも知れない。

このオペラでは男声合唱が大活躍。わたしが居た頃とはだいぶメンバーの顔ぶれも変わっているが素直に感心した。

クリスマス祝日・1日目

2024年12月25日(水)・晴れ/最高気温4度

7時半起床。

晴れた。どうやら今日からの一週間は晴れの日が続くらしい。これは単純に嬉しい。

9時半にカローラ宅で朝食を頂いた。今日はカローラ、ミア、わたし、ブリギッテの4人だけ。昨夜の今朝でなんだかなぁと思うのだが、わたし以外の家族はとにかく集まるのが好き。これに文句を付けても始まらない。

12時ごろに帰宅して一眠り。ブリギッテも昨夜からの付き合いで疲れていたようで彼女にしては長めの昼寝。

17時からオペラ 「連隊の娘」 を Nationaltheater で観る。クリスマス祝日ということで17時開演となっているが、年寄りのわたしにはこの時間の方がありがたい。

幕間に地下の Käfer に席を予約しておいてカナッペと赤ワインを楽しんだ。これも劇場でのオペラを楽しむ一つの方法である。

開演時間が早かった分、終わったのは19時半頃でこれもなかなか良いものだと感じた。冷たい空気の中、家に着いたのは20時過ぎでそれから日本酒を熱燗で楽しんだ。

日本総領事館へ出向く

2024年12月3日(火)・曇りときどき晴れ/最高気温6度

7時半起床。

今日は14時から日本総領事館に用事があって出掛ける。先週、予約を入れておいた。13時の Tram で出発。領事館には13:45についてしまい、14時の開館まで扉の外で待たなくてはならなかった。

用事を済ませ、帰宅途中で Döner Kebab の遅い昼食を取る。おいしい! 満腹で帰宅したら眠くなって一時間ほど昼寝。

夜は19時半から Grünwald でのコンサートを聴きに行く。
帰宅は22時前。

クラリネットのコンサートを聴いた

2024年12月3日(火)

かなり有名な音楽家一家、それも3人とも楽器がクラリネットということで、いつか聴いてみたいと思っていた。

クラリネットはわたしの好きな楽器で、わたしの耳にすぐ浮かんでくるのはヴェルデイ:「運命の力」序曲のクラリネットソロである。

先ほど演奏会から帰宅したところだが、とても楽しいコンサートだった。演奏家3人の息の合わせ方とかがとても興味深かったし、三人とも技術的には文句なし。

演奏とは関係ないのだが、チェリストの Stephan Koncz が若い頃の高橋幸治という俳優(太閤記で信長を演じた人)をちょっと細めにした感じの人で演奏中もとても表情豊か。こんな楽しみ方が出来るのも顔の表情がわかる適度な広さの演奏会場におけるライブだからだろう。

今夜は、Nino Rota と Michail Glinka の曲が面白かった。

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バレエ LA SYLPHIDE を観た

2024年11月23日(土)

今回も昨日いただいたチケット。こういうことでもないと自腹を切ってバレエを観に行くことはほとんどない。ありがたいことである。

先ほど帰宅したのだけれど、大いにガッカリさせられた退屈な公演だった。歴史的な意味もあるのだろうが、何故、今?という考えが公演中もつきまとった。

オペラと同じかも知れないけれど、人間の感性はもう昔には戻れないのかも知れない。

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バイオリンコンサートを聴いた

2024年10月24日(木)・曇り/最高気温14度

7時起床。

昨夜から泊まっているミアをブリギッテが幼稚園に送っていったあと。わたしはゆっくりと洗髪、シャワー。

ブリギッテは今日も幼稚園にミアを送ったあと、乳癌の検査を受け、そのあと美容室へと忙しい。

わたしはどうも一昨日のインフルエンザ予防注射のせいではないかと思うのだが、体調が思わしくない。いつものことだがわたしのような平均的な日本人の体格には、ドイツ人向けの予防接種は強力すぎるのではないかと疑ってしまう。そんなわけで午前も午後もベッドに横になってウツラウツラしていた。

夕方から Grünwald でのバイオリンコンサートに出掛ける。これはずいぶん前から楽しみにしていて切符を購入していた。今夜のバイオリニスト Arabella Steinbacher さんは日本人の母とドイツ人の父を持つ。

彼女のお母さんは東京藝大を出た方でわたしがミュンヘンに来たばかりの頃にお世話になった方。お父さんはミュンヘン音楽大学でコレペティトゥーアだった人。音楽大学でもよく教えていただいたし、あるコンサートでわたしのピアノ伴奏も務めてくれた。

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アンコールは Camille Saint-Saëns のけっこう大きな曲。

今夜の会場である August Everding Saal は今日のようなコンサートにはピッタリの落ち着ける演奏会場。わが家からは車で5分ほどの距離であるのも良い。

