アカデミーコンサートを聴いた

火曜日・曇りときどき晴れ / 最高気温12度

7時起床。どうやら昨夜は少し雨が降ったようで歩道が濡れている。しかし空気はどことなく春。柔らかな感じで心が落ち着く。

ブリギッテを送り出してから、午前中に届くという植木の配送を待っていた。彼女が先日自分で選んで注文したものである。しかしこれが待てど暮らせど来ない。わたしの予定ではこれが届いたらすぐに森へのウォーキングに出掛ける心づもりだった。結局届いたのは11時近く。なんだか凄く時間を損したような気がする。

街へ出て買い物をする予定があったので、急いで昼食を済ませて家を出た。森へのウォーキングが出来なかったから Candidplatz まで40分ほどの距離を歩く。折りから柔らかな薄日が差してきてすぐに冬のコートを脱がなくてはならなかった。 Candidplatz から二駅目の Fraunhoferstr でまた下車し、そこから街の中心地まで歩く。この二駅間の道は家が建て込んでいたり車の通行が多かったりで歩いてもストレスが溜まるのだ。

買い物は概ね予定通りに済んだので3時半頃に帰宅できた。今夜はアカデミーコンサートに出掛けるのでそれまでに「肉じゃが」を作ろうと肉も解凍しておいた。そこへブリギッテから電話で今夜のイタリア語教室の教材を忘れてしまったという。それを彼女に手渡すために予定していたよりも1時間早く家を出なくてはならなくなった。それで「肉じゃが」作りは明日に回す。

夕方になって急に気温が下がってまた冬に戻ってしまったかのよう。今夜のコンサートの内容は下記のようなもの。楽しみにしていたマーラーの7番はわたしには期待はずれだった。

オーケストラは熱演、好演だったのだが、指揮者が気に入らなかった。普段はタクトのテクニックにそれほど重きを置いていないのだが、今夜の指揮者のそれはわたしの許容範囲を超えて時に目を伏せたくなるような素人っぽい動き。マーラー独特のレガートの部分もまるで交通整理のお巡りさんのようにカクカクと振るものだからそれが邪魔で仕方がなかった。目をつぶって聴こうとときおり試してみたが,そうすると今度は睡魔が襲ってくる。(笑)

振り返ってみるとマーラーの7番ってわたしは初めて聴くような気がする。今日の午前中に CD 棚を捜してみたがわたしは持っていない。この曲の良さをわたしがまだ知らないから今夜はつまらなく感じたのかもしれないと少し反省してみる。(^_^;)

帰宅の電車乗り継ぎもうまくいかずにひと駅分歩いたりしたので今日の歩数は15000歩を超えた。

Wolfgang Amadeus Mozart
Klavierkonzert d-Moll KV 466

Gustav Mahler
Symphonie Nr. 7 e-Moll

Im Vorfeld zu diesem Akademiekonzert findet um 18.15 Uhr ein Künstlergespräch mit dem Dirigenten Tomáš Hanus im Capriccio-Saal statt. Das Gespräch moderiert Andreas Friese.

Termin

Dienstag, 9. April 2013
Nationaltheater

20.00 – ca. 22.30 Uhr
19.15 Uhr: Konzerteinführung

Preise E: 53 / 46 / 40 / 30 / 22 / 15 / 8 / 5
Freier Verkauf und Serie 41
Besondere Ermäßigung für das Programm Junges Publikum
Preise E € – / – / – / – / – / – / – / 5
k-a-r-t-e-n

Besetzung

Musikalische Leitung Tomáš Hanus

Klavier Rudolf Buchbinder

Bayerisches Staatsorchester

Otello に参加

土曜日・曇り / 最高気温4度

8時起床。昨日に続いて今日も曇り空の冷たい空気の1日。朝食のあとブリギッテは週末の買い出しに出掛けた。その間、わたしはウォーキングに。

昨日しばらく振りの Otello の舞台稽古でちょっと不確かな部分があったので,楽譜を片手に持ってのウォーキング。(^_^;) 8372歩・72分を歩いて帰宅。

昼食時には帰ってくると思って彼女を待っていたが,買い物のあとで園芸店に回ったらしく帰宅が遅れると見て、わたしは2時過ぎにベッドに入り1時間の昼寝。

夕方5時半過ぎに家を出て劇場へ。今日から始まる3回のシリーズ Otello に出るため。配役などは下に引用しておいた。タイトルロールのテノールをわたしは初めて聴くが決して美しい声ではない。彼の中音域はわたしにはうるさいと感じた。

それとは対照的だったのがデズデモーナを歌ったソプラノのハルテロス。隅々までコントロールされた隙のない歌唱で素晴らしかった。わたしの印象では彼女はキャンセルすることが多いような気がするが、これだけの水準を保つためなら許せると思う。

大体が,現代の一部の歌手は忙し過ぎ,歌い過ぎるのだ。マネージメントなどが要求する過重労働に対抗して自己管理に徹すればキャンセルという手段しか歌手には残されていない。良い歌手を長く聴きたいと思ったら聴衆の側もそれに理解を持って接したい。

Besetzung

Musikalische Leitung: Paolo Carignani
Inszenierung: Francesca Zambello
Choreographie: Alphonse Poulin
Bühne und Kostüme: Alison Chitty
Licht: Mimi Jordan Sherin
Chor: Sören Eckhoff

Otello: Kristian Benedikt
Jago: Claudio Sgura
Cassio: Pavol Breslik
Rodrigo: Francesco Petrozzi
Lodovico: Tareq Nazmi
Montano: Goran Jurić
Ein Herold: Andrea Borghini
Desdemona: Anja Harteros
Emilia: Okka von der Damerau
Extra-Chor: Extrachor der Bayerischen Staatsoper
Kinderchor: Kinderchor der Bayerischen Staatsoper

Bayerisches Staatsorchester
Chor der Bayerischen Staatsoper

雪の復活祭ー夏時間の開始ー “Parsifal”

日曜日・雪 / 最高気温2度

9時起床。今日からドイツは夏時間。夜中の2時頃に1時間時計が進んだ。明日から会社勤めの人はこれまでよりも1時間早く起きなくてはならないからなんだか損をしたような気分になる。

ベッドを出てシャッターを開けた途端にシンシンと降る雪が眼に飛び込んできた。まったくなんという天気だろう。夏時間が始まる日に雪が降ったというのはここ数年記憶にはない。

午前11時頃から義母、長女、末娘の夫をまじえた5人でブランチが始まる。終わってしばらくしてからわたしはベッドに入り1時間ほど昼寝。気持ちよく眠れた。

4時過ぎに雪の降る中を家を出て劇場へ。今日は2回目の “Parsifal” 。劇場に着くと同僚達が “Frohe Ostern” と挨拶を交わすのだが、中には今日の雪にひっかけて “Frohe Weihnachten” と返答してくる仲間も数人いた。皆、もうこの冬の長さにウンザリしているのだ。

配役は木曜日と同じだったが,カーテンコールの時に韓国人のバスがトムリンソンと一緒に出てきて拍手を受けていた。トムリンソンが不調だったかで芝居をしただけで歌ったのは韓国人バスだったのかもしれない。

Besetzung

Musikalische Leitung: Kent Nagano
Inszenierung: Peter Konwitschny
Bühne und Kostüme: Johannes Leiacker
Licht: Peter Halbsgut
Produktionsdramaturgie: Werner Hintze
Chor: Sören Eckhoff

Amfortas: Michael Volle
Titurel: Goran Jurić
Gurnemanz: John Tomlinson
Parsifal: Michael Weinius
Klingsor: John Wegner
Kundry / Stimme aus der Höhe: Petra Lang
Erster Gralsritter: Kevin Conners
Zweiter Gralsritter: Tareq Nazmi
Erster Knappe / Zweiter Knappe: Tölzer Knabenchor
Dritter Knappe: Dean Power
Vierter Knappe: Kenneth Roberson
Klingsors Zaubermädchen: Sofia Fomina
Laura Tatulescu
Regina Richter
Eri Nakamura
Angela Brower
Okka von der Damerau

Bayerisches Staatsorchester
Chor der Bayerischen Staatsoper

“Parsifal” に登板

木曜日・雪のち曇り / 最高気温5度

7時10分起床。朝、眼が覚めて寝室の窓の外を見た途端にガックリ来た。天気予報では今日は暖かくなるということだったのに、なんとかなりの勢いで雪が降っている。期待が裏切られた反動で「もう、沢山だ!」と心の中で叫んでいた。

IMG_2470今日は聖木曜日 (Gründonnerstag) ということで祝日ではないがキリスト教徒は緑色の食品(まあ、野菜なのだが)を食べるということになっている。ブリギッテに頼まれて義母のところへ左の写真の野菜を届けることになった。降りしきる雪の中を届けたあと、薬局、肉屋、パン屋に買い物に行く途中でハタと雪が止み青空がのぞき始めた。

この青空はほんの数分で消えてしまったのだが、天気が快方に向かっているのは間違いがない。少し気分が楽になる。帰り道にもう一度義母のところに立ち寄り,買ってきた菓子パンを置いてきた。今日の彼女はあまり元気そうではなく少し心配。

帰宅してメールチェック、コーヒーを煎れて買ってきた菓子パンを食べる。今夕は17時から復活祭恒例の “Parsifal” の公演があり、わたしは舞台裏の合唱を頼まれた。毎年の例で第一幕が終わったあとは最後の幕の出番まで2時間以上の時間があるので,男声合唱団員はそれぞれの過ごし方でその時間をつぶすことになる。わたしは気のあった若い連中と食事をすることを常としていた。今回もそうすることに約束していたので,そのためにお腹を空かせておかなくてはならない。それで昼食代わりに菓子パン+復活祭の色つき卵+コーヒーというメニューでお昼ご飯代わりにした。

IMG_2473明日は聖金曜日ということでお肉は食べないことになっているので,今夜仕事を終わって帰ってくるブリギッテに「茄子と挽肉の味噌煮」を作ることにした。ナスの味噌煮は彼女の大好物である。レシピはクックパッドの中からなすとひき肉の味噌炒め煮 を選んだ。凄く簡単。

夕方4時過ぎに家を出て劇場へ。劇場に着いたら事務所の係員が,第一幕の舞台裏合唱だけという約束だったが病欠がでたので3幕の舞台にも出て欲しいと言う。一瞬考えたが特に予定していたこともなかったから引き受けた。というわけで帰宅は11時40分。

Besetzung

Musikalische Leitung: Kent Nagano
Inszenierung: Peter Konwitschny
Bühne und Kostüme: Johannes Leiacker
Licht: Peter Halbsgut
Produktionsdramaturgie: Werner Hintze
Chor: Sören Eckhoff

Amfortas: Michael Volle
Titurel: Goran Jurić
Gurnemanz: John Tomlinson
Parsifal: Michael Weinius
Klingsor: John Wegner
Kundry / Stimme aus der Höhe: Petra Lang
Erster Gralsritter: Kevin Conners
Zweiter Gralsritter: Tareq Nazmi
Erster Knappe / Zweiter Knappe: Tölzer Knabenchor
Dritter Knappe: Dean Power
Vierter Knappe: Kenneth Roberson
Klingsors Zaubermädchen: Sofia Fomina
Laura Tatulescu
Regina Richter
Eri Nakamura
Angela Brower
Okka von der Damerau

Bayerisches Staatsorchester
Chor der Bayerischen Staatsoper

Hänsel und Gretel の新演出を見てきた

水曜日・曇り / 最高気温マイナス1度

7時起床。今日になって雪は止んだようだけれど、気温はしっかりと真冬のものだからこれまで積もった庭の雪は溶けていない。でも、どうやら明日あたりから少し暖かくなりそう。

朝食のあとメールチェックをして,シャワーを浴びてスッキリとする。そのあと小包二つを近くの郵便集積所まで持って行って発送。

帰宅後、賃貸するアパートの中をカメラで写す。 Canon EOS KissデジタルX で撮ろうと思っていたのだが,交換レンズが故障しているらしくエラーの連発。仕方なく iPhone 4S のカメラを使う。役不足のような気もするがわたしの腕にはちょうど良いのかもしれない。(^_^;)

午後は1時間ほど昼寝をする。今夜は新演出の Hänsel und Gretel を観に行くので体調を整えなくては楽しめない。

Besetzung

Musikalische Leitung: Tomáš Hanus
Inszenierung: Richard Jones
Bühne und Kostüme: John Macfarlane
Neueinstudierung: Benjamin Davis
Lichtkonzept: Jennifer Tipton
Licht: Michael Bauer
Choreographie: Linda Dobell
Einstudierung Choreographie: Anjali Mehra
Einstudierung Kinderchor: Stellario Fagone

Peter, Besenbinder: Alejandro Marco-Buhrmester
Gertrud: Janina Baechle
Hänsel: Tara Erraught
Gretel: Hanna-Elisabeth Müller
Die Knusperhexe: Rainer Trost
Sandmännchen / Echo IV: Yulia Sokolik
Taumännchen / Echo II: Golda Schultz
Echo I: Iulia Maria Dan
Echo III:Agnes Preis
Echo V: Silvia Hauer

Bayerisches Staatsorchester
Kinderchor der Bayerischen Staatsoper

退社後のブリギッテと19時15分に劇場入り口で待ち合わせ。彼女の職場は劇場の斜め向かいなので今日のように雪模様の天気には苦労知らず。

今回の新演出は Richard Jones による演出なのでどんなものになるのか興味深かった。彼の演出した「ローエングリン」はしらける部分が多かったけれど今回の Hänsel und Gretel は各所に、特に休憩後の場面に面白いギャグがあって楽しめた。休憩前の舞台は少し退屈。

ヘンゼルとグレーテルは各ナンバーに振り付けがあって,これはどうかなと疑問に思った。これだと今度の配役の歌手が病気になったときなど代役が立て難い。とても1日で憶えられる振り付けではないからだ。

ソリストの中では魔女役の Rainer Trost が秀逸だった。彼はこれまで魔笛のタミーノとか ” Falstaff ” のフェントン役を歌っていたリリックテノールだが、意外と芸達者な面を見せて楽しめた。本格派投手がピークを過ぎて軟投派に切り替えてきたような感じ。

ドイツの劇場で Hänsel und Gretel を上演するのは大体クリスマスの時期なのだが、今回は復活祭りに的を絞って新演出をぶつけてきた。どうしてだろうと疑問に思ったのだが、子供たちの多い客席を見て「ああ、今は復活祭の休暇中なのだ」ということに気がついた。学校が休みのこの時期にこのオペラを上演するのは確かに理にかなっている。それにここ1週間前からの天気はまるでクリスマスの頃のような寒さだから。

室内楽も楽しい

金曜日・快晴 / 最高気温15度

IMG_23107時起床。今日も青空の拡がる素晴らしい一日だった。一昨日、天井への穴開け作業をしたときから右眼になんだかゴミが入っているような気がして不安になったので眼科医に行って来た。あまりの天気の良さに二つ手前の駅で下車し、そこから歩いた。ここ数日の快晴日和で積もっていた雪もずいぶん溶けたが,まだしつこく残っている路上の雪と抜けるような青空の対比が面白い。

検査の結果は眼球に傷がついていたり網膜の損傷があったということもなく異常はなかった。ゴミのようなものも数日中には消えるそうでまずは一安心。ただ、検査の時に右眼だけだが瞳孔を開く点眼薬を受けたために見えるものが全てボケボケでストレスが溜まった。

今夜は茶碗蒸しを作ってみたくなったので,必要な材料を途中で買ってから帰宅。家に着いた頃はちょうどお昼ご飯時だったから久しぶりにインスタントラーメンを作って食べた。そのあとはベッドに入って昼寝。こんな素晴らしい天気に勿体ないのだが、目薬の効果が薄れるまでは何も出来ないからと観念した。

目が覚めるとまだ完全ではないがかなり視力が戻ってきていたので,暖房器の栓が働かないところを修理、そしてウォッシュレットの管にカルキ防止のためのフィルターをつける作業をする。

IMG_2313夕方5時過ぎから「茶碗蒸し」を作り始める。これもときどき無性に食べたくなる料理であるのにわたしはまだ自分で作ったことがなかった。それほど難しいことはなかった。

今夜は8時から Yuriko Nakano & Janus-Quartett の演奏会に行くことにしていたので,茶碗蒸しを自分で食べないまま家を出る。充分に余裕を持って家を出発したのに、カーナビに目的地を打ち込むのを間違えて同じ通りの名前のちょっと違う場所に誘導されてしまって慌てた。会場に着いたときには既に始まってしまっていたがかろうじて入場できた。

そのあとはモーツァルト、ドボルザークの室内楽を充分に楽しむことができた。室内楽も良いものである。

サヴァリッシュ氏にお別れ

2月22日に亡くなった Wolfgang Sawallisch 氏の Trauerfeier (葬儀) が今日、3月7日の11時から Marienplatz 近くの教会 Heilig-Geist Kirche で執り行われた。

彼の業績については既に色々なところで語り尽くされているから,ここではわたしのきわめて個人的な思い出を書いてみたい。

わたしが声楽を学び始めたときに彼は既に円熟の域に入りかけていた。わたしがドイツに渡ってからは精神的な意味でも彼はもっとも身近な音楽家となり続けた。彼との出会いから彼が Nationaltheater のGMD を辞めるまで、さまざまな思い出が蘇ってくる。今日は教会の中に座りながらそれらのことを思い浮かべていた。

最初の出会いはわたしがまだ東京芸大の学生だった時。NHK ホールのこけら落としでベートーベンの第九交響曲の合唱を歌ったときだった。この人は歌手になっても成功したのじゃないかと思えるバリトンの素晴らしい声で練習を進めてくれた。

時折彼が自らグランドピアノの前に座り練習している部分を弾いて解説してくれたことがあったが、そのとき出てきた響きがいかにもオーケストラという感じでそれまでのピアノ伴奏者の出す音色とはまったく違っていたのは新鮮な驚きだった。

わたしが1977年にドイツに渡り,ミュンヘンの Nationaltheater の研究生となったときにイドメネオの端役を歌う機会を与えられた。一応形式的な Vorsingen を彼の執務室でやったのだが,ドン・オッターヴィオの2番目のアリアを聴いた彼は頷きながら「もう少しゆっくりのテンポで歌った方が良いね」とだけ言ってくれた。

しかし、その舞台稽古があったとき,練習予定表を見逃してすっぽかしたことがあった。なんと,その時間にわたしはのんびりと街で買い物をしていたのだ。(^_^;) 青くなってすぐに謝りにいったのだがニヤニヤ笑いながら「わたしに謝るより、君の代わりに歌ってくれた Kammersänger、Friedrich Lenz 氏にお礼を言いたまえ」と言って怒ることはなかった。

本格的なお付き合いはしかし1985年に Nationaltheater の合唱団となった頃から。そのときには既に GMD だったから劇場内の廊下とかエレベータの中で出会うことも多かった。いつでも気軽に声を掛けてくれて日本のことなどをテーマに短い会話を交わした。ご自分が日本通だということを示したかったのかもしれない。

Sawallisch_2左の写真は1992年の日本公演最後の日で「さまよえるオランダ人」が終わって舞台裏で打ち上げがあったときのもの。わたしは既に着替えて化粧を落としている。