クラシックとロックのコラボ演奏会を聴いた

2024年10月12日(土)・曇り/最高気温15度

8時起床。

昨夜は午前1時過ぎに目が覚めてからなかなか眠れなかったので、 Amazon-Audible からダウンロードした小説を聴き始めた。これが失敗で朝方の5時過ぎまで聴いてしまった。まるまる文庫本一冊である。おかげで日中は少し眠かった。

朝食のあとブリギッテは姪と彼女のボーイフレンドと一緒に Haus der Kunst に出掛けていった。彼女たちの留守の間に溜まっていたアイロン掛けを片づける。今日はちょっと量が多かった。

昼寝をしている間にブリギッテがひとりで帰宅。姪たちはそのまま街中に留まったそうだ。

今夜は19時から ヘラクレスザール でのコンサートを聴きに行ってきた。

これはアマチュア・オーケストラで。今夜はカローラもフルートを吹くので家族で聴きに行くことになった。

わたしには初めての体験で、オーケストラとロックバンドのコラボ演奏会だった。ロックミュージックというのにわたしはまったく関心がないので、時に退屈だったし、スピーカーから出て来る音量の暴力的な大きさに晒されてすっかり疲れてしまった。22時半の帰宅。

風邪は治ったようだ

2024年10月3日(木)・曇り/最高気温12度

7時半起床。

ミアが昨夜は泊まっていて、わたしが眼を覚まし、そろそろわたしを起こしに来る頃だなと思ってベッドの中に横になっていても静かなまま。
そこで気がついた。今日はドイツ再統一の日で祝日だったのだ。ミアも早起きして幼稚園に行かなくて良かったのだった。

一緒に朝食をとってからブリギッテがミアをカローラ宅へ送っていった。わたしはその間、またベッドに入って眠る。まだ風邪からは抜け切れていない。しかし今夜は20時から BR のコンサートを聴きに行くのでそれまでには少しでも回復していたい。13時ごろまでよく眠れた。

午後は下の部屋でNetflixの映画「川っペリムコリッタ」というなんだかよくわからないものを観ていた。終わってみると、それほど悪くない。

そのあとまたベッドに戻って1時間ほど眠る。これでどうやら風邪が通り過ぎたように感じる。

20時から「バイエルン放送交響楽団の定期演奏会」の切符をもらったので聴いてくる。けっこう長いプログラムで終了は22時半頃だった。帰宅して白ワインを飲む。普通に味を感じられたので、一晩眠った明日は正常に戻るだろう。

BR Konzert

友人夫妻が行けなくなった切符をいただいたのでブリギッテと聴いてきた。

いつもとはかなり趣の異なるプログラムだった。休憩前はスペイン音楽。これは文句なく楽しい。

休憩のあとの3曲はかなりジャズがかった音楽。完全に自由な音楽というのではなく、型から抜け切れていないジャズという感じ。聴いていて少し窮屈な感じがした。

ヘラクレス・ザールの舞台上には所狭しと楽器が並べられていたのも「窮屈」と感じた一因かも知れない。2台のグランドピアノが真ん中に置かれるとわたしの座った席からはその後ろの奏者が見えない。これはちょっと興ざめだった。

Sir Simon Rattle がバイエルン放送交響楽団の指揮者になったのは、今夜聴いた限りではとても良いことだとわたしには思えた。新しい風が吹き始めているのかも。

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解約とアップグレード

2024年8月3日(土)

先日から考慮していたのだが、アップルのサブスクリプションを見直してみた。

現在は Apple One (19,95 €) をサブスクリプトしているのだが、たまに Apple Music を利用するだけで、最近は Apple TV+ もほとんど観ていない。ゲームに関しては全くやったことがない。冷静に考えてみてもこれは無駄だ。いつかまた戻ってくるかも知れないけれど解約した

この際だから iCloud の見直しもしてみた。現在は 250GB(200GB + 50GB)の容量をレンタルしている。50GB は Apple One のおまけで付いてきたものだから、これは Apple One を解約すると無くなってしまう。現在わたしの iCloud 使用量は 240GB ほどなので、容量が足りなくなってしまう。それで2TB (9.9€) にアップグレードした

先週に続いて今夜も BRSO のコンサートを聴く

2024年6月20日(木)・晴れ/最高気温27度

8時半起床。

7時ごろから二度寝して8時半と遅い起床。ミアが起こしてくれた。

朝食はテラスで取る。ミアは風邪を引いて少し熱があるようなので幼稚園は休ませた。明日は「水泳教室」があるのだが、それに参加させるべきかどうかは今日の様子を観てから決める。

お昼頃に友人から知らせがあり今夜の BRSO に行ってくれないかと打診があった。先週の木曜日も同じような状態だったがまだご主人の風邪がよくなっていないらしい。紆余曲折があったけれどアンナと一緒に行くことになった。ブリギッテは Mia が泊まっているので出掛けられない。

昼食のあと今夜の切符を受け取りに友人の仕事場まで往復する。昨日ほどではないが今日も蒸し暑い!

19時ごろに家を出て Herkulessaalへ。19時半過ぎはまだ太陽が沈みきらず暑い。下の写真は会場前の様子。コンサートよりもビアガーデンに行こうかな、と思わせる風景である。

今夜はシューベルトの交響曲が二つとモーツアルトのピアノ協奏曲。とても楽しめた。帰宅は23時過ぎ。

爽やかな天気の日に素敵なコンサート

2024年6月13日(木)・晴れ/ 最高気温17度

8時起床。

爽やかなお天気の午前中の時間をゆったりと過ごす。今日は夜の演奏会に出掛けるまでなにも予定は無し。

勿体ないようなお天気だったので散歩に出掛ける。いつもは夕方近くになって出掛けるのだが、今夜は BRSO のコンサートに行くので予定変更。6000 歩余りを歩いて帰宅。

帰宅してしっかりした昼食を取ったあと1時間の昼寝。

ブリギッテはコンサートの前に18時からの Stadtführung に参加するというので17時ごろ家を出ていった。わたしはゆっくりと19時ごろに家を出る。

コンサートは ヘラクレスザール でのもので、ここはやはり落ち着く。いつもながらの弦楽器群の美しさ。

23時近くの帰宅となった。

友人の Liederabend を聴く

2024年6月7日(金)・雨のち晴れ/最高気温22度

7時起床。

朝食は昨夜泊まったカローラ、ミアを加えて4人でとる。

お天気は朝から不安定で晴れていたかと思うと急に激しい雨が降ったり。こういう日は体調にも気をつけないと。

午後は今回の日本一時帰国の間に書き溜めておいたブログ原稿を整理して少しずつアップする。まだ時間が掛かりそう。

夕方19時半から旧同僚の浦野実成さんが Liederabend で歌うのでブリギッテと一緒に出掛ける。会場は Schwabing にある Seidlvilla というこじんまりとした雰囲気の良いところ。Schubert と日本歌曲のプログラムで聴きごたえがあった。

帰宅途中でブリギッテが空腹を訴えたので BergWolf で CurryWurst を食べてきた。たまにだとこれもおいしい。

バイエルンの5月は最高!

2024年5月12日(日)・快晴/最高気温22度

8時起床。

素晴らしい五月の気候を楽しめた一日だった。

カローラが以前団員だったアマチュア・オーケストラの古いメンバーが集まって小さな内輪だけの演奏会が今日ミュンヘン郊外の Agatharied という所で行われた。水曜日から合宿をして練習に励み、今日の15時からの演奏会だった。30代、40代のメンバーたちが集まりメンデルスゾーンとシューマンの曲を演奏した。まだ1歳から4歳ぐらいまでの子供たちの母親も多くて和やかな雰囲気。もちろんミアも水曜日からカローラに同行している。

われわれは10時に出発して11時前に到着。思ったより近かった。先日のオーロラの写真はここから写したものだそうだ。

12時までゲネプロだったようで、そのあと太陽の下での昼食。ビアガルテンのような雰囲気と料理で思いのほかおいしかった。満腹になったわたしは草原の上で気持ちの良い午睡。

15時から本番となった。ときおり乳幼児の声なども混じったけれどそれが演奏の一部のようで全く邪魔には感じなかった。やはり音楽は趣味でやった方が幸せだとまたまた感じる。

カローラは数年前にミュンヘンのアマチュア・オーケストラに所属してフルートを吹いていた。しかし、パティシェリの国家
資格を取りそれを職業として出発したのだが、膵臓の腫瘍が見つかりその除去手術を受けたためにパティシェリの仕事を断念しなくてはならなかった。パティシェりの期間は土曜日も仕事があったためにアマチュア・オーケストラの練習に参加することは出来なくなっていたのである。今は「食品衛生管理官」という仕事に就いたので再びオーケストラでフルートを吹きたいらしい。

夕方6時近くになり小さな子供を持った親たちはそれぞれに帰っていった。われわれも渋滞に遭わず40分ほどでミュンヘンに到着。そのままブリギッテ、カローラ、ミア、わたしの4人でビアガルテン Schinken Peter というお店で夕食を取る。今日は「母の日」でもあるからかお客で一杯だった。

帰宅したのは20時近く。充実した、健康的な、長い一日だった。

久し振りのカレー、そして室内楽

2024年4月29日(月)・晴れ/最高気温23度

7時半起床。
 
いつも通りにベッドから出たのだが、昨日は午前3時ぐらいから眼が覚めてしまって、そのあと Amazon-Audible で「鬼平犯科帳」なんて聴き始めたものだから明け方まで眠れなかった。完全に自己責任である。