またある公演の時にわたしが楽屋でタイガー・ジャーに入れて持って来た弁当と味噌汁を食べていたら,急に現れてのぞき込まれたことがった。「おお、うまそうな弁当だね」と言われてなぜか恥ずかしかった。(笑)

最後にサヴァリッシュ氏が Intendant をも兼ねていた時期のこと。カルロス・クライバー氏が指揮するときには度々開演前に舞台上で2人が話し合っているのを目にした。何を話していたのかは分からないが,2人の才能ある指揮者から数メートル離れたところに自分が立っているということが妙に嬉しかった。

その他にも尽きない思い出を頭の中に浮かべながら、素晴らしい音楽家であった彼に心の中で「さよなら」を言った。

“BORIS GODUNOW”

先頃、Nationaltheaterで新演出の幕を開けた “BORIS GODUNOW” を観てきた。平土間の第1列ど真ん中の席で50cmくらい前で指揮者が棒を振っていた。(^_^) わたしはこのオペラを二つの異なる演出で体験しているからどうしてもそれらと比較してしまう。「昔は良かった」とは言わないけれど、時代と共に演出も演奏も歌手の演奏スタイルさえも変化していくということは仕方のない事実だ。

ソリスト陣はみな健闘していてまったく穴がない。この辺はさすがにミュンヘンのレベルを保っていた。その中でもやはりタイトルロールは一級品の声を聞かせてくれた。美しいバスでこれからが楽しみな人だ。

コーラスはもう少し厚みがあっても良いと思ったが,昔の同僚に聞いたところでは現在風邪で20人近くが休んでいるとか。それでは仕方がない。

物足りなかったのはオーケストラの響き。もう少し粗野で荒削りなロシアらしい響きがあったら良かったのに。これは指揮者であるケント・ナガノ氏の主張なのだろう。

Besetzung

Musikalische Leitung: Kent Nagano
Inszenierung: Calixto Bieito
Bühne: Rebecca Ringst
Kostüme: Ingo Krügler
Licht: Michael Bauer
Dramaturgie: Andrea Schönhofer
Chöre: Sören Eckhoff

Boris Godunow: Alexander Tsymbalyuk
Fjodor: Yulia Sokolik
Xenia: Eri Nakamura
Xenias Amme: Heike Grötzinger
Fürst Schuiskij: Gerhard Siegel
Andrej Schtschelkalow: Markus Eiche
Pimen: Anatoli Kotscherga
Grigorij Otrepjew: Sergey Skorokhodov
Warlaam: Vladimir Matorin
Missail: Ulrich Reß
Schenkwirtin: Okka von der Damerau
Gottesnarr: Kevin Conners
Nikititsch: Goran Jurić
Leibbojar: Dean Power
Mitjucha: Tareq Nazmi
Hauptmann der Streifenwache: Christian Rieger

Bayerisches Staatsorchester
Chor der Bayerischen Staatsoper

助っ人で “Götterdämmerung” に

日曜日・曇り / 最高気温マイナス3度

7時半起床。相変わらず曇り空のお天気で、庭に積もった雪の量が多くなったようなので夜中にはまた少し雪が降ったのかもしれない。今日は16時から久しぶりに “Götterdämmerung” の舞台があるので体力温存のためにウォーキングはやらないつもりだった。

いつものようにわたしは普通の時間に起きたがブリギッテはゆったりとベッドの中で朝寝を楽しんだり、北ドイツの叔母さんに電話をしたり。わたしはその間メールチェック、 Blog の巡回、読みかけの文庫本を読むなどして10時半頃まで彼女が起きてくるのを待つ。

朝食を終わったあと、粗大ゴミとして捨てる下駄箱(靴しか入れないのに下駄箱というのもおかしなものだ) を解体した。そのままでは幅が広すぎて車に入らないのだ。こんな時にはリチウムイオンバッテリーで動く充電式のドライバーがその威力を発揮する。板の部分とプラスチックの部分とに分けて車庫に運んだ。明日はこれを積んでまた粗大ゴミ集積場に運ぶつもり。

今日は朝から体調が良かったので昼寝をしなくても大丈夫かと思っていたのだが午後1時を過ぎたら急に眠気が差してきた。今夜の公演は長丁場なのでここは素直にベッドに入って1時間ほど眠った。

3時過ぎに家を出て劇場へ。現役の頃と同じように Max-Weber-Platz から劇場までの20分ほどを歩く。歩道はところどころ降った雪が凍っていたので注意して歩く。

公演はソリスト陣もしっかりと歌っていて,多分、現在望みうる最高のキャストではないかと思う。一昨日の舞台稽古の時にはブリュンヒルデとジークフリートを歌う歌手が指揮者のテンポが遅すぎて歌いにくいと注文を付けていたが今夜はそれが矯正されていたようだ。配役などは以下の通り。

Besetzung

Musikalische Leitung: Kent Nagano
Inszenierung: Andreas Kriegenburg
Bühne: Harald B. Thor
Kostüme: Andrea Schraad
Licht: Stefan Bolliger
Choreographie: Zenta Haerter
Dramaturgie: Marion Tiedtke
Olaf A. Schmitt.
Chor: Sören Eckhoff

Siegfried: Stephen Gould
Gunther: Iain Paterson
Hagen: Hans-Peter König
Alberich: Tomasz Konieczny
Brünnhilde: Nina Stemme
Gutrune / 3. Norn: Anna Gabler
Waltraute: Michaela Schuster
Woglinde: Hanna-Elisabeth Müller
Wellgunde: Angela Brower
Floßhilde / 1. Norn: Okka von der Damerau
2. Norn: Jennifer Johnston

Bayerisches Staatsorchester
Chor der Bayerischen Staatsoper

終演は22時10分前で22時40分の帰宅。

リゴレットのストリーミング放送を観た

日曜日・晴れ / 最高気温9度

8時起床。この季節らしくない明るい光が日本の太平洋岸の冬を連想させる。わたしの生まれ育った街も冬はこんな感じだった。そう思ったのはこれもミュンヘンでは珍しく強い風が時折吹いていたからかもしれない。

ブリギッテはまた昨夜ひどい頭痛に襲われたらしく、今朝はすごく気分が悪そう。しかし起きた時に服用した頭痛薬が効いてきた10時頃にはすっかりいつもの彼女に戻った。彼女の頭痛も気候,気圧の急激な変動がもたらしたものだろう。

日本からドイツ旅行に来ていて,今日ミュンヘンに到着する友人夫婦から連絡があり昼食を一緒にすることになった。 Rosenheimerplatz 近くのホテルのロビーで落ち合い Hofbräukeller でバイエルン料理を食べる。4時過ぎに別れて帰宅。

帰ってみるとブリギッテは相変わらずリフォームのための準備中。わたしもなんだか手伝わないと悪いような気になって1時間ほど一緒に作業をする。

今夜は6時から Bayerische Staatsoper から Rigoletto のストリーミング放送があってそれを観る。合唱を含めてソリスト陣も殆ど芝居をしていないと見える動きの少ない舞台だった。合唱の扱いはギリシャ悲劇のコロスを連想させたりして、そのどこかに演出者のメッセージが感じられるかと思ってみていたが、彼の意図が伝わってこない。Nationaltheater の広い舞台を持て余しているような感じさえ受けた。

でもわたしが若い頃に年寄りの同僚達が新演出を貶していたことが度々あって,それを斜めから見ていた自分を知っている。わたしには退屈に感じた今回の演出を評価できないのは、もしかするとわたし自身が老化しているのかもしれない。だとしたらもっと柔軟な感性を身に付けるように努力しなくては。

最終場面はさすがに緊迫感の溢れる舞台になっていたがこれは演出のせいではなくヴェルディの音楽の力だろう。ソリスト陣は文句のつけようがなく立派だった。

横浜みなとみらいホールでの第九(2回目)

日曜日・晴れのち小雨 / 最高気温8度

7時起床。昨夜は演奏会のあとホテルに戻って就寝したのが午前0時をとっくに過ぎた頃で、それなのに午前2時には眼が覚めてしまった。それから2時間ほどウツラウツラしているうちにいつの間にか寝入って、7時に目覚ましの音で起きた。

シャワーを浴びて朝食会場に出掛けたが身体が怠い。昨日の強行軍と寝不足のせいだろう。昨夜遅くにおでんを沢山(玉子、白滝、大根、がんもどき、ちくわ)食べてビールを飲んだのものいけなかったか。朝食のあとは自室に戻って寝不足解消のためにまたベッドに潜り込んだ。

今回も目覚ましをセットして2時間ほど眠り10時半に起きる。それから今日も燕尾服を着用して12時出発のバスで「横浜みなとみらいホール」へ (今日は平服で行ったとしてもじゅうぶん着替える時間があった)。今日は朝から良い天気で,バス走行中もまあまあの天気だった。

「みなとみらいホール」についてから舞台上で簡単な音出しをしたあとは本番開始の15時まで長い時間待つことになった。20分の休憩を入れたあとのわれわれの出番は16時過ぎ。今日の前半は昨夜と異なり2番の交響曲だった。

さて、今日の第九だが、昨夜の演奏とはずいぶん趣が違った。オーケストラの集中度は変わらないと思うのだが、演奏者たちが昨夜よりは自由闊達に弾いている印象があった。「サントリーホール」と「横浜みなとみらいホール」の音響の違いもあるかもしれないが、作夜の演奏会は DVD 作成のためのカメラとマイクが入っていたことで、オーケストラはディテールの確かさを求め、傷のない演奏を目指した点もあるのではないだろうか。

それと11月23日から日本各地で演奏会を開いてきたベートーベンの交響曲連続演奏は今日が最後、そして明日はそれぞれに待つ人のいるミュンヘンに帰れるという開放感もあったはずである。そんな演奏者たちの心の動きが感じられるような今日の演奏だった。演奏会後にお会いした旧楽団員の方と立ち話をしたが,その方は今日の演奏の方が響きが自然で好きだとおっしゃっていた。

演奏を終了した楽団員、合唱の面々は小雨の降る中を4台のバスに乗ってホテルに帰っていったが、わたしは友人と夕食の約束をしていたのでそこから中華街に向かった。その中華料理店はある友人から紹介していただいた 横浜中華街~広東名菜・点心・飲茶~【菜香新館】 である。そこで上品な薄味の広東料理コースを楽しんだ。食後に友人と別れてからみなとみらい線で中華街から九段下のホテルまで戻ったのだが、乗り換えなどでけっこう時間が掛かった。ホテルの自室に入って改めて開放感に浸っている。ホテルの部屋で飲む、途中で買ってきたビールがおいしい。

サントリーホールでの第九(1回目)

土曜日・曇りときどき小雨 / 最高気温10度

6時半起床。危惧していたとおりに午前1時頃に眼が覚めてしまいそれからなかなか寝付けなかった。ジェット・ラグである。午前4時頃までは憶えているからきっとそのあとに寝付いたのだろう。6時半に目覚ましが鳴った時には深い眠りの底にいた。目覚まし時計をセットしておいて正解。(^_^;)

午前7時に朝食会場の「カトレア」に行ってみると、やはり合唱団のメンバーたちも今日は早起きしたらしくほとんどの顔ぶれが揃っている。9時半のバス出発なので朝食のあとは部屋で少しゆっくりとする時間があった。カメラの入るプローベということで、燕尾服を身につけてバスに乗り、ほぼ時間通りにサントリー・ホールに到着。コンサート専門の合唱団とオペラ劇場の合唱団のやり方の違いが新鮮である。

それから合唱指揮者とピアノによるちょっとした練習。11月12日にミュンヘンでオーケストラ合わせをした時の駄目出しである。それからゲネプロが始まり、終わったのは13時少し前。ホテルまでまたバスで送ってもらったので、いったん部屋に戻り平服に着替えてから昼食に外へ出る。昨日食べたカツカレー・ライスの重さが意識に残っていて、今日は蕎麦を選んだ。このホテルの近辺は蕎麦屋が多くてこんな時には選り取り見取りで楽しい。

空腹が満たされたところでホテルに戻りベッドに潜り込む。1時間ほどグッスリと眠り昨夜のジェット・ラグによる睡眠不足を取り戻した感じ。夕方は6時半出発のバスで再びサントリー・ホールへ。もちろんホテルの自室で燕尾服に着替えてである。

今夜のプログラムは休憩前がベートーベンの交響曲8番,そしてそのあとが交響曲第9番だった。ドイツのオーケストラに付き合ってきていつも思うことが今回も実証された。プローベ、ゲネラルプローベの時には多々、?と思うところがあって「今回の演奏旅行はすごく評判が良いらしいけれど本当?これで本番は大丈夫なの?」と心配になった。

しかし、本番の舞台はまるで別物。指揮者のタクトが振り下ろされた途端にスイッチが入ったオーケストラの連中の気合いがもの凄い。演奏者たちの上半身がはげしく動き始めて森の木がザワザワと揺れる感じで、それに輪をかけるように指揮者のヤンソンスも顔面が紅潮するほどの集中力。当然、出てくる音楽も鳥肌が立つほど。わたしは第三楽章の美しさに涙をこらえていた。

第4楽章のソロを勤めた独唱者たちも素晴らしかった。Michael Volle が安定感のある歌唱で口火を切り、テノールの Michael Schade もその輝かしい声を聞かせる。そしてソプラノの Christine Karg もソプラノの難所をそれと感じさせないほど鮮やかに歌いきった。アルトの 藤村美穂子さんもしっかりと歌っていたがベートーベンはこの曲でアルトに見せ場を作ってあげなかった。(^_^;)

自分で歌っているからその判定はむずかしいのだが、合唱も今夜が一番良い出来だったと思う。強いていえばソプラノの音色が高音のフォルテの部分でメタリックに過ぎた面があるかもしれない。この辺はオペラ劇場の合唱団の方に余裕が感じられる。

19時から始まった今夜の演奏会は21時半頃に終了したのだが、観客が立ち去るのを待ってわれわれは再び舞台へ呼び戻された。今夜の演奏で指揮者と録音担当者の気に入らなかった部分の録りなおしである。きっと完璧な DVD 作成のためのものなのだろうが,わたしには初めての経験だった。

正直に言うとわたし自身はその時点で疲れ切り、既に神経が集中しなくなっていたのだが,オーケストラ奏者、そしてわたしのまわりの放送合唱団の連中はそれを当然のこととしてやっている。ここには瞬間芸術を柱とする劇場音楽とは全く違う世界があった。

全てが終わってバスに乗りホテルに到着したのは23時頃。小腹が空いていたが、着替えてまた外に出る気力もなく、セブン・イレブンで「おでん」を購入しホテルの部屋で食べる。これがおいしくてコンビニのおでんの味も馬鹿には出来ないと思った

“Babylon” のゲネラルプローベを観た

水曜日・曇り / 最高気温10度

7時起床。今日は夕方 Babylon の Generalprobe に出掛けるまで何の予定も無し。午前中は昨夜発表になったアップルの新製品群の詳細を WEB 上に追いかけていた。

楽しみにしていた iPad mini は11月2日発売で、Wi-Fi + Celllar モデルは11月末になるとか。これはちょっと残念だった。それと気になった製品はやはり iMac かな。わが家の iMac は2008年の製品だからか現行の Mac OS 10.8.2 にはちょっと役不足でかなりもっさりとした動きになっている。 MacBook Pro 15 の買い替えよりもこちらの方が先かなと最近考えるようになった。ここはじっくりと考えてみるつもりだ。

そのあと、読みかけの本(オンラインで購入した「光圀伝」)の「下」を読み進める。

お昼近くになってお腹が空いてきたので、ご飯を炊き、味噌汁を作り、例によってタマネギ入りオムレツを作った。それに辛子明太、海苔を添えてきわめて家庭的な食事。おいしくて大きめのお茶碗にご飯を2杯食べたら、そのあとすぐに眠気が襲ってきた。(^_^;)

強烈な眠気だったので居間のソファの上に横になり45分のタイマーを掛けて眠る。眼が覚めたらなんだか元気が出てきて、曇り空の今日はどうしようかなと思っていたウォーキングに出掛けた。6600歩・58分を歩いて帰宅。

今夜はNationaltheaterで今シーズン最初の Premiereを土曜日(27日)に控えた “Babylon” のゲネラルプローベ。昔の同僚に切符を頼んでおいたのが取れたので行ってみることにした。観客席に座るのは本当に久しぶりである。そこで分かったのだが、新しくなった観客席の椅子は以前と全く同じものだった。依然としてあまり座り心地は良くないということだ。(^_^;)

で、委嘱作品の新作オペラだが、最後まで観るのはかなりの忍耐力が必要だった。数年前からの流れでコンピュータで作られ、制御された映像が延々と流れる。その中で全くメロディーの無い殆どモノローグに近い歌唱が展開される。こういうオペラはどのように観たらよいのだろうと自問自答しながら舞台を眺めていた。

例えが間違っているかもしれないが、小さな嘘は責められるがそれが大規模に展開されると大きなプロパガンダの潮流となる。今夜の新作オペラを観ていてそんなことを考えていた。わたしの心の琴線は最後まで鳴ることがなかった。

舞台で駆使されている映像も2,3年ほど前に較べたらとても滑らに動いているし、舞台装置への融け込み方も格段の進歩を遂げているのは事実だが、この面で勝負したら映画にはかなわない。わたしの予想では舞台芸術においては既にこのテクニックの限界が来ていると思う。

かつての同僚達も頑張ってはいたが、かなり悪戦苦闘している様子も伺えた。(笑) 久しぶりに23時過ぎの帰宅。

しばらく振りにコンサート

定期会員になっている人が行けなくなったというので切符が回ってきた。

23.10.2012, Dienstag 20:00 Uhr, Philharmonie
STÉPHANE DENÈVE

RADIO-SINFONIEORCHESTER STUTTGART DES SWR

JAN LISIECKI, Klavier
Im Februar 2010 stellte Winderstein den Dirigenten Stéphane Denève in einem Konzert des Scottish National Orchestra vor, er wurde begeistert gefeiert. Seitdem stand Denève am Pult des Sinfonieorchesters des Bayerischen Rundfunks und der Münchner Philharmoniker, jetzt kommt er als neuer Chef des Radio-Sinfonieorchesters Stuttgart wieder. Mit dabei: Der junge Wunderpianist Jan Lisiecki.