ブリギッテが10時ごろに朗読のボランティアに出掛けたので、それからわたしは一時間ほど昼寝。これでボヤーッとした脳内は回復した。

今日はカレーが食べたいと思いブリギッテに頼んで帰り道に豚肉を買ってきて貰った。午後から作りだす。今日のカレーはいただき物で初めて食べるものだ。成城石井の製品らしい。

一昨日に今夜19時半からの室内楽の切符が回ってきたのでその前にカレーを食べて出掛ける。カレーの味は余り凝ったものでなくて素直においしかった。

プログラムは弦楽三重奏曲(ベートーベン作曲)でチェロ奏者が「石坂団十郎」というすごい名前。父親が日本人、母親がドイツ人ということだ。家を出る前に彼のことをインターネットで調べたりする。

あまり聴いたことがない曲だったが、演奏者それぞれの動作とか呼吸を合わせるタイミングなどをみているだけでも楽しい。会場はわが家からは車で5分の距離、そして気持ちの良い夕方の外気が休憩時にも終演後も幸せにしてくれた。22時過ぎの帰宅。

フランコ・コレッリ のトスカ

2024年4月24日(水)・曇りときどき小雨/最高気温8度

8時起床。

ゆっくりの目覚め。洗髪を済ませて朝食の準備。ブリギッテは8時半を過ぎてもまだ眠っている。昨日はかなり疲れたらしい。彼女も歳をとったものだ。

わたしも今日は疲れ気味で午前中はなにも手に着かなかった。昨日買ってきたものをブリギッテが確認、整理していたのを脇でボンヤリと見ていただけ。昼食のあとは1時間の昼寝。

久し振りに「トスカ」を聴きたくなってフランコ・コレッリが1967年にパルマの劇場(Teatro di Parma)で歌ったものを選ぶ。ライブ録音だったらしい。

フランコ・コレッリの絶頂期だったこともあるがその声の魅力は圧倒的で、第1幕のアリア「妙なる調和」の高音が伸びる伸びる! アリアが終わった瞬間の聴衆の上げる歓声と拍手はまるでサッカーのスタジアムのようだ。これぞイタリア!

振り返ると、本当に素晴らしい時期にわたしは居合わせたのだという幸せな感慨に包まれた。声の魅力に勝るものは無い。

夕方になって外の空気を吸いたくなり散歩に出掛ける。約5000歩を歩いて帰宅。少しでも身体を動かしたあとのビールはおいしい。

骨折でなくて良かった

2024年3月13日(水)・曇りときどき小雨/最高気温11度

8時半起床。

ブリギッテはさすがに昨夜は間欠的に襲ってくる腰の痛みで熟睡できなかったようだ。朝食前に電話をして MRT の診察をしてくれる医者に11時に予約を入れる。ここはサッカーチーム・バイエルンミュンヘンの隣にある診療所で知人を介して診て貰えることになった。

その前に家庭医のところで紹介状を作って貰う。わたしは今日も運転手役。

幸いなことに打撲箇所に骨折は無いということで大いに安心する。帰宅途中で菓子パンを買って帰り、お茶を飲んだら急に眠くなってきた。ブリギッテもやはり疲れが出たようでちゃんとベッドに入って昼寝をする。

夜は19時から Nationaltheater でのオペラ Die Passagierin へ。ブリギッテが行けなくなったので旧同僚の Yさん が一緒に観てくれることになった。 オペラの内容はアウシュビッツが出てきたりする重いものなのであまり乗り気はしなかった。

しかし終わってみるとスッキリとした演出でオーケストラも良くまとまっていたし歌手たちは小粒ながら音程のしっかりとした歌唱で気持ちが良かった。上演時間も2時間40分と長くて久しぶりに夜遅い帰宅。

バイエルン放送交響楽団の演奏会

2024年3月7日(木)・曇り/最高気温7度

7時半起床。

今日は月の第一木曜日ということで Nationaltheater で合唱団員だった、そして現在は年金生活者のお茶会。昨日のオレンジサロン同様に男性の出席者は圧倒的に少ないので、実は余り気乗りしない。しかしコミニュケーションは老後には大事だというブリギッテに尻を叩かれて家を出る。

今日はわたしを含めて10人の出席者で昨日と同じだったが合唱副指揮者だった男性が来てくれてわたしは黒1点ではなかった。それなりに会話をし、昼食を食べて1時間半後に帰宅の途についた。帰宅してブリギッテとお茶を飲んでから1時間の昼寝。

今夜は急にオーケストラ演奏会の切符が回ってきて Residenz/Herkulessaal へ。

ショスタコーヴィチ作曲の交響曲5番は好きな曲だったので楽しめた。このオーケストラはやはりうまい! わたしは聴いたことがないけれどロシアのオケが演奏したらもっと荒々しいものになるのだろうか。この曲だったらそれも聴いてみたい。今夜の演奏がスンナリと滑らかな感じだったので、それとは違ったザラザラとした質感の音が欲しいと思った。

ストラヴィンスキーの曲はとっても楽しかった。ソリストの女性もしっかりとしたテクニックで自身も楽しんでいた様子。指揮者も踊っていた。

帰宅は22時半頃。軽くチーズとサラミを肴にビールを飲む。

CD を買ったのは久しぶり

2024年2月28日(水)・曇り/最高気温8度

8時起床。

朝からの曇り空が一日中続いた。天気予報ではときどき晴れるということだったのだが。

昨夜ブリギッテは寝入りばなに奥歯を抜いた部分が痛み出したらしいが、歯医者から渡された痛み止めを服用して事無きを得たようだ。よく眠れたということで一安心。夜眠れないというのはどんな原因だったとしても辛いものだから。

わたしは12時過ぎに街へ出る。明日でも良かったのだが明日はまた何が起こるかわからない。主目的は友人の誕生日のプレゼントに音楽CDを買うことだった。しばらく足を向けなかった Marienplatz にある Ludwig Beck のCD売り場へ行く。面積は数年前と変わらないのだがお客はわたしの他には2人だけだった。このままだと間もなくこの売り場は消滅するのはないかという感じ。

最近気に入って聴いているピアニスト Igor Levit のアルバム Fantasia というのを購入した。

わたしはApple Musicをサブスクリプションしているのでこのアルバムもいつでも聴ける。CDを買うときになんだか複雑な気持ちになった。これからオーディオの世界はどうなっていくのだろうか。

その足で Apple Store 、Kaufhof, 帽子の店、などをザッと見てから帰宅。今日の空気は冷たく重い感じでそれ以上歩こうとは思わなかった。帰宅途中に Leberkäse と Brezel を買う。帰宅してブリギッテとそれを昼食に食べてから昼寝。

今日の昼寝はグッスリと眠ってしまった。眼が覚めたときには一瞬「朝か!」と思ったほど。

夜は YouTube である料理番組を見つけてそれをしばらく観る。

小澤征爾さんの訃報

2024年2月9日(金)・曇り一時晴れ / 最高気温13度

7時半起床。

今日も穏やかな気候の1日だった。昨日退院してきたブリギッテもよく眠れたようだったので一安心。

大事をとって今日一日はゆっくりと過ごして貰おうとしたのだが、彼女の性格だろうか、やはりこまごまとした家事仕事を始めてじっとしていない。

午前中に動き回っていたからか、昼食後は陽の射し込む窓際のソファでかなり長い間寝入っていた。これは良いことである。睡眠が一番! 彼女の目が覚めるのを待って30分ほどの軽い散歩に誘う。

小澤征爾さんが2月6日に88歳で亡くなったというニュースを読んだ。最近の彼の映像を見ていてこの日が近いというのは覚悟していた。まだ白黒のテレビだったときに彼の指揮姿を見て高揚感を感じたのを思い出す。

夕食は買い置きの冷凍ピザを解凍して食べる。

今日も家に籠もっていた

2023年11月30日(木)・雪 / 最高気温1度

8時半起床。

ベッドの中でグズグズとしていて遅い起床。特に予定も無いし、寝室の窓から見える庭は雪をかぶっているしで全くモチベーションが湧かない。せめて洗髪でもして気分をサッパリさせようとする。

Mia の通っている幼稚園は、今日、動物園への遠足を計画していたらしいが、カローラは今日と明日の二日間幼稚園を休ませて風邪の様子を観ることにしたそうだ。正解だろう。

外はサラサラした細かな雪が降り続けていて10cmは積もったようだ。こんな日は家の中でヌクヌクと閉じこもっているに限る。そんなことが許される年金生活者のありがたさを感じる。

午後、久しぶりに STAX SR-407 / SRM 006tS のコンビで音楽を聴く。聴いたのは次の二曲。

● Tschaikowski:Symphonie Nr.5
 Symphonieorchester des Bayerischen Rundfunks / Mariss Jansons

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● ブルックナー:交響曲第7番 (ノヴァーク版)
 サイトウ・キネン・オーケストラ / 小澤征爾

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夕食はブリギッテの提案で「チーズ・フォンデュー」。雪の夜には似合っているかも。