Programm
Maurice Ravel Le Tombeau de Couperin

Wolfgang Amadeus Mozart Konzert für Klavier und Orchester

Nr. 21 C-dur KV 467

Richard Strauss Tod und Verklärung

Maurice Ravel La Valse

このオーケストラと指揮者を生で聞くのは初めて。わたしの耳では批評など出来ないけれど、ラヴェルの作品の色彩豊かな響きは充分に楽しめた。だけど、ラヴェルの作品を最初と最後に持ってきたプログラムの意図がわたしにはよくわからない。単に La Valse が最後の大音量で盛り上がって幕切れにふさわしいということなのだろうか。

「死と変容」も面白かった。随所に顔を出す Richard Strauss 節がわたしには郷愁と感じられた。まだ音源を持っていないので買おうかな。

Mozart はあくまでも Mozart だった。でも、これをちゃんと演奏するのは難しいだろうと思う。演奏者の基本的な資質、才能という部分が見えてしまってごまかしがきかない。

20時に始まって終わったのが22時過ぎ。お腹一杯食べて、まんぞくしてレストランを出たような気持ちになった。

Tannhäuser の3回目

わたしにとっては3回目で、今回のシリーズ最後の公演。配役は前回と同じだった。3回目とあってケント・ナガノ氏のテンポには慣れてきたが、それでもわたしにはやはりもの凄く違和感があった。

Besetzung

Musikalische Leitung: Kent Nagano
Nach einer Inszenierung von: David Alden
Bühne: Roni Toren
Kostüme: Buki Shiff
Choreographie: Vivienne Newport
Licht: Pat Collins
Chor: Sören Eckhoff

Hermann: Christof Fischesser
Tannhäuser: Robert Dean Smith
Wolfram von Eschenbach: Matthias Goerne
Walther von der Vogelweide: Ulrich Reß
Biterolf: Goran Jurić
Heinrich der Schreiber: Kenneth Roberson
Reinmar von Zweter: Christoph Stephinger
Elisabeth: Anne Schwanewilms
Venus: Daniela Sindram
Ein junger Hirt / Vier Edelknaben: Tölzer Knabenchor

Bayerisches Staatsorchester
Chor der Bayerischen Staatsoper

Tannhäuser の2回目

今回のシリーズは4回の公演があるのだが、23日の1回目の公演には出られなかったからわたしにとっては2回目の公演。
今夜は Venus 役が Daniela Sindram に替わっていた。最初からそういうクレジットなのか、それとも前回調子が悪くて Waltraud Meier がキャンセルしたのかは分からない。

今夜もケント・ナガノ氏のテンポは異常に遅いと感じられるもので、フレーズの緊張感が保てなくなるギリギリの遅さ。ソリスト陣もあのテンポで歌うのは大変だろう。ただ、今まで聞いたことのない響きがオーケストラ・ピットから聞こえてきたことは確か。その辺が狙いなのかもしれないけれど、わたしには納得がいかなかった。

Besetzung

Musikalische Leitung: Kent Nagano
Nach einer Inszenierung von: David Alden
Bühne: Roni Toren
Kostüme: Buki Shiff
Choreographie: Vivienne Newport
Licht: Pat Collins
Chor: Sören Eckhoff

Hermann: Christof Fischesser
Tannhäuser: Robert Dean Smith
Wolfram von Eschenbach: Matthias Goerne
Walther von der Vogelweide: Ulrich Reß
Biterolf: Goran Jurić
Heinrich der Schreiber: Kenneth Roberson
Reinmar von Zweter: Christoph Stephinger
Elisabeth: Anne Schwanewilms
Venus: Daniela Sindram
Ein junger Hirt / Vier Edelknaben: Tölzer Knabenchor

Bayerisches Staatsorchester
Chor der Bayerischen Staatsoper

久しぶりの Tannhäuser

今日は久しぶりに Nationaltheater の舞台。合唱団員の一人が病気だとかでピンチヒッターである。しばらく振りのオペラの舞台は少し緊張した。(笑)

終了してから同僚達がそそくさと身支度をして帰るのを横目にわたしはゆっくりと化粧を落とし、着替えた。彼たちは明朝10時からプローベがあるのだが、わたしにはそれが無い。ちょっとした優越感と言ったら言い過ぎかな。(^_^;)

Besetzung

Musikalische Leitung: Kent Nagano
Nach einer Inszenierung von: David Alden
Bühne: Roni Toren
Kostüme: Buki Shiff
Choreographie: Vivienne Newport
Licht: Pat Collins
Chor: Sören Eckhoff

Hermann: Christof Fischesser
Tannhäuser: Robert Dean Smith
Wolfram von Eschenbach: Matthias Goerne
Walther von der Vogelweide: Ulrich Reß
Biterolf: Goran Jurić
Heinrich der Schreiber: Kenneth Roberson
Reinmar von Zweter: Christoph Stephinger
Elisabeth: Anne Schwanewilms
Venus: Waltraud Meier
Ein junger Hirt / Vier Edelknaben: Tölzer Knabenchor

Bayerisches Staatsorchester
Chor der Bayerischen Staatsoper

恩師の追悼コンサート

土曜日・晴れときどき曇り / 最高気温30度

8時起床。昨夜はまた寝付けなくて午前3時近くまでポッドキャストを聴いていた。こういう時にこういうものがあるのは精神的に助かる。

朝食のためにホテルのロビーに降りて行ったのは9時少し前。なんとこのホテルの朝食は9時で終わるのだった。しかし、そこは融通を利かせてくれて無事に食べ終え、部屋に戻る。今日は昨夜までの無線LANが届かない部屋から1階下のルーターのすぐ近くの部屋に変えて貰った。これで心おきなくメールに返事をしたり、これから先の予定を決めることが出来た。明日から数日は兄の家に泊まることになるのでインターネットに接続することは叶わない。

午後、昼寝を試みてベッドに横になっては見たが、結局眠れずに3時近くにベッドから出て徒歩1分の距離にある今夜のコンサート会場に向かった。そこで発声練習をしてみたがどうも良くない。

午後4時過ぎに伴奏者が東京から到着して一緒に最後の合わせをする。午後5時過ぎにいったんホテルに戻り少し休憩を取った。わたしの出番は7時半頃になるのでそれに間に合うよう、ホテルを7時過ぎに出た。

演奏会場は100人も入れば一杯になる規模なのだが、さすがに満員になると声の響きも違ってくる。最初の2小節ぐらいは神経を研ぎ澄まして自分の響きを調える。今夜は恩師の追悼コンサートということで変にリスクを冒さず、安全運転に徹して終了した。これで良かったのだと思う。

演奏会後ロビーで友人、知人たちの挨拶を受ける。来てくれた全ての人とゆっくりお話しすることが出来なくて申し訳なかった。打ち上げは会場近くの中華料理店で。何の変哲もない店なのだが、おいしかったし品数も豊富。こんな中華料理店がミュンヘンにも出来てくれたら嬉しいのだが。23時過ぎにお開きとなりホテルに戻ってきた。さあ、明日からは思い切り遊ぶだけだ。(笑)

夜になって小雨

木曜日・曇りときどき雨 / 最高気温31度

今回は時差ボケ無しで乗り切れるかと思ったのは甘かった。昨夜は午前3時頃に眼が覚めてから眠れず、そこから明け方までウツラウツラと不快な浅い睡眠だった。

朝食は7時からなのだが、退屈まぎれに下に降りて行ったら、なんとわたしは先頭から2番目の入店者だった。(汗) 食後、しばらく自室でメールチェックをしたあと散髪に行くことにした。昨日あたりから少し伸びすぎた髪が鬱陶しく感じていたのだ。湿度が高いせいもあるのかもしれない。

大井町駅の向こう側の商店街の中に床屋を見つけてそこで散髪して貰う。バサッ、バサッと切られた髪の毛が床に落ちていくのが心地よかった。カットだけして貰って値段は2800円

そのあと自室に戻ろうとしたがまだ部屋の掃除中だったので、ホテルのロビーで新聞を読みながらそれが終わるのを待った。そのあと大井町駅の構内にある Atre に入っているテナント店をゆっくりと見て回る。昨年の同じ頃にも来ているので珍しさはなにもない。

午後3時頃からタイマーをセットして1時間ほど眠る。目覚まし時計のアラームが鳴ったときには、自分が一瞬何処にいるのか分からないほど深い眠りだった。これで元気を取り戻す。

伴奏してくれるピアノ奏者が夜の8時からしか時間がとれないというのでホテルを7時少し前に出た。彼の住んでいるところは好都合なことに東急大井町線の等々力駅から歩いて10分ほど。電車に乗っている時間は20分足らずである。しかしまたここでわたしは大きな失敗をやってしまった。

ちゃんとGoogle Mapで調べていったのに、駅を出て目黒通りを歩き始めたのは良かったのだが、それは全く反対方向だった。歩き始めて8分ほどで交差するはずの環状八号線にぶち当たらない。途中コンビニの店員に訊いてみたのだが、彼も嘘を教えたことになる。20分ほど歩いたところで交番があったので訊ねてみて間違いが確定。そこから今来た道をまた戻り始めた。これは辛い。おまけに小雨までもパラパラと降ってきた。結局8時10分過ぎに目的地に到着。50分ほど歩き続けてわたしは汗びっしょりになってしまった。当然ながら歩数計は12000歩を突破。(^_^;)

伴奏合わせはそれほどの問題もなく短時間で終了。ホテルに戻ったのは23時少し前。急いで着替えて大浴場へ。35分くらいの短い時間だったが堪能した。今夜は眠れるといいのだが。

“La Traviata” の2回目

わたしにとって現役最後の舞台はこのオペラになった。本来なら昨夜の Turandot がそれだったのだが、病欠者が出てこういうことになった。このオペラは好きな作品だからこれで終われるというのはある意味で嬉しいこと。

先回はキャンセルした Anja Harteros が今日は舞台に立った。第一幕のアリアは彼女にとってちょっと合わない部分もあるのだがスケールの大きい歌唱でやはり普通のソプラノ歌手とは何かが違う。ちょっと痩せたかな、という印象を受けた。

Besetzung

Musikalische Leitung: Omer Meir Wellber
Inszenierung: Günter Krämer
Bühne: Andreas Reinhardt
Kostüme: Carlo Diappi
Licht: Wolfgang Göbbel
Chor: Sören Eckhoff

Violetta Valéry: Anja Harteros
Flora Bervoix: Heike Grötzinger
Annina: Tara Erraught
Alfredo Germont: Ramón Vargas
Giorgio Germont: Simon Keenlyside
Gaston: Francesco Petrozzi
Baron Douphol: Christian Rieger
Marquis d’Obigny: Tareq Nazmi
Doktor Grenvil: Christoph Stephinger
Giuseppe: Dean Power
Ein Diener Floras: Tim Kuypers
Ein Gärtner: Peter Mazalán
Alfredos Schwester: Demet Gül