室内楽コンサートを聴いた

2023年11月23日(木)・晴れ / 最高気温7度

5時半起床。

いつもなら5時頃に眼が覚めたらそのあとまた眠ってしまうのだが、今日はそのあとも寝付けなかった。7時に目覚まし時計を掛けておいたのでそのままベッドから起き上がる。

先日から気になっていたMacのプレゼン・アプリ Keynote をいじってみようと思う。こんな時にはわたしの Mac が置いてある下の部屋にひとりで寝るのは好都合である。

Keynote はこれまでいじったことがなかったけれど、思っていたほどは簡単ではない。いろいろと他の知識も必要なようだ。
朝食をブリギッテとミアと3人で食べたあと、ブリギッテは Mia を幼稚園に送っていった。

急なことだが、ブリギッテは旧店主に誘われて昼食に出掛けていった。わたしは一昨日ブリギッテが料理した「仔鹿のグーラッシュ」を食べて昼食とする。おいしかった。

昨夜の睡眠時間が短かったから今日は昼寝は必至だなと思っていたら、ソファの上で横になったらほんの10分ほどウトウトしてしまった。でもそのあとは頭もスッキリ!

午後、家庭医のところに行く用事が出来たので往復を歩くことにする。これで今日は8千歩、歩けた。

夜は Grünwald の August Everding Saal での室内楽を聴きに行く。今夜はわたしひとりで。

演奏団体は Aris Quartett で演奏されたのは

Felix Mendelssohn Bartholdy
Streichquartett Nr.1 Es-Dur op.12

György Ligeti
Streichquartett Nr.1 “Métamorphoses nocturnes”

Franz Schubert
Streichquartett C-Dur D 956

というプログラム。アンコールにはグスタフ・マーラーのしっとりとした小品でとても楽しめた。現在はライブで聴くのならオーケストラよりも好きかもしれない。23時過ぎの遅い帰宅。

昨夜(2023年10月26日)の演奏会。

2023年10月27日(金)

昨夜はわが家からほど近い会場でピアノコンサートを聞いてきた。

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若い奏者とあつて切れ味の良い,清々しい音を期待していたのだが、それは外れてしまった。音に清潔さが無く、和音を鳴らすところではかなりの濁りを感じてしまった。バッハのフランス組曲は一音一音の粒立ちとキレの良さがわたしの想像していたのとは違った。

休憩後のシューベルトにはもっとも期待していたのだが、彼が度々試みた Pause の中に音楽の繋がりが感じられずシューベルトの歌心がブツブツと切られてしまった。全体を通して大きな流れが感じられず曲の進行と共にストレスが蓄積していった。この曲でも音色の清明さは無く楽曲に入り込めなかった。

これまではコンサートを聴いても出来るだけ良い面を見るように気をつけていたのだが、昨夜はそれができなかった。体調のせいか、それともわたしが老いたのか。

コンサートを忘れるところだった

2023年6月15日(木)・晴れ/最高気温23度

5時半起床。

昨夜から見始めた DVD の続きを午前中はずっと見ていた。6枚の DVD を見終わったのはなんと13時ごろ。こんなことは今のように一人での生活をしている時でもないとできないこと。

午後から思い立って街中へ出かける。思いがけなかったのはTramがなんと Rosenheimerplatz までつながっていたこと。これは多分ここ数日の出来事であったらしい。これで街中へ出るのも楽になった。

ここ数日食べたかった Opatija での遅い昼食。

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お腹いっぱい食べて満足してから MUJI へ向かう。以前から迷っていたのだが扇風機を購入する。明日からの天気予報がかなり暑くなりそうな気配なのでこの辺が買い時だと思う。

家に戻るとブリギッテからの連絡で今夜はBRSOのコンサートがあることを思い出した。問題は一緒に行く人がまだ決まっていなかったこと。慌ててあちこち打診してみたが結果は全て空振りに終わる。仕方がないのでわたし一人で行くことになった。結果を言えば一人でもコンサートは面白い。

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今日のプログラムではドボルザークの交響曲第7番が楽しめた。3楽章のメロディーが耳に残る。

22時40分の帰宅。

ベラフォンテが死んだ

2023年4月25日(火)・小雨/最高気温10度

8時起床。

花粉の心配のない下の部屋での睡眠だったせいか気持ちの良い普通の目覚め。今朝はミアも幼稚園を休ませたのでゆったりとした朝食。

そのあと懸案事項である「食卓+椅子」の選定に大型家具店 XXX Lutz (Wolfratshausen) へと車を走らせる。ミアも一緒で彼女にとっても午前中の退屈から逃れられて良いだろう。

気に入ったものが見つかったのだが大きな買い物なので,念を入れてもう一度明後日に訪れることにする。昼食は店の近くのMcDonald’s で済ませる。

帰宅後わたしは疲れて昼寝。

ブリギッテは三時からの「母と子の体操教室」へ Mia を連れて行った。夕食は今の季節の定番である「白アスパラのリゾット」。おいしかったのかミアもしっかり食べていた。

8時のニュースでは ハリー・ベラフォンテ が96歳で亡くなったことを伝えていた。とっても敬愛する歌手だった。ミュンヘンのドイツ博物館横の Kongresssaal でライブ演奏を聴いたのは1979年頃のことだった。残念ながらこの時には彼の声はすでに失われていた。それでもレコードで聴くことが出来る彼の歌唱力は抜群である。彼と同じ時を共有できたことは幸せだった。

バイエルン放送交響楽団の定期演奏会(6/7)

今シーズン定期の6回目である。今シーズンは病気をしたりして3回ほどは行けなかったのでこれまで解禁とはいかなかった。

今日のプログラムは全てわたしにとって初めての曲である。

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結論をいえば面白かった。目の前で演奏する人たちがいてそこから出てくる音楽を身体の全てで受け止めるというのは何という幸せなことか。

ビオラを弾きながらの指揮というのは地味だけれど奥が深そう。
Dabea Zimmermann はブリテンの作品以外ビオラのトップの位置に座って演奏していたがわたしの席からは背中だけしか見えなかった。客席の反対側に座っていたらもっと興味深かっただろうに。

先回の定期ではショスタコーヴィチ交響曲5番を聴いたのだが、こんかいの Kammersymphony op.110a も同じような印象を持った。現在はウクライナ戦争の最中なのでそう聞こえるのかもしれないが兵士の行進を想像させる弦の重く力に満ちたザッ、ザッという響きにかすかな嫌悪感を感じた。

春の雨は柔らかい

2023年4月2日(日)・曇りのち小雨/最高気温10度

8時起床。

日曜日の朝はどことなくゆったりとした気分になる。

朝食のあと下の部屋(しばらく前からわたしの書き物部屋になっている)に座りメール交換、これからの予定などを考える。

この間までは MacBook Pro 15 を食卓の上で使っていた。これは家人とのコミニュケーションをとるにはとても良い方法であるが言い方を変えればそれほど大事な用件をMacでやっていないということだ。😅

以前この下の部屋を書き物部屋として使っていたブリギッテは寝室わきの小部屋に引っ越し、自分の机とプリンターもそのわきに設置した。ちょっと狭すぎるのではないかと心配するのだが、一日のうちに何度も階段を上り下りするのは辛いと言う。

それはその通りなのだが、考え方を変えて階段の上り下りを運動の1部だと割り切れば良いことだ。今日のように悪いお天気の日には家の中に居ることになってしまうけれどその運動不足を補えると思えばわたしはありがたい。

遅い昼食を午後2時ぐらいに残り物で済ませたあと、一時間ほどの昼寝。今日の夜はまたまたピンチヒッター役で Nationaltheater へバレエの公演を観に行くことになった。オペラやバレエを聴いたり観たりするというのは2時間余り神経を集中してじっと座っているわけだから結構疲れる。

今日は19時からの講演で Schmetterling というもの。「感動」という言葉を安易に使いたくないのだが、今日は正真正銘の感動を味わった。

バレエ “Schmetterling” を観る

2023年4月2日(日)・曇りのち小雨/最高気温10度

知人からいただいた切符でバレエに行ってきた。

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古典的なバレエとは違っていた。バレエを観たというよりも圧倒的な身体の美しさと動きの可能性を知らされたというのが感想である。

幕が上がり、背景のビデオに写された風景を見た時には正直「またこの手法か」とガッカリしたのだがそこに付けられた単純ではあったがとても親和性の強い音の動きとがわたしの思いを吹き飛ばした。そこから繰り広げられたダンサーたちの動きの線の素晴らしかったこと。

休憩後はその前に提示された驚きと喜びを超えるものではなかったけれどとても楽しめた。

今夜は期待していなかっただけに嬉しい驚きの波は大きい。

バイエルン放送交響楽団の定期演奏会(5−7)

2023年3月30日(木)・雨/最高気温15度

今夜はわたしの好きなショスタコーヴィチ交響曲題5番。

前半のプログラムは興味深かった。

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曲目紹介では次のように書かれている。(DeepL による訳)

BR合唱団と交響楽団によるジュリアン・アンダーソンの30分作品『エグザイルス』の初演は2022年1月に予定されていたが、コロナによりその時点で中止せざるを得なかった–2020/2021年に書かれたこの作品は、パンデミックの経験そのものをテーマにしているから、皮肉な運命のいたずらである。しかし、それをはるかに超えて、作曲家は「故郷を離れ、戻ることを切望する瞑想」である『エグザイルズ』で、内と外、個人と集団の追放の最も多様な側面の広範なパノラマを作り出しています。この作品は、ミュンヘンで初めて体験することができます。マンフレート・ホーネックが指揮するショスタコーヴィチの交響曲第5番は、孤立と撤退の段階から生まれた作品である。スターリンの文化政策から厳しい攻撃を受けたショスタコーヴィチは、1937年に「第5番」で公式の更生に成功した。その過程で彼は、困難な状況をものともしない人道的なメッセージと微妙な曖昧さを持つ音楽を魅力的に書き上げました。