Bayerisches Bayerisches Staatsorchester
Chor der Bayerischen Staatsoper

Turandot の2回目

2回目の公演で、今夜がわたしにとっての最後のオペラになるはずだった。しかし病欠者が出て明日の公演「La Traviata」が最後の公演となる。それもまた良し。

配役は1回目と変わらず。今夜も Turandot と Cakaf の両者が好調で客席からのブラボーの声も前回より多かった。歌手の好不調というのは勿論、その日のコンディションにもよるけれど、精神的なものが、より大きいのではないのかなと思える。デリケートなものだ。

Besetzung

Musikalische Leitung: Dan Ettinger
Inszenierung: Carlus Padrissa – La Fura dels Baus
Bühne: Roland Olbeter
Kostüme: Chu Uroz
Video: Franc Aleu
Licht: Urs Schönebaum
Dramaturgie: Andrea Schönhofer
Rainer Karlitschek
Chor: Sören Eckhoff

La principessa Turandot: Jennifer Wilson
L’imperatore Altoum: Ulrich Reß
Timur, Re tartaro spodestato: Alexander Tsymbalyuk
Il principe ignoto (Calaf): Marco Berti
Liu: Ekaterina Scherbachenko
Ping: Fabio Previati
Pang: Kevin Conners
Pong: Emanuele D’Aguanno
Un mandarino: Levente Molnár
Il principe di Persia: Francesco Petrozzi
Kinderchor: Kinderchor der Bayerischen Staatsoper

Bayerisches Staatsorchester
Chor der Bayerischen Staatsoper

“Turandot” の1回目

前回にこのオペラをやってからそんなに月日は経っていない。その時にはリューを中村さんが演じたのだった。今日の配役はほぼ Premiere の時と同じだと思う。

指揮者が Zubin Mehta から Dan Ettinger に替わってよりダイナミズムを強調する演奏になった。ちょっとあざといと感じる部分もあったけれどこのオペラはそれで良いのだろう。

主役の二人はむしろ Premiere の時よりも好調だった。ただ、リュー役の Ekaterina Scherbachenko は調子が悪かったのか、歌に迷いが感じられた。

Besetzung

Musikalische Leitung: Dan Ettinger
Inszenierung: Carlus Padrissa – La Fura dels Baus
Bühne: Roland Olbeter
Kostüme: Chu Uroz
Video: Franc Aleu
Licht: Urs Schönebaum
Dramaturgie: Andrea Schönhofer
Rainer Karlitschek
Chor: Sören Eckhoff

La principessa Turandot: Jennifer Wilson
L’imperatore Altoum: Ulrich Reß
Timur, Re tartaro spodestato: Alexander Tsymbalyuk
Il principe ignoto (Calaf): Marco Berti
Liu: Ekaterina Scherbachenko
Ping: Fabio Previati
Pang: Kevin Conners
Pong: Emanuele D’Aguanno
Un mandarino: Levente Molnár
Il principe di Persia: Francesco Petrozzi
Kinderchor: Kinderchor der Bayerischen Staatsoper

Bayerisches Staatsorchester
Chor der Bayerischen Staatsoper

“Tosca” の2回目

わたしはこのオペラは控えに回っているのだが、同僚がバイロイト・フェストシュピールの券が当たったのでどうしても行きたいと言うから替わってあげた。合唱は出番が少なくて歌う部分もほんの少しだからたいして負担にもならない。

Besetzung

Musikalische Leitung: Marco Armiliato
Inszenierung: Luc Bondy
Bühne: Richard Peduzzi
Kostüme: Milena Canonero
Licht: Michael Bauer
Chor: Stellario Fagone

Floria Tosca: Catherine Naglestad
Mario Cavaradossi: Massimo Giordano
Baron Scarpia: Bryn Terfel
Cesare Angelotti: Goran Jurić
Der Mesner: Christoph Stephinger
Spoletta: Francesco Petrozzi
Sciarrone: Christian Rieger
Stimme eines Hirten: Tölzer Knabenchor
Ein Gefängniswärter: Tim Kuypers

Bayerisches Staatsorchester
Chor der Bayerischen Staatsoper

” Les Contes d’Hoffmann ” の2回目

今夜の Rolando Villazón はほとんど沈没寸前まで行った。第一幕の出だしは前回よりも好調かと思える調子だったのだが、幕が進むごとにだんだん声が出なくなってきた。Giulietta との絡みでは高音をスルーし、中音域もかすれてきてこれは最後まで保つかどうかと不安になった。しかしどうにか最後まで歌い続けて事故は免れた。今夜は客席でも彼の必死の藻掻きが聞き取れたのではないかと思う。

Besetzung

Musikalische Leitung: Marc Piollet
Inszenierung: Richard Jones
Bühne: Giles Cadle
Kostüme: Buki Shiff
Choreographie: Lucy Burge
Licht: Mimi Jordan Sherin
Dramaturgie: Rainer Karlitschek
Chor: Sören Eckhoff

Olympia: Brenda Rae
Antonia: Olga Mykytenko
Giulietta: Anna Virovlansky
Cochenille / Pitichinaccio / Frantz: Kevin Conners
Lindorf / Coppélius / Dapertutto / Miracle: John Relyea
Nicklausse/Muse: Angela Brower
Stimme aus dem Grab: Okka von der Damerau
Hoffmann: Rolando Villazón
Spalanzani: Ulrich Reß
Nathanael: Dean Power
Hermann: Tim Kuypers
Schlémil: Christian Rieger
Crespel / Luther: Christoph Stephinger
Wilhelm: Andrew Owens

Bayerisches Staatsorchester
Chor der Bayerischen Staatsoper

La Bohèmeの2回目

Festspiel 2回目の公演。配役などに変更はなし。これがわたしの最後の La Bohème公演 である。特別な感慨はない・・・。

と書いたのは正直ではない。(笑) 今夜は歌いながら舞台上をあちこちと歩き回り、かなり痛みが目立っている舞台装置をじっくりと見直してみた。この舞台装置はパバロッティ、フレーニ、がクライバーの指揮で歌っていた1970年代に作られた物である。

2幕の最後で軍楽隊が演奏しながら通り過ぎる場面で、偶然ではあるが4月に結婚した末娘がピッコロを吹きながら行進していくのを眺めていた。彼女がわたしにとって最後の La Bohème に付き合ってくれたというのも幸せな終わり方だった。

Besetzung

Musikalische Leitung: Dan Ettinger
Inszenierung: Otto Schenk
Bühne und Kostüme: Rudolf Heinrich
Chor: Stellario Fagone

Mimi: Angela Gheorghiu
Musetta: Laura Tatulescu
Rodolfo: Joseph Calleja
Marcello: Levente Molnár
Schaunard: Christian Rieger
Colline: Goran Jurić
Parpignol: Dean Power
Benoît: Alfred Kuhn
Alcindoro: Tareq Nazmi
Ein Zöllner: Tim Kuypers
Sergeant der Zollwache: Peter Mazalán

Bayerisches Staatsorchester
Chor der Bayerischen Staatsoper

” Les Contes d’Hoffmann ” の1回目

久しぶりの公演。細かい部分の演技がちょっと忘れているところがあった。タイトルロールを歌った Rolando Villazón は余り調子が良くなかったような印象を受けた。多分、客席では分からなかったろうと思うのだが、発声に苦労している部分が随所に感じられた。生身の身体だから大なり小なりの波はあるのが当然。それでもテノールにとって大変なこの役を最後までしっかりと歌い通した力量には素直に感嘆した。

Besetzung

Musikalische Leitung: Marc Piollet
Inszenierung: Richard Jones
Bühne: Giles Cadle
Kostüme: Buki Shiff
Choreographie: Lucy Burge
Licht: Mimi Jordan Sherin
Dramaturgie: Rainer Karlitschek
Chor: Sören Eckhoff

Olympia: Brenda Rae
Antonia: Olga Mykytenko
Giulietta: Anna Virovlansky
Cochenille / Pitichinaccio / Frantz: Kevin Conners
Lindorf / Coppélius / Dapertutto / Miracle: John Relyea
Nicklausse/Muse: Angela Brower
Stimme aus dem Grab: Okka von der Damerau
Hoffmann: Rolando Villazón
Spalanzani: Ulrich Reß
Nathanael: Dean Power
Hermann: Tim Kuypers
Schlémil: Christian Rieger
Crespel / Luther: Christoph Stephinger
Wilhelm: Andrew Owens

Bayerisches Staatsorchester
Chor der Bayerischen Staatsoper

ヘッドフォンの置き台


定年退職の日まで秒読みの段階に入ってきた。あと12日である。公演のほうは病欠者が出なければあと6回出ればよい。楽屋の自分が座っている机の上などもそろそろ片付け始めている。

劇場のメーク係の棚には合唱団全員の頭部を石膏でとったものが並んでいる。新しくカツラを作るときに使われるのだ。これを作るときには頭から石膏の溶けた液をピタピタと貼られていく間じっとしていなくてはならない。もちろん目はつぶったままだし空気は鼻の穴からしか入ってこない。もう何年も前の出来事だが、なんとも不快で不安な時間だった記憶が残っている。

退職するということで先日わたしの頭部を記念に貰ってきた。これをヘッドフォンの置き台に使おうというわけ。ヘッドフォンは使っていないときの置き場所になかなか困るものである。ただ置いただけでは人間が横座りしたときのようになんともだらしない感じとなってしまうのだ。

オーディオ専門店などに行くと人間の頭を形取った置き台を売っていてあれを買おうかなと思ったときもあったが、なんだか無機質で取り澄ました感じが気に入らなかった。しかしそれが自分の頭の形となればこれは愛着が湧いて面白いのではないか。(笑) しばらくこの形で使ってみようと思っている。

La Bohèmeの1回目

今回の Festspiel では2回公演があって、今日はその1回目。今回の目玉は2人のソリスト Angela GheorghiuJoseph Calleja の二人だ。それにしても Festspiel にこの演目が来るというのは珍しい。

Besetzung

Musikalische Leitung: Dan Ettinger
Inszenierung: Otto Schenk
Bühne und Kostüme: Rudolf Heinrich
Chor: Stellario Fagone

Mimi: Angela Gheorghiu
Musetta: Laura Tatulescu
Rodolfo: Joseph Calleja
Marcello: Levente Molnár
Schaunard: Christian Rieger
Colline: Goran Jurić
Parpignol: Dean Power
Benoît: Alfred Kuhn
Alcindoro: Tareq Nazmi
Ein Zöllner: Tim Kuypers
Sergeant der Zollwache: Peter Mazalán

Bayerisches Staatsorchester
Chor der Bayerischen Staatsoper

“Götterdämmerung” の3回目

今日は Festspiel で3回目の “Götterdämmerung” 。ストリーミング放送もするし、Oper für alle という企画で劇場前の広場に大きなスクリーンを設置して同時中継で見ることが出来た。しかし、あいにくのお天気で雨が降ったり止んだりの悪コンディション。それが残念だった。

今日の配役はハーゲン役が Premiere の時に歌った Eric Halfvarson に戻った。彼個人の出来としては先回の方が良かったと思う。その他のソリスト陣は相変わらず堅実。ジークフリートの Stephen Gould とブリュンヒルデの Nina Stemme の二人は最後まで調子が落ちずに立派に歌い通して脱帽である。今夜のカーテンコールはオーケストラに対してのものが一番大きかった。

Besetzung

Musikalische Leitung: Kent Nagano
Inszenierung: Andreas Kriegenburg
Bühne: Harald B. Thor
Kostüme: Andrea Schraad
Licht: Stefan Bolliger
Choreographie: Zenta Haerter
Dramaturgie: Marion Tiedtke
Olaf A. Schmitt.
Chor: Sören Eckhoff

Siegfried: Stephen Gould
Gunther: Iain Paterson
Hagen: Eric Halfvarson
Alberich: Wolfgang Koch
Brünnhilde: Nina Stemme
Gutrune: Anna Gabler
Waltraute: Michaela Schuster
Woglinde: Eri Nakamura
Wellgunde: Angela Brower
Floßhilde: Okka von der Damerau
1. Norn: Jill Grove
2. Norn: Jamie Barton
3. Norn: Irmgard Vilsmaier

Bayerisches Staatsorchester
Chor der Bayerischen Staatsoper

“Götterdämmerung” の2回目

前回の公演もそうだったが今日もカラリと晴れた暑い1日となった。この演出は照明を多く使うのか大いに汗をかいてしまうので、出来るなら涼しい気候であって欲しいのだが。(笑)

今日はまたまた Hagen 役に変更があってアジア人の Attila Jun が歌った。巨大な体躯の人で声もそれに見合ったもの。やはりこの役はこれくらいの声でないと面白くない。その他のソリスト陣も堅調で Nina Stemme の出来も Premiere よりは良かった。ただ、全体を通して Kent Nagano のテンポがかなりゆっくりなので歌手達は歌いにくそうだ。

Besetzung

Musikalische Leitung: Kent Nagano
Inszenierung: Andreas Kriegenburg
Bühne: Harald B. Thor
Kostüme: Andrea Schraad
Licht: Stefan Bolliger
Choreographie: Zenta Haerter
Dramaturgie: Marion Tiedtke
Olaf A. Schmitt.
Chor: Sören Eckhoff

Siegfried: Stephen Gould
Gunther: Iain Paterson
Hagen: Attila Jun
Alberich: Wolfgang Koch
Brünnhilde: Nina Stemme
Gutrune: Anna Gabler
Waltraute: Michaela Schuster
Woglinde: Eri Nakamura
Wellgunde: Angela Brower
Floßhilde: Okka von der Damerau
1. Norn: Jill Grove
2. Norn: Jamie Barton
3. Norn: Irmgard Vilsmaier

Bayerisches Staatsorchester
Chor der Bayerischen Staatsoper

” Medea in Corinto ” 最後の公演

今回のシリーズ2回目の公演。どうやらこの演目は今日が最後だということだ。配役などは前回と同じ。さすがに同じ過ちを繰り返すことなく、今夜はオーケストラも合唱も気合いが入っていて完全だった。わたしの眼には指揮者だけが相変わらずだったような印象があったけれど。(笑)

Besetzung

Musikalische Leitung: Ivor Bolton
Inszenierung: Hans Neuenfels
Bühne: Anna Viebrock
Kostüme: Elina Schnizler
Licht :Michael Bauer
Dramaturgie: Rainer Karlitschek
Chor: Sören Eckhoff

Creonte: Alastair Miles
Egeo: Emanuele D’Aguanno
Medea: Nadja Michael
Giasone: Ramón Vargas
Creusa: Laura Tatulescu
Evandro: Kenneth Roberson
Tideo: Francesco Petrozzi
Ismene: Golda Schultz

Bayerisches Staatsorchester
Chor der Bayerischen Staatsoper

” Medea in Corinto ” の1回目

このオペラを最後に演奏したのは2010年10月19日だった。ほとんど2年ぶりの公演である。しかし今回、それにしては練習が少なかった。GMD が指揮する “Götterdämmerung” に時間を全てとられてしまったせいだろう。今回は舞台稽古が1回あったきりでそれも最後の場は時間切れで出来なかった。それが最後の場での空中分解という結果になって現れてしまった。聞けばオーケストラの方でもコンサートマスターが急病というアクシデントがあって大変だったらしい。

Besetzung

Musikalische Leitung: Ivor Bolton
Inszenierung: Hans Neuenfels
Bühne: Anna Viebrock
Kostüme: Elina Schnizler
Licht :Michael Bauer
Dramaturgie: Rainer Karlitschek
Chor: Sören Eckhoff

Creonte: Alastair Miles
Egeo: Emanuele D’Aguanno
Medea: Nadja Michael
Giasone: Ramón Vargas
Creusa: Laura Tatulescu
Evandro: Kenneth Roberson
Tideo: Francesco Petrozzi
Ismene: Golda Schultz

Bayerisches Staatsorchester
Chor der Bayerischen Staatsoper

“Götterdämmerung” の Premiere

「ニーベルンゲンの指輪」4部作の最後の作品「神々の黄昏」新演出が今日 Premiere を迎えた。

ゲネラル・プローベでハーゲンを歌った Hans-Peter König がキャンセルしたために Eric Halfvarson が歌った。König は Hauptprobe の時から病気で不在だったのだが、ゲネラル・プローベでは歌った。しかし調子が戻らなかったのだろう。

ソリスト陣は今夜もしっかりと高水準の歌唱を聴かせてくれた。急遽登板した Eric Halfvarson も普通の体格ながらしっかりとしたキャラクターを歌い演じていて、カーテンコールでもかなりのブラボーをとっていた。

ソリスト陣の中でもやはり一番の拍手を貰っていたのは Brünnhilde 役の Nina Stemme だった。最後まで強靱な声の調子と集中力を落とさずに歌いきったのは見事だ。

演出チームがカーテンコールに出てきたときも Premiere にもかかわらずブーの声は聞こえなかった。

Besetzung

Musikalische Leitung: Kent Nagano
Inszenierung: Andreas Kriegenburg
Bühne: Harald B. Thor
Kostüme: Andrea Schraad
Licht: Stefan Bolliger
Choreographie: Zenta Haerter
Dramaturgie: Marion Tiedtke
Olaf A. Schmitt.
Chor: Sören Eckhoff

Siegfried: Stephen Gould
Gunther: Iain Paterson
Hagen: Eric Halfvarson
Alberich: Wolfgang Koch
Brünnhilde: Nina Stemme
Gutrune: Anna Gabler
Waltraute: Michaela Schuster
Woglinde: Eri Nakamura
Wellgunde: Angela Brower
Floßhilde: Okka von der Damerau
1. Norn: Jill Grove
2. Norn: Jamie Barton
3. Norn: Irmgard Vilsmaier

Bayerisches Staatsorchester
Chor der Bayerischen Staatsoper

Götterdämmerung から2012年6月30日に引用

” i Capuleti e i Montecchi ” の5回目(今シリーズ最後)

今シリーズ5回目 (最後) の公演。ソリスト陣は前回と同じく Giulietta 役は Anna Netrebko に替わり Eri Nakamura さんが歌った。彼女は今日午前中3時間にわたる “La Cenerentola” の舞台稽古があり Clorinda 役を歌い演じていたから、かなりの重労働だった。こういう時は舞台稽古をキャンセルするだけの勇気とエゴを持って欲しいと思うけれど、それができないところが日本人なのかもしれない。

今夜はわたしにとっても最後の” i Capuleti e i Montecchi “公演となった。特別な感慨はない。

Besetzung

Musikalische Leitung: Yves Abel
Inszenierung: Vincent Boussard
Bühne: Vincent Lemaire
Kostüme: Christian Lacroix
Licht: Guido Levi
Chor: Sören Eckhoff

Romeo: Vesselina Kasarova
Giulietta: Eri Nakamura
Tebaldo: Dimitri Pittas
Capellio: Ante Jerkunica
Lorenzo: Paul Gay