響きのきれいな全体の印象だったけれど余り印象に残らない。合唱はとてもよくまとまっていた。どれぐらい練習するのだろうなんて考えていた。

休憩のあとのショスタコービッチも素晴らしい演奏だったけれど,ウクライナ戦争真っ直中の今、この曲を聴くとロシアのあざとさと押しつけがましい響きに素直になれなかった。

今夜の指揮者、Manfred Honeck の動きがときどきカルロス・クライバーを思い出させた。

オペラ「Krieg und Frieden 」(戦争と平和) を観た

話題作:「戦争と平和」を観た。
聞くところによるとこのオペラはウクライナ戦争の始まる2年前に企画されたそうだ。ロシアによるウクライナ侵攻があってから演出面での変更を余儀なくされての上演。その辺の詳しい事情はわたしは知らない。

休憩は開幕後1時間45分後の長丁場。40分の休憩を入れてそのあとは約2時間の上演で終演は21時20分。ほとんどワーグナーの楽劇である。

舞台装置は最初から最後まで変わらないが、その舞台上には常に50人ぐらいの人が居る。合唱団も大変だなぁと思いながら観ていた。

そして粒の揃ったソリスト陣のクオリティーの高さには目を見張るものがあった。中小規模のオペラ劇場だったら充分に主役が務まる声を持った歌手がズラッと並ぶ。そのお陰でわたしは歌詞の意味が理解できなかったにもかかわらずまったく退屈しなかった。

一緒に観たブリギッテは字幕を読みながらの観劇で,ウクライナ戦争における演出家の意図した目論見をしっかり感じ取ったようでとても感激していた。

合唱団の活躍も特筆すべきものがあった。わたしが Intendant だったら合唱団には特別手当を出してあげたい。

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バイエルン放送交響楽団の定期演奏会

2023年3月4日(土)

本来なら一昨日の3月2日(木)がわれわれの定期公演日なのだが、ストライキがあったので今日に変更して貰った。加えて本来なら20時開演なのだが今日は19時開演。わたしのような年寄りにはこれはありがたい。😅

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どの曲も生演奏を聴くのは初めて。

プログラムはチェコ出身の指揮者が選んだのだろう、チェコの作曲家 ボフスラフ・マルティヌー(Bohuslav Martinů) の作品が並ぶ。もちろん一度聴いただけではその深さはわからない。

バイオリンソロは リサ・バティアシュヴィリ (Lisa Batiashvili) 。美しい女性でした。近年に国名が変わった「ジョージア」の出身。アンコールに2曲弾いてくれたが,ひとつはフィンランド、もう一つはジョージアの小品だった。

妻の感想:これからの女性ソリストは美しさも要求されるのかしら?

客席を見渡すとマスクをしている人は10人ほどしかいなかった。わたしら夫婦もその中に入る。開演前、休憩のロビーをザッと見た感じではほとんどが60歳以上のお年寄り。このままだとこの業界も将来が不安になる。

快晴の土曜日

2023年3月4日(土)・快晴/最高気温9度

8時半起床。

快晴の一日となった。午前中はゆったりと過ごす。土曜日でもあるし、ストライキ明けで街は混んでいるだろうから今日は買い物には出ないと決めていた。しかしあまりの天気の良さに身体がウズウズしてくる。

冷凍庫の中の納豆と冷凍餃子,そしてラーメンとかが切れていたのでそれを理由に家を出る。しかし Wettersteinplatz 近くまでトラムが走るとサッカーチーム「ミュンヘン1860」のユニホームを着た連中が乗り込んできた。知らなかった! 今日は午後から試合があるのだった。

とにかく「美門」で目的のものを手早く購入し帰宅するが U-Bahn がまだストライキの影響か混乱していた。片側の路線しか走っていなくて、なんと逆方向に持って行かれてしまった。すぐに気がついて SendlingerTor からまた引き返したのでずいぶん時間がかかってしまった。

ようやく家に着き、買ってきた Klapfen を食べたあと今夜のコンサートに備えて昼寝。コンサートを真剣に聴こうと思うとエネルギーが必要である。

15時半頃から予習にとシベリウスのバイオリン協奏曲 Op.47 を聴く。夕食は17時過ぎにラーメンを作って食べる。

今夜のコンサートはいつもより1時間早い19時開演。終了してから大急ぎで帰宅の途についたらバスもトラムも最高のタイミングで乗ることが出来、21時40分に到着。