Bayerisches Staatsorchester
Chor der Bayerischen Staatsoper

I Capuleti e i Montecchi から2012年5月26日に引用

” i Capuleti e i Montecchi “の4回目

昨日のエントリで書いたとおり、今日と26日の2回の公演を Anna Netrebko がキャンセルした。替わって登場したのはこの演出の Premiere を歌った  Eri Nakamura さん。前回のシリーズで歌っているので全く危なげなく立派な歌唱と演技を披露していた。

こういうときの通例で幕が上がる前に劇場側の責任者が舞台に立って挨拶(言い訳)を述べた。観客からはブーが出るかなと思って耳を傾けていたがそういう事はなく最後には拍手までも出ていた。切符代金の50%を返却するというストラテギーが受け入れられたのだろうか。

Besetzung

Musikalische Leitung: Yves Abel
Inszenierung: Vincent Boussard
Bühne: Vincent Lemaire
Kostüme: Christian Lacroix
Licht: Guido Levi
Chor: Sören Eckhoff

Romeo: Vesselina Kasarova
Giulietta: Eri Nakamura
Tebaldo: Dimitri Pittas
Capellio: Ante Jerkunica
Lorenzo: Paul Gay

Bayerisches Staatsorchester
Chor der Bayerischen Staatsoper

I Capuleti e i Montecchi から2012年5月23日に引用

Anna Netrebko のキャンセル

Twitter のTL で先ほど知ったのだが、明日(23日)と26日の” i Capuleti e i Montecchi “の公演を Anna Netrebko がキャンセルしたそうだ。
主役級の歌手がキャンセルするのは別に珍しいことではないのだが今回の場合チケット代金の50%を返却するというアナウンスが出たことだ。これはわたしもあまり記憶がない。

Bitte beachten Sie die Umbesetzung für diese Vorstellung! Bereits gekaufte Karten können nicht zurückgegeben werden, die Bayerische Staatsoper erklärt sich jedoch aus Kulanzgründen bereit, 50% des Kartenpreises zurückzuerstatten. Die Originaleintrittskarten können nach Besuch der Vorstellung inklusive Formular innerhalb von fünf Tagen (Eingangsdatum) beim Kartenverkauf eingereicht werden oder direkt nach der Vorstellung inklusive Formular beim Einlasspersonal abgeben werden. PDF-Formular zum Download Rückerstattungsformular (für die Vorstellung am 23.05.) sponsored by Koproduktion mit der San Francisco Opera Termin Mittwoch, 23. Mai 2012 Nationaltheater 19.00 – ca. 21.50 Uhr Dauer: 2 Stunden 50 Minuten, 1 Pause Preise T: 264 / 230 / 190 / 148 / 104 / 60 / 28 / 20 Freier Verkauf Bitte beachten Sie: Pro Kunde können jeweils nur vier Karten verkauft werden! a-u-s-v-e-r-k-a-u-f-t

I Capuleti e i Montecchi から2012年5月22日に引用

今回のチケット代金は Anna Netrebko が歌うということでかなり高く設定されていた。最高額がなんと264 € である。その内訳は以下の通り。

264 € / 230 € / 190 € / 148 € / 104 € / 60 € / 28 € / 20 €

ハッキリ言ってべらぼうな額である。どういう根拠でこういう値段設定になったのかはわたしにも分からないが Anna Netrebko に払うギャラが高いからというのがその最も大きな理由だろう。そしていつもの事ながら切符は完売であった。 しかし今回の目玉であった Anna Netrebko がキャンセルしたとなるとこの値段設定はほとんど意味を持たなくなる。

劇場側が50%の払い戻しをするという背景には、 Anna Netrebko 目当てで切符を買った怒れるチケット購入者に納得して貰うということと同事に、今後も Anna Netrebko とのつながりを保っておきたいという意図があるのではないか。もし、劇場側が今回のキャンセルに関してほおかむりをしたとしたら確実にその怒りは劇場に向けられ、今後、高額切符購入者の足は離れていったことだろう。

” i Capuleti e i Montecchi “の3回目

今シリーズ3回目の公演。ソリスト陣の配役に変更は無し。今夜の公演はストリーミング配信があったそうだが舞台上ではいつも通りに事が進んでいった。わたしの見たところではテノールの Dimitri Pittas の歌唱に気合いが入っていたように感じた。

Besetzung

Musikalische Leitung: Yves Abel
Inszenierung: Vincent Boussard
Bühne: Vincent Lemaire
Kostüme: Christian Lacroix
Licht: Guido Levi
Chor: Sören Eckhoff

Romeo: Vesselina Kasarova
Giulietta: Anna Netrebko
Tebaldo: Dimitri Pittas
Capellio: Ante Jerkunica
Lorenzo: Paul Gay

Bayerisches Staatsorchester
Chor der Bayerischen Staatsoper

I Capuleti e i Montecchi から2012年5月19日に引用

週末の始まり

金曜日・晴れ / 最高気温20℃
7時起床。2週間にわたる犬の “PABLO” の滞在が終わりすこしホッとしている。日中は明るい光が差してはいたがそれほど暖かいとは感じなかった。久しぶりに一人になったという気がして日中は気ままな時間を楽しんだ。

今日は合唱団の休日。朝食のあとブリギッテが犬の “PABLO” を連れて出社。居なくなってみると彼がわれわれの生活の確かな時間と空間を占領していたことを感じる。メールチェックを終わったあとウォーキングへと家を飛び出した。自分のテンポで好きな距離だけ歩けるというのはなんと素敵なことだろうと改めて感じる。8099歩・71分を歩いて帰宅。

帰宅するとちょうどお昼時だったので、先日購入してきたインスタントラーメン(とんこつラーメン)と残り物のご飯で「かに玉チャーハン」を作って食べる。炭水化物の取り過ぎであるのは自覚しているのだがおいしいものは仕方がない。

いつもならここで昼寝ということになるのだが、先日レンタルしておいた日本映画を二本立てで見てしまった。一本目は時代劇、二本目は現代劇。昔少年だった頃の映画館を思い出してしまった。あの頃は二本立て上映が普通だったのだ。 

夕方7時頃にブリギッテが帰宅。彼女も “PABLO” を店主の元に返してホッとしているようだった。おまけに週末でもある。

Twitter のTLでバリトン歌手 Dietrich Fischer-Dieskau が亡くなったことを知った。またひとつの時代が終わった感じがする。

久しぶりに LP を買う

水曜日・雨のち曇り / 最高気温8度
7時半起床。朝から雨模様の寒い1日だった。必然的に着るものも2ヶ月ほど前に逆戻り。しかし明日からはまた持ち直しそうだ。午前中のプローベに出て、夜は” i Capuleti e i Montecchi ” の2回目の公演があった。

午前中のプローベは10時半から始まっていて最初の45分は “Babylon” なのでわたしは休憩後の11時半からの参加。30分だけ “Götterdämmerung” をやって解放された。


image


image

10時に家を出てプローベの前に BECK に立ち寄り、欲しかった CD を買った。支払いを済ませて売り場を立ち去ろうとしていたら珍しく LP が売られているのが目に入った。1枚だけ立てかけてあって、それが180g の重さでプレスされたということが記されていたから買ってみた。中古の LP はときどき見て回って買うことはあるのだが新品のものはもう10年以上も買ったことがない。

帰宅してから昨日作ったカレーの残りを暖めておいしく食べた。すこし食べ過ぎるぐらい食べてそのあとはお決まりの昼寝。タイマーを40分に掛けて気持ちよく眠る。

夕方は5時半過ぎに家を出て劇場へ。この頃には雨も上がっていたので Max-Weber-Platz から歩くことが出来た。気温はあいかわらず低いので風邪をひかないようにしっかりと着ていった。公演の終了は22時過ぎ。今夜はブリギッテが女性だけの誕生祝いに招かれていて犬の “PABLO” を義母の処に預けていったから、わたしが Tram を途中下車して引き取ってきた。

明日は祝日、明後日は合唱の休日と2連休なので今夜はなんとなくゆったり。

” i Capuleti e i Montecchi “の2回目

2回目の公演となるとオケもソリスト陣も合唱団も全てにわたってこなれてきて、ギクシャクした点が解消され運びがスムーズになる。自然と演じている方も楽しくなってくるし、集中力が上がる。良い公演だった。

Besetzung

Musikalische Leitung: Yves Abel
Inszenierung: Vincent Boussard
Bühne: Vincent Lemaire
Kostüme: Christian Lacroix
Licht: Guido Levi
Chor: Sören Eckhoff

Romeo: Vesselina Kasarova
Giulietta: Anna Netrebko
Tebaldo: Dimitri Pittas
Capellio: Ante Jerkunica
Lorenzo: Paul Gay

Bayerisches Staatsorchester
Chor der Bayerischen Staatsoper

I Capuleti e i Montecchi から2012年5月16日に引用

” i Capuleti e i Montecchi “の1回目

今回の目玉はジュリエッタ役を歌う Anna Ntrebko 。わたしはこれまで彼女の生の舞台を観ていてそんなに感心することはなかった。しかし、今夜は脱帽。素晴らしい集中力とどこまでも余裕を感じさせる歌唱と役作りは秀逸だった。フレーズの構成の仕方にわたしの大好きだったミレッラ・フレーニの様式感が垣間見られたことが、これまでの彼女にたいする印象が一変した理由かもしれない。

Besetzung

Musikalische Leitung: Yves Abel
Inszenierung: Vincent Boussard
Bühne: Vincent Lemaire
Kostüme: Christian Lacroix
Licht: Guido Levi
Chor: Sören Eckhoff

Romeo: Vesselina Kasarova
Giulietta: Anna Netrebko
Tebaldo: Dimitri Pittas
Capellio: Ante Jerkunica
Lorenzo: Paul Gay

Bayerisches Staatsorchester
Chor der Bayerischen Staatsoper

I Capuleti e i Montecchi から2012年5月12日に引